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2022年10月21日

令和4年10月21日金曜

アメリカ人女性63歳、このところ、連日のようにやってくる。精神疾患があり、付き添ってくるご主人もほぼお手上げ状態。僕のクリニックではもはや彼女にしてあげられることはない。今の問題は地中海性貧血と下血と腹痛。とくに鉄欠乏性貧血が加わり、Hbが5.4まで落ちている。昨日は輸血を希望してやってきたが、僕のクリニックでは輸血は行っていない。せっかく、近くの公立病院の血液内科で診ていただいていたのに、治療についての医師の提案に激高したらしい。医師からは精神科疾患があり、もう来なくていい、治療できないと言われ、現実的には受診を拒否されたかっこう。とはいえ、僕のところで代わりに診ることなどできない。それからいつもの精神科を受診したようで内服薬が一種類増えていた。消化器科も同様で、かなりの腹痛を訴えるのだが、大学病院での検査で異常がないので、消化器科受診も必要なしとされてしまった。興奮すると大声をはりあげ、泣き叫ぶのでは他の受診患者も不安になるだろう。だからといって開業医の僕のもとに戻されても、僕のクリニックの規模ではできないこともある。昨日は夕方に来院。ご主人が緊急ということで先の公立病院をこれから受診すると話していたが、どうなったか気になる。
 そういえば今日の朝、ポストに入っていた封書の中に精神科疾患を抱えたベトナム人男性が脳梗塞となり、退院となったので今後の治療をお願いしたいという情報提供書があった。彼も人の言うことは聞かず、大声でどなり、理解力もかなり低い。かかりつけ医だからと書いてあったが、僕のクリニックに来るのは痔の坐剤を取りに年に数回やってくるだけ。情報提供書を作成した病院にはベトナム語の通訳もいるし、住まいもその病院のすぐ近く、同じ市内でも僕のところからは南にかなり距離がある。それでも僕に情報提供書を書いてくるというのはどういうことだろう。
posted by AMDAcenter at 08:17 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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