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2021年11月22日

令和3年11月22日月曜

20日の土曜日、毎月来てくれるベトナム人スタッフのほかにAMDA国際医療情報センターから研修にやってきたベトナム人女性がひとり、さらにタイ語のスタッフと常駐しているフィリピン人スタッフなど、たくさんの外国語対応がいてくれたせいではないだろうけど・・・一日の外国人患者数が35人だった。これはずいぶん前の一日33人の記録を抜いて一日の外国人患者数としてはトップの数字だ。33人の記録も実は土曜日だった。土曜の診療時間は4時間なので、小児科と僕で一時間平均8人の外国人患者を診察したことになる。ベトナム人の患者も8人、AMDA国際医療情報センターからやってきた彼女に感想を聞いてみたいし、よき研修となったと願いたい。
 土曜のブログでなにか言い足りないと思っていたが、気がついた。どこかの国では横行しているようだが、医療機関でも医師でもないのにPCR検査の陰性証明書を書くなんて論外。こういうケースではある意味、渡航者もグル、PCR検査を行ったかどうかもあやしい。半年以上前に名前を名乗らない人から僕のクリニックに電話があり、海外渡航用の英文証明書の内容を確認したいのでファックスで送ってほしいという依頼があったが、お断りした。上記のように悪用されかねないからだ。論外は置いておいて、気になるのはPCR検査はどこかで2000円で行って、結果を持ってきたらそれを医療機関で3000円で書くという話だ。まず、ほかで検査をおこなった結果を基に陰性証明を書いてはいけないはずなので、法的にアウト。さらにこれに医師や医療機関がからんでいるとしたら医のモラルも問われるだろう。しかし、一度、証明書として文書となると立派に通用してしまう。出入国の際に証明書を発行した医師、医療機関に問い合わせして確認するなどということは、仮に連絡先が記載してあろうと実質的には不可能だ。ある意味、ざるに近く、ここを通り過ぎる陽性者もきっといるに違いない。念のために僕のクリニックで発行しているすべての書類にクリニックのQRコードを付けている。これで僕のクリニックでまちがいなく発行したということだけはわかると思うから。
 入国に際しての条件は感染者が一向に減らない世界各地でも緩和されつつある。それは欧米では感染者数よりも、重症化するのかしないのか、どれぐらいの人が亡くなるのかという「危険因子」で新型コロナを判断しているからだ。WITH コロナという考え方だ。もはやインフルエンザと同じようなものと判断している節がある。これに対して我が国はこれだけ感染者数が減っても、いまだに何人発生したかが大々的に報道されている。昨日現在の重症者数は72人、これでも感染者がゼロになるまで「戒厳令を続けて」戦うのだろうか。こういう姿勢のちがいは出入国管理にも表れている。搭乗72時間以内のPCR検査が陰性という証明書とワクチンパスポートを持っていることを前提としてのことだが、11月8日から米国では入国時の抗原検査が陰性なら、その後の行動に自主隔離などの規制をかけられることはない。タイでも11月から入国時のPCR検査が陰性と判明するまで一泊は隔離ホテルにいて、陰性とわかれば、どこに行って何をしようが勝手ということになる。しかしながらわが国では同じく11月から規制緩和して入国時のPCR検査が陰性と判明しても自主隔離3日であり、なおかつ仕事の監督官庁に事前に入国後のスケジュールを申請し、許可をもらわねばならないし、それに数週間かかるという。そもそもが米国やタイが観光であろうとビジネスであろうと区別なく門戸を開きつつあるのに対し、我が国ではいまだにビジネス客に限定しているために「監督官庁」が出てくるのだろう。さらに入国後、何日目か忘れたが、PCR検査を受けてその結果を監督官庁に報告しなければならない。これでは事実上、「自主隔離が3日に短縮した」と簡略化をアピールしても、以前と何も変わらないという企業の声も理解できる。土曜も書いたが、新型コロナの管理が世界一うまくいっている我が国だからこそ、我が国が率先してWITH コロナの社会ルールを作っていかねばならない責務があるのではないかと強く思う。
posted by AMDAcenter at 08:00 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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