• もっと見る

2023年05月29日

令和5年5月29日月曜

ベトナム人男性58歳、インドシナ難民として来日、一人暮らしで昨年、脳梗塞となり、左の片麻痺がある。かわいそうに思うのだが、だれの言うことも聞かない。脳梗塞を診てくれた病院で処方されたアスピリンさえ内服拒否。言葉がわかるからと僕のところにやってくるが、通訳を介してこれは必要と思うことを提示してもすべて拒否。けっきょく痛み止めだけを欲しがる。もともとの理解力がかなり低いせいもあるのだろうが、診察していて複雑な気持ちだ。痛み止めとしてロキソニンを処方、午後1時から新型コロナの5回目のワクチン接種を終えて帰って行った。
学校検診で甲状腺が腫れているかも?と言われたベルー人女性18歳、エコーで見ても大きさは正常範囲内、採血を行っていたが、甲状腺に関する項目はすべて異常なかった。
コートジボアールの男性43歳、会社の健診で肝機能が悪いと言われて来院、採血を行った。結果はやや高値、脂質代謝に異常あり。まずは食事療法とした。
中国から前日に帰国したという日本人男性、夜中から発熱、自分で行った新型コロナの抗原検査は陰性だったとのことだが・・・インフルエンザと新型コロナの抗原検査を施行。新型コロナはかなり濃い陽性反応が出た。
先週一週間の新型コロナ抗原検査の陽性者は14人、明らかに増加している。昨日、タイの友人とラインで話したが、5年ほど前に前国王陛下ラマ9世が亡くなられたシリラート病院では新規入院の半分近くが新型コロナの感染症だという。同じような話は一か月ほど前に聞いたことがある。重症者はさほどいないらしい。ただ、また新たな強力な変異株が出現するのではという一抹の不安はある。
posted by AMDA IMIC at 09:21 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
トラックバックの受付は終了しました

この記事へのトラックバック