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2023年06月22日

令和5年6月22日木曜

60代のフィリピン人女性、このところ、血圧が落ち着かない。血圧が下がって来たというので、計測すると110台だったので、2種類の降圧剤のうち一つを中止したのが一週間前。数日前には頭が痛く、吐き気がすると休日夜間急患診療所を受診、別の即効性の降圧剤を一日分だけ追加されていた。その翌日に来院。とりあえず、一日分だけ追加された薬を一週間ぐらい処方して、こちらで処方した薬といっしょに内服するように話した。20日に来院、血圧が下がらないという。めまいなどあり。血圧を測定してみると110を下回っていた。今度は下がりすぎだというわけだ。なかなか納得しないのをようやく説得。追加の薬をやめて血圧を毎日測定し、一週間後に教えてもらうことにした。
ガーナ人男性、午前の診療が終わったほんの1分後にやってきた。少し気の毒に思い、診察した。持ってきたのは会社で受けた健診の結果。血糖値が100まで正常の検査法で104、HbA1Cも5.5まで正常の検査法で5.6。ほかに異状なく、食事療法でよいと話して食事療法の説明を行った。それからが大変で・・・受付のスタッフからお金を払ってもらおうと名前を呼んだらいないと連絡があった。帰ってしまったらしい。きっと薬を出さなかったから、医師の説明を聞いただけと思ったのかもしれないが、説明だけでもすることは我々にとっては医師免許を賭けて行っていることなので見過ごすわけにはいかず・・・スタッフが電話で連絡したら、まだ駐車場にいたようで、戻ってきて支払ってくれた。こういうことはよくある。
ケニア人女性41歳、右の胸と左のおなかが痛いという。胸部写真、心電図は何も異常なし。昨年、同様の腹部症状で過敏性腸症候群と診断して、トリメブチンを処方したら、よくなったことがある。過敏性腸症候群なら内服しなければ、再度、悪くなることもある。過敏性腸症候群について説明。そこからなぜなぜの質問が次から次へと発せられ、それに対して真摯に時間をかけて説明して、ようやくわかってくれたのだが・・・結果的に午後5時を過ぎてしまい、午後5時から予定していた新型コロナのワクチン接種をすべて小児科に頼むことになってしまった。
posted by AMDA IMIC at 09:18 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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