フィリピン人女性58歳、難聴でなにか空気を遮るような音が聞こえると受診したのが10日ぐらい前。近くの公立病院の耳鼻科を紹介したはず。同病院の耳鼻科からはずっと以前から入れていた補聴器が合わなくなっているので新しいものに変更するように指示したとの報告を受けていた。どうしてやって来たのかを訊ねたところ、同病院の耳鼻科の指示で補聴器の店を訪れて仮の補聴器を使うように言われたが、症状が一部残っているとのことだった。彼女のためにオーダーしたものは明後日出来上がってくるとのことなので、まずはそれを待ちましょうと話した。突然耳が聞こえなくなったときに放置していたことをかなり後悔しているようだが、今、その後悔を話し合っても残念だが意味はないと思う。
フィリピン人女性55歳、胸が重くなったり、苦しくなると言う。今も苦しいと言うので急いで心電図を取ってみたが、不整脈もなく、まったくの正常。よくよく尋ねると、仕事やプライバシィにかなりのストレスを抱えていて、毎日、寝られなくて困っているとのこと。そっちかと思い、とりあえず、アルプラゾラム0.4ミリを朝夕食後に一錠ずつ、ゾルピデム10ミリを就寝前に1錠内服して様子を見ることにした。
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