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2022年11月12日

令和4年11月12日土曜

ペルー人一家が発熱で来院。すでに発熱して3日目となっていて、全員に抗原検査、全員陰性で胸をなでおろした。ただし、昨日の陽性者は日本人ばかり6人、うち2人が小児科。油断がならないが、かなり症状が軽くなっている印象を強く受ける。フィリピン人女性に新型コロナのワクチン接種券が来たが、接種をしたほうがよいかどうかを訊ねられた。なかなか答えにくい質問だ。帰国する可能性があるのなら、3回は済ませておかないと搭乗前の検査と陰性証明書が必要になると話したところ、3回目までは済んでいるということだった。副作用についても訊ねたところ、過去にはひどい発熱等の副作用はなかったと教えてくれた。それならできれば受けておいたほうがいいのではないかと答えた。後でスタッフが教えてくれたが、受付で予約を入れていったそうだ。コロンビア人女性73歳、帰国のためのPCR検査と英文の陰性証明書作成のために来院。1949年7月生まれとパスポートにある。僕のパスポートを取り出し、1949年6月生まれというところを見せてあげて・・・二人で手をつないで大笑い。いつまでも健康でいてほしい、同級生。
 午後5時に仕事を終えてから、某県医師会が12月11日日曜日に開催する予定の外国人患者受け入れのための研修会の打ち合わせをZOOMで行った。内容の提示を受けてからどのようにしたらいいかと考えていたが、これでおよそのめどがついた。10日の夕方の飛行機で現地へ、11日の夜に羽田に帰着予定。内容を見ていて気がついたことは、すべてが観光客対応の内容であること。担当理事のお話では助成を受けている県から観光客を想定した内容にと注文があったそうだ。しかし、外国人と言えば留学生や技能実習生、研修生として長期に日本に在留している人たちのことを考えないのは片手落ちだろう。海外からの観光客はすべて自由診療で、彼らの医療に話を限定すると偏ってしまう。過去の厚労省の委員会でも観光客を対象とした事業費を使うからと、観光客の医療受け入れにことさら限定していたが、事業に誠実といえば聞こえはよいが、医療の現場では観光客だけ受診するなんてありえない。ばかばかしく感じてしまう。
posted by AMDA IMIC at 09:19 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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