PCR検査を行った後に、明日24日の英文書類を取りに来てほしいこと、そして万が一、結果が陽性ならわかり次第、電話をすると話した。ちょうど2週間前にガーナに帰国するご夫婦の奥様だけが陽性だったという一件があったので、無症状での陽性もあるのですよと説明しておいた。すると、付き添いの男性が、陽性で帰れなくなったら、もう少しいっしょにいられるから俺はそっちのほうがいいよと笑いながら冗談を飛ばし、彼女はというと、またそんなこと言ってと笑って応じていたのだが・・・・
今日24日、朝の7時半に検査会社からラインで緊急報告があった。彼女のPCR検査について再検したが、まちがいなく陽性だという報告であった。このクリニックからはかなり遠い県西部に住んでいるという彼女にすぐに電話、遅くなると、受け取りにこちらに向かってしまうのではないかと心配しながら、電話の呼び出し音を聞いていたが・・・しばらくしてハローという眠そうな彼女の声が聞こえた。結果が陽性であること、再検が済んでいて確定診断であることを告げると、涙声が聞こえてきた。飛行機に搭乗するのは明日25日だということを聞き出し、飛行機会社にすぐに連絡を取ってキャンセルするように話した。すると、帰れないと嗚咽のように泣き続ける声が響いた。かなり大きな声で、COVID-19の感染で搭乗できない場合はキャンセル料金や振り替え便のお金はかからないはずだから早く連絡を取るように、そしてそのためには陽性だという証明書が必要になるかもしれないので、昨日同伴していた男性に取りに来てもらえるように伝えた。少し落ち着いたようなので、ではいつ帰れるかの振り替え便の日程についてなど詳細は、9時を過ぎたらフィリピン人スタッフから連絡を入れて聞くと話して電話を切った。
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