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2021年06月12日
令和3年6月12日土曜
11日にやってきた新規の外国人は5人、再診の患者も含めると受診外国人患者は18人。初めてやってきた5人について書いてみる。ナイジェリア人男性44歳、近隣のE市から来院。会社の健診でなにかがひっかかったと健診結果を持ってきた。見ると、血糖値が200近く、ほかに異常はなし。再度、採血して現在の状況をまずは把握することにした。ペル―人男性18歳、市内からやってきた。父親が付いてきた。この2週間ぐらい食欲がないと訴える。外見から非常にやせているという印象を持ったので身長と体重を尋ねたところ、BMIで17を切るぐらい。僕の印象ではもっとやせている気がした。もしかして拒食症か?とも思ったが、それにしては2週間前からというのが気になる。王道としてはまずは消化管に本当に器質的疾患がないかどうかを内視鏡検査で確かめ、異常がなければ拒食症やメンタルな疾患を疑うべきと思い、「まずは内視鏡で検査をして・・」と切り出すと、父親が「学校がオンラインになり、そのころから寝られなくなったようで・・」と話し始めた。父親の話をさえぎって、さきほどの「まずは器質的疾患がないことを内視鏡検査で確認し、もしなにもなければ・・」と説明すると納得してくれた。父親はメンタルな問題が原因と思っていることがわかった。その可能性のほうが強いと思う。翌日、すなわちきょう12日の土曜日はすでに内視鏡検査が2件予定されていたが、父親の仕事の都合やできるだけ早く診断してあげたいことから3件目として予定に入れた。セネガル人女性57歳、北隣のS市から来院。帰国のためのPCR検査と英文書類の作成のために来院。英語で話しかけてもにこりともせず、反応がない。フランスの植民地だったセネガルの公用語はフランス語だった記憶がある。もしかして英語は話せないのかと思い始めたが、その通りだった。日本語も話せず。今日12日に書類を受け取りに来るときは娘さんと来るということだけわかった。娘さんは日本語か英語を話せるのだろうか? そう、願いたい。ネパール人男性35歳、県内遠方のH市からやってきた。足をひきずっていて本人はかかとが痛いと訴える。痛風を疑ってコルヒチンを処方し、採血した。一週間後に来てくれるように話した。カナダ人女性25歳、市内からやってきた。腹痛と吐き気で仕事を2日間休んだので診断書がほしいとのこと。いろいろと尋ねるとどうやら過敏性腸症候群らしいとわかった。故国にいるときからストレスに直面すると腹痛をおこしていたと話してくれた。病気の説明をしたら、現在は痛みもないので様子をみたいとのこと、それでいいと話した。
posted by AMDA IMIC at 08:31
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