昨日の新型コロナ感染者は19人。日本人も外国人も家庭内クラスターが止まらない。今までの波に比較して高くない波が続いているのは、軽症、無症状が多く、警戒心というか、「罹患してもこの程度か」という気持ちが広く浸透しているからではないだろうか? カンボジア人女性81歳、前日から鼻水と咳が出ると来院。発熱はなし。抗原検査で陽性。結果を伝えると本人も驚いた表情だった。彼女はワクチン接種を4回終えている。そういうこともこの程度の症状に終わっている一因かもしれない。22歳の女性、発熱と咳と咽頭痛で来院。抗原検査で陽性、すると「火曜日に母親が検査を受けて陽性だった」という。だれ?と尋ねると、ベトナム人女性だった。本人の療養のことなどいろいろと話しをしていると、母親の会社から陽性だという証明書を提出するようにと言われているので書いてほしいと言われた。母親は会社では〇〇〇〇という日本名で働いているので、その書類には本名のほかにこの日本名も付け加えてほしいと言われた。通称名である。その〇〇という姓はこの女性の苗字とも一致する。すなわち、彼女の保険証の名前も同じ通称名というわけだ。帰化しているわけではないそうで、なぜ本名を使わないのか理由がわからない・・・一部で名前から差別的意識を持つ人がいるのかもしれないが、そうなら学校教育などで差別をなくすことをさらに徹底すべきことであって、差別に合うかもしれないから本名ではない通称名で保険証が作れる、会社で働けるというのはおかしいことではないだろうか? このようなところから混乱が生じる。実は僕には「米幸」ではなく、「米満」という通称名がある。北海道で小学校に通っていたころには誰からもこの通称名で呼ばれ、通信簿もこの通称名でもらっていた。現物があるので間違いない。ではいま僕がこの通称名で保険証を作りたいと役所に言ったらどうなるだろう? 決して通称名では作ることはできないだろう。こういうことを逆差別と言うのではないだろうか?
原則は差別も逆差別もなくすことであろう。
posted by AMDAcenter at 08:17
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