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2021年02月19日

令和3年2月19日金曜

午後になって外国人女性の皮下埋没型避妊チューブの摘出手術を行った。韓国人女性、聞いて驚いた。摘出のためだけに関空からやってきて、終わったら午後9時の飛行機で帰るのだそうだ。関空の近くにも外国人患者を受け入れているはずの大きな病院があるし、大阪なら摘出してくれる医療機関があるはずだと話したら・・・・その大きな医療機関にもほかにもずいぶんと連絡したが、全て断られたとのことだった。日経メディカルにこの皮下埋没型の避妊チューブについて、そして摘出について小手術なので受け入れてほしいと書いてから10年近く経つだろうか、何も変わっていないことに驚いてしまう。前腕に一本だけ挿入されていたので、局所麻酔下に5ミリ程度の切開を加えて摘出し、スリーエムのテープで固定した。縫合すると一針か二針の縫合で済むが、抜糸のためにどこかの医療機関に行き、再び自費診療で支払わねばならない。こういう手間とお金のためにテープでとめたのだが、後で少し気になった。次回からは医療用のアロンアルファを使おうかと思う。
 外国人に対する新型コロナのワクチン接種について、市と話し合った。市の前向きな気持ちはよくわかったが、大きなポイントは「差別と逆差別」すなわち外国人に対する差別はもちろんいけないが、「勢い余っての」日本人に対する逆差別と捉えられるようなこともいけないということだ。外国人も日本人も同じ日本という船に乗っている「平等」な権利と義務を有する住民であるということを認識することが大切だろう。
posted by AMDA IMIC at 09:25 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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