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2021年03月19日

令和3年3月19日金曜

フィリピン人男性52歳、打撲の既往もないのに左手首が脹れているという。診察室で診ることにした。明らかに熱感があり、脹れている。痛みも強い。痛風発作であろうと推察、お酒は毎日飲んでいるそうだ。風呂も入っているそうで、こんな状態で温めたら、状態はさらに悪化するはずだ。コルヒチンと念のためにロキソプロフェンを処方、採血を行った。帰国や海外渡航のための受診者が12人、その中に帰国のための若い台湾人男性と若い韓国人女性がいた。二人とも日本の大学を卒業しての帰国、台湾人男性のほうは「きょう、卒業式だった」と教えてくれた。留学を終えて帰国するのは自然なことと思うが、一抹の寂しさも感じる。夜はオンラインで県医師会の会議。外国人医療についての話があった。県は外国人患者受け入れの拠点病院、拠点診療所に手上げしてくれるよう、働きかけしていくとしているが、外国人医療の問題は言語だけではない。言語のサポートをしてもいまいち、医療機関が乗り気ではないのは、外国人患者を受け入れることでなにやらトラブルを抱え込むのではないかという「相手がよくわからない」不安を感じているからだと思う。ただ、言語のサポートをして手上げをしてくださいではなく、同時に医療機関がトラブルに見舞われないように外国人医療について学んでもらう機会を提供することが極めて大切だと思う。外国人医療でトラブルがあるとすれば一方の当事者は医療機関、一方の当事者は外国人患者だ。たとえば彼らは日本の医療制度について知識がないし、保険診療のしばりやきまりについても知識がない。だから受付で、診察室で、トラブルとなりやすい。外国人の方々を対象に日本の医療機関、あるいは日本の医療制度についてお知らせすることも極めて大事だ。両者の問い合わせや「不満」に対応するのがいわゆる「ワンスストップ」の役割と思うが、まちがっているだろうか?
posted by AMDAcenter at 08:59 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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