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2022年10月08日

令和4年10月8日土曜

フィリピン人女性35歳、前日より発熱、症状としては重くはないが、抗原検査で新型コロナに感染と判定。困ったのはここから・・・薬のことは僕が説明し、今後のことは看護師が話してフィリピン人スタッフが通訳したのだが・・・年齢的にも重症化因子を持っていないことから発生届を自分でパソコンまたはスマホを使って提出しなければならない。これができそうもなくて頭を抱えてしまった。制度を作る行政側の人間には、あらたに仕組みを作った場合、日本語が理解できない人はどうしたらいいのかをよく考えたうえで、適切に施行してほしい。そうでないと日本語が理解できない人を阻害する制度になってしまう。
 フィリピンと日本のハーフの男性14歳、9月30日に骨折、その午後に手術予定だったらしいが、病院に行ったら発熱していてPCR検査で10月1日に陽性と判定されたとのこと・・・手術は延期となった。病院側にPCR検査での陰性証明書を持ってくるように言われて来院。昨日、PCR検査を行った結果、さきほど午前7時半ごろ検査会社から連絡があり、判定保留だった。再検に入り、結果が出るのは本日の正午ごろになるとのことだった。
不思議なことは・・なぜ、手術が予定されていた病院でPCR検査を行わないのか?ということと、なぜ病院側が抗原検査ではなく、PCR検査での陰性を要求したのかということ。PCR検査で陰性と判定されるには人によっては3週間か4週間かかる人もいる。周囲に対してまだ感染を広める力を持っているからだめというのであれば、抗原検査で陰性ならいいと思うのだが・・・治癒したかどうか、PCR検査を受けて陰性証明をもらってこいという会社はいまだに少なくない。そのたびに患者に治癒したかどうかについてPCR検査で判定するのは意味がないと話す。場合によっては患者から会社の担当者に連絡してもらい、担当者から電話をもらって説明することもある。それに治癒したかどうかを見るためのPCR検査も抗原検査も保険診療外だ。高額になってしまう。逆に保険診療外ということは必要ないということなのだが・・相手が医療機関では説明しようがない。
posted by AMDA IMIC at 09:56 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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