・どうしても鼻咽頭から検体を採取させてくれない人・・・鼻の入り口に採取の棒が触れただけでのけぞってしまう。体が大きい大人だから押さえつけるわけにもいかず、でも入国しようという国では唾液でのPCR検査は認めてくれず・・一人が終わるまで10分ぐらいかかり、そんなに心配しなくてもいいよと笑っている自分の顔が不自然にゆがんでいるのではないかと疑ってしまうケース
・先日、やってきた東南アジアの某国の二人。自著のところにサイン、そしてその下の欄にローマ字のブロック体で名前を書いてもらうのだが・・・二人ともローマ字が全く書けなかった。パスポートの名前の欄にある英語の名前をそのまま書くようにと話したが、顔を見合わすばかりでまったく書く気がないように見えた。サインは自筆で行っているので、やむを得ず、僕がブロックレターで名前を書いた。
・親子で海外へ行く日本人のお母さん・・・お子さんの書類を記載していて、年齢はと確認のつもりで訊ねると、39歳ですと元気な声。直後に気がついたお母さんと大爆笑。
・韓国に戻る女性・・・カルテの生年月日からみると46歳なのに、47歳と書いてある。後ろに控えている看護師に年齢早見表を見てくれと頼み、やはり46歳であることを確認。これは韓国や中国、タイなどで多い「満」ではなく「数え年」での数え方と即座に判断。その説明を行って書類に46歳と書き直した。
・外国人、日本人共通で・・・電話で海外渡航のPCR検査と英文書類作成の予約をするときにどんな検査でどういう書類に書き込むのか、それでだいじょうぶなのかと心配がつきないようで電話対応のスタッフが疲れ果ててしまうこと。中には書き込む書類をファックスで送ってほしいとか、僕のクリニックに備えてある書類ではなく、持参する書類に書いてほしいとか・・・コロナ禍の初めての渡航で不安なのだろうと思い、うんざりしたような声は出さないようにと指示している。
こんな書類が必要とされない日が一日も早く来ることを祈りたい。
【(カテゴリーなし)の最新記事】