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2023年06月05日

令和5年6月5日月曜

ペルー人女性68歳、高血圧でながく通院してくれている。次回は採血させてねと話すと、今度はこういう検査もああいう検査もしてほしいと言い出した。日本の公的保険を使って診療しているので、該当病名や疑い病名に関連する項目の検査はできるが、本人が希望する検査ができるというわけではないということを説明した。会社で健康診断はないの?と訊ねると「ない」との返事。カルテをめくって気がついた。市内在住でかつ国民健康保険に加入している。ということは現在、実施している特定健診が受けられるはずだ。そう話すと受診券などもらったことがないとのこと。可能性は二つ、届いてはいるが、本人が読まずに捨ててしまったか、紛失したか、あるいは住民登録している住所に実際には住んでいないかのどちらかではないだろうか? 本人に確認して後者は否定できた。ということは前者ということになる。見つからないなら市役所に行き、再発行してもらうように伝えた。長く日本に住んでいても、こういう人がまだいることに驚く。
フィリピン人男性34歳、足が痛くて歩けないと一週間前に来院。見ると明らかな痛風だったので、コルヒチンを一日2回一回2錠で処方した。その際に痛みが取れたからと勝手にコルヒチンの内服を減量したり、やめたりしないよう、きつく話しておいた。リバウンドでまた痛みが来るのを防ぐためだ。採血した尿酸値も7.8と高値だった。次回までの処方を書こうと、コルヒチンを半量の1日2錠にすると告げると・・・まだたくさん余っていると言う。そんなばかなと思い、本人に確認したところ、「勝手に」一日2回一回2錠で内服していたとのことだった。指示された内服方法に従って内服するように・・勝手に内服方法を変更しないようにと必ず話しておくのに、どうしてこういうことがおこるのか、不思議としか言いようがない。ここにも繰り返し書いているが、こういうトラブルは彼に限ったことではない。僕のクリニックでは外国人としてはフィリピン人患者がもっとも多いせいか、フィリピン人に目立つ。
メキシコ人男性39歳、ヘリコバクターピロリの二次除菌を施行したのが3か月前。数日前に行った呼気テストの結果は陰性だった。よかった。
フィリピン人女性19歳、軽度の発熱と咳。新型コロナの抗原検査で陽性だった。仲間といっしょにやってきていたので、感染していないか心配になった。友人には発熱したり、呼吸器症状が出たら連絡してくれるようにと話しておいた。
3日土曜の夕方、帝国ホテルの東京三田クラブで叙勲パーティをごく内輪で行った。遠方から来てくれた人も複数いて、ありがたく思った。司会を務めてくれたセンターの前、現事務局長にも感謝。
posted by AMDA IMIC at 08:57 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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