バングラデシュの男児2歳、右足に立派な魚の目ができている。スピール膏を貼って一週間置いて、先週の火曜日にふやけた部分をカットしたが・・・大暴れ。なかなか両親が抑えてくれないので、スタッフが抑えるとさらに暴れまくり・・・ふやけた部分と正常細胞のちょうど境界で剝ぐようにカットしなければならないのに、少し正常側に入ってしまい、出血した。こういうことはよくあることだし、夜になればもう出血は止まっているという程度のことなのだが、ふと見た母親の顔が険しすぎて、次の一手に移れない。当日はここまでとし、同じようにスピール膏を貼っておいた。魚の目の処置はこのように行うか、あるいは皮膚科なら液体窒素を塗ってしもやけ状態にして脱落させるかどちらかなのだが、どちらにしても一回や二回の処置で終わりにすることはほぼできない。そして22日の午後、一家がやってきた。溜息をつきそうになりながらスピール膏をはがすと、見事にふやけていて、僕の指でこするとふやけた部分が脱落、魚の目の部分も消失していた。カットする必要はなくてほっとした。ただし、両親にはまたできることがあることを話しておいた。
2月も今日を含めてまだ4日診療日があるというのにPCRまたは簡易抗原検査で陽性と判定した人の数は397人、月末の400人越えは確実となってしまった。外国人は76人、40度に近い発熱をしている人など見ているとやはりワクチン未接種の人が多いという印象がある。
posted by AMDA IMIC at 09:40
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