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2023年05月26日

令和5年5月26日金曜

ナイジェリア人男性46歳、糖尿病と過敏性腸症候群で通院中。腸の薬はたくさん余っているからいらないとのこと。聞けば調子がいいので内服していないのだそうだ。再び、下痢、腹痛などあるようになったら内服すると言うので了解した。
フィリピン人男性65歳、6月20日に入院して脳動脈瘤のクリッピングを受けるそうだ。予定が決まってこちらも一安心。ずいぶんとスリムになった。血圧も完璧に落ち着いている。うまくいきますように・・・
フィリピン人女性39歳、発熱と下痢。白血球数は11800、 CRPは1.8。まだ発症して時間があまり経過していないからだろう。便培養を採取、かなり熱も高く、キャンピロバクタ―を考えて、先回りして抗生剤・・フォスミシンを処方した。
フィリピン人女性43歳、頭痛、吐き気、嘔吐、耳鳴り、めまいとメニエール氏病の症状がすべてそろっている。近医で処方を受けていたが、治らないと言うので、内容を見て追加処方した。
フィリピン人女性32歳、頭痛がひどいとのこと。吐き気も強いという。頭痛は血管拍動性で、寝れば治るのだそうだ。すでに近くの公立病院を受診して血液検査も頭部CTスキャンも異状がないとのこと、典型的な片頭痛と診断した。頭痛の直前は吐き気が強いと言うので、スマトリプタンのスプレータイプを処方、頭痛の始まりかけに使うように指示。念のために5個だけ処方し、使用結果を教えてもらうことにした。
ベルー人男性73歳、同居している孫娘が前日、新型コロナと診断されたとのこと、本人は発熱なく、くしゃみと鼻水だけ。抗原検査の結果は陽性。そう伝えると信じられない、こんな症状なのにと言われた。
外国人患者がクリニック全体で30人、なんだか疲れた一日。
夕方になり、日医外国人医療対策委員会のメーリングリストで、インバウンドはすでに回復しているが、電話通訳をはじめとする医療通訳が医療現場であまり使われておらず、医療現場で使うにはハードルが高いらしいという話があった。
posted by AMDA IMIC at 08:20 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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