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2021年12月24日

令和3年12月24日金曜

フィリピン人女性34歳、帰国のためのPCR検査と英文診断書を求めて来院。英文書類に手書きを始めたところ、横から「あのお、ドクター、プリンティングしないとだめと言われたのですけど・・」と口を挟む。数日前にもフィリピン人の帰国のための書類を書いたし、その方が搭乗できなかったとの連絡もないので、「そんなわけはない」と一蹴したが・・・フィリピン航空側から言われたのだという。航空券を買った旅行会社が「念のために・・」と余計なことを言う時がある。たとえば、どこの旅行会社かは知らないが、英文書類の一番下にクリニックの名称、住所、医師の名前など印刷し、さらに医師のサインを手書きしているにもかかわらず、「赤の印鑑を押してもらわないと乗れない」とベトナム人と韓国人の客に説明、そんなはずはないのにせがまれて印鑑を押したことがある。ところが、今回の件、このフィリピン人女性はフィリピン航空のホームページからチケットを買ったが、そこに書いてあったと言う。そんなばかなと思い、在京フィリピン大使館のフィリピンに帰国する人に必要な手続きと書類というページをあけて確認してみたところ、案の定、「英文書類は手書きではいけない」とか「プリンティングしなければいけない」という文字はどこにも書いてなかった。それでもあまりに本人が不安がるので、その場でプリンディングして書類を作成した。ほかの医師からも同じような話を聞いたことがある。米国行きのPCR検査についてはオミクロン株感染の広がりに伴い、「72時間以内」から「前日に行うこと」と変更になった。それなのに航空会社のチェックインカウンターで「24時間以内」でなければだめとしているらしい。「前日」とは文字通り、前日であって、搭乗が夜の8時とするなら前日の午前9時にPCR検査を行えばそれは搭乗の35時間前ということになり、「24時間以内」の検査ではないからだめということだ。ところが米国CDCのホームページには「24時間以内」ではなく「搭乗の前日」と英語で明記してある。仲間の医師はこのようなトラブルがチェックインカウンターで相次いでいるという話を聞き、CDCのホームページをコピーして英文書類とともに持っていてもらったそうだ。やはり同カウンターでPCR検査が24時間以内だからのせないと言われたが、持参したCDCのホームページのコピーを見せたところ、渋々搭乗させてくれたそうだ。旅行会社や航空会社は勝手な解釈をして搭乗できるかどうかの判断をすべき立場にはない。相手国を代表する大使館、領事館の表示通りに行ってほしい。
posted by AMDAcenter at 09:15 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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