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2022年08月15日

令和4年8月15日月曜

昨日14日の日曜の発熱外来、やってきた方は35人。そして陽性者が30人、7月初めと異なるところはこどもさんの姿が少なくなり、かなり高齢者が目立ってきた。11日木曜祭日と14日日曜も開けたのでスタッフには疲労の色が濃く、17日水曜から24日水曜の夏季休暇はゆっくりしてほしい。
 この数日、発熱患者の診療に際していやなことがあった。11日の木曜祭日、ベルー人の家族が車でやってきたらしい。その中には大人に混じって14歳、8歳、6歳のこどもが混じっていた。車をクリニックの前に路上駐車しており、スタッフが注意したところ、来院前に電話したらスタッフに路上駐車していいと言われたと言い張っているとは聞いた。その直後、通りがかりの日本人の中年男性が路上駐車を注意したところ、中にいたペルー人男性が降りてきて、その日本人男性の前に顔がつかんばかりに立ち、殺すぞみたいことを言ったらしい。僕が詳細を聞いたのはずっと後になってからだが・・・僕が32年かけて日本人も外国人も同じ地域住民として受け入れる医療機関を運営してきたというのに、その気持ちを一瞬で壊してしまった威圧行為だ。この日本人男性だけでなく、クリニックの外で待っていた発熱患者やその家族を「やはり外国人は・・・」という気持ちにさせてしまったろう。こういう輩をなんとしてよいのかわからない。
 次の日にはごくたまにやってくる日本人の男性がトラブルを引き起こした。突然、クリニックの中に彼が入ってきて、いっしょにゴルフをしていた人が2人、新型コロナ陽性となったとかで・・自分は濃厚接触だからPCR検査を受けさせろと看護師に言ったらしい。看護師が濃厚接触ならクリニックの中に入ってきてもらっては困る、外に出てほしい、濃厚接触でなければ自費診療となると話したところ、壁を叩き、大きい声を出しているのが聞こえた。院長に話すからいいと言ったらしい。ちょうど内視鏡検査を行っていたので、僕が対応できず、検査に入るときも検査を終えて出てきた時も僕に話そうと廊下に立っている彼には気がついていた。でも順番を飛び越えて診察室で話を聞くわけにもいかず・・・・検査結果を患者に話し終えたところで、診察室に顔を出して、「帰ります、また来ます」と紅潮したような顔で言い残していなくなってしまった。翌日・・というのも昨日になるが、彼に電話した。詳細を彼の側からも聞きたかったのだが、開口一番、「すみません」と言われたが、何に対してすみませんと話しているのかがわからない。それで順を追って説明を求めた。すると自分ではこんな経験は初めてでなにが濃厚接触になるのかわからないから・・・と話し出したので、「わからなければ大声を出し、壁を叩くのがあなたのやり方か?」と尋ねた。そういう行為によりスタッフばかりか、院内にいたほかの患者に対して威圧的、恫喝ともとれるような行為を行ったことは許されないよ」と話し、「再度、行ったら出入り禁止にするよ」と言ったとたんに「出入り禁止にしてくれていいです」との返事があり、「では出入り禁止にします」と告げて電話を切った。反省している様子が全く見えない。ほとんどのクリニックや医院は院長を除けば女性だけだ。そういう弱者が多いところで威圧的な恫喝をして、自分の思いを突き通したいなどという行為は絶対に許せない。
 最後はこの一週間で3人のベトナム人感染者を出した勤務先の〇城〇井について・・・直接の担当者という女性にはベトナム人が何人も新型コロナに感染し、次々と僕のクリニックにやってきていることを知っているのか?と尋ねた。知らなかったようだ。寮の中でクラスターが発生しているというのに・・・やってきたベトナム人の若い男性は誰一人、連絡先もわからなければ、携帯電話も持っていなかった。持参した保険証からこちらが必死に連絡先を探し当てたのだ。このくそ忙しい中で、スタッフの一人があっちこっちに電話してようやく彼女にたどり着いた。きっと研修生か技能実習生か?と思ったが、どちらにしても受け入れている会社で彼らの生活についても把握しているのかと思ったが、この女性はそんなことは微塵にも思っていないようだった。彼女に「あなたの上の担当者と話したいので連絡をいただきたい。たまたま、僕のクリニックにベトナム語の通訳がいたからいいようなもので、そうでなければ、まったく話がわからないところだったし、彼らが連絡先を知らないということも問題だと思うから」と話した。すると一昨日の午後、上司だという男性から電話があった。いきさつを伝えると「彼らは特定技能ですから、我々は関知しないんです」と責任は全くないと言う。要するに特定技能実習生なので、相手国から送り出す機関、人材派遣会社のような彼らを迎える日本国内の機関があり、この迎え入れる機関が企業に人材として彼らを「あっせん」しているわけだ。言葉や生活やなにかトラブルがあれば、このあっせん機関が対応するという建前なので、企業としてはややこしいことには関係せずに人材として受け入れられるということなのだろう。だから男性は自分たちの責任ではないと話しているのだ。しかし、今回のようなことが発生するということは言葉や生活の面のトラブルに「あっせん機関」が対応していないということだろう。とばっちりを受けるのは医療機関だ。それに不思議にことが・・・この制度にはたしか1号と2号があり、2号はかなりの熟練した人たちだけが対象で、将来的には家族の呼び寄せや定住、永住もできるはず。その代わり、条件が厳しい。だから今回のベトナム人の若い男性たちは1号に違いない。この1号で来日するためには本国でさまざまな研修を行い、日本語能力については試験である程度のレベルが要求されているはずだ。ところが、今回のベトナム人の若い男性は4人やってきて4人が4人、ほぼ一言も日本語ができなかった。こういうところに政府が特定技能度を作った思惑とちがう方向に同制度が運用されているような気がしてならない。おまけに「携帯電話は持たせていない」という企業の担当者の言葉だったが・・・この時代に携帯電話も持ちせずに外部との接触を断ち切るとはどういう理由からなのだろう? 現代に蟹工船か?とさえ思ってしまう。彼らが本当に日本を好きになってくれるかどうか・・・ただの労働力などと思っているのではないかと深く憂慮している。
posted by AMDAcenter at 09:03 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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