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2022年12月26日

令和4年12月26日月曜

タイ人女性75歳、いつも彼女がやってくると我がスタッフにちょっとした変化が・・・・
高血圧で通院している彼女、これからマンシェットを巻いて血圧を測定しようとしているのに・・・手持ちの大きなかばんを開け始めた。そして取り出したのは二段重ねのビニールの袋。最初に取り出したビニール袋の中にはゲーンと呼ばれるタイカレーのような白い液体に野菜やら何かが入っているようだ。次に取り出したビニールの袋にはなにやらこちらも白いものが入っている。よくよく見ると日本でいうソーメンの類だった。この二つで僕には料理がなにかわかった。カノムチンだ。なんていえばいいのか、最初のフクロの中の液体に後のフクロの麺をつけて食べるタイの庶民の代表的料理の一つだ。彼女がいろいろとタイ語で説明してくれる。悲しいことに・・・・最初のフクロの液体は鶏肉入りのタイカレーだそうだ。ここで僕は沈没。理由は鶏肉が食べられないからだ。待て待てと私、なぜならまだ診察が終わっていない。順番が逆になっている。血圧はよくコントロールされていた。このカノムチン、昼休みに嬉しそうに箸をすすめるスタッフの胃の中に消えて行った。タイ人女性45歳、北に接するS市から来院。めまいと耳鳴り、吐き気と頭痛はあまりないそうだ。通常は耳鼻科へどうぞとなるのかもしれないが、言葉の関係上、まずはワンクッション、診なくてはならない。前回、ベタヒスチンとメコバラミンを処方。少しよくなったが、まだ症状があると言うので、これにジフェニドールを加えて処方。これでよくならなければ正月明けに耳鼻科専門医を受診してもらうことにした。
 PCR検査が陽性で帰国できなくなったアフリカ東海岸の某国の女性の代理の女性がやってきた。少しは日本語がわかるようだが、完全に理解をしてほしいため、日本語での話はやめた。飛行機会社に連絡が取れて、PCR検査が陽性だったのでキャンセルしたいと話したところ、PCR検査が陽性だということと、搭乗する飛行機の便名を書いた英文書類を提出してくれたらキャンセル料金が無料になるということだった。ことが急を要するため、その場で書類を作成した。次回、いつ検査をするのかということはいつ帰国するのかにかかっている。今回は日曜の夜に成田を出発、バンコクでエチオピア航空に乗り換えて、さらにアジスアベバで乗り換えて母国に向かうことになっていたとのことだった。飛行機の便を考慮すると同一曜日なら乗り換えもうまく行くはず。そこで1月6日の金曜に再度、検査を行って7日に書類を手渡し、8日の日曜の便に乗ることを提案したが・・・これも飛行機の空席があるかないかによるだろう。
posted by AMDAcenter at 08:53 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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