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2021年01月29日

令和3年1月29日金曜

パキスタン人男性、1月12日に帰国のためにPCR検査を行ったところ、思いがけなく陽性。いわゆる無症状での陽性。翌日、英文書類を受け取りに早朝にやってきたため、そこで陽性であることを告げ、飛行機には乗れないと話すとしばらく呆然としていた。25日にどうしても帰国したいので再度、PCR検査を受けたいと電話があった。まだ2週間程度しか経過していないので、他人に対する感染力はすでにないとは思うが、検査結果が陽性に出る可能性は極めて高いこと、感染力がなくてもPCR検査が陽性であれば搭乗はできないことを説明した。そしてもう一週間待って検査を受けたほうがよいと勧めたのだが、どうしても帰国したいので検査を受けたいの一点張り。自費になるので勧められないが、本人のたっての希望で受けた。結果は再び陽性。それを電話で告げると声ががっくりとしていた。また来週、受けに来るそうだ。このような海外渡航するという人で書類作成のためにPCR検査を行ったら陽性だったという人がこの数カ月で6人ほど。少ない人数ではない。すべて外国人で日本人はゼロ、やはり狭いアパートで暮らしているとか、そういうことが影響しているのだろうか?ゆえに海外渡航のためのPCR検査検体採取のときにもマスクにフェイスシールド、ゴム手に防御ガウンという重装備で行っている。昨日は午前10時ごろ、クリニックの前に発熱者や中には入りたくないという人など、割とたくさんの人が立っている中、少し離れて毛布をかぶっているフィリピン人女性がいた。発熱は軽度だが、体がだるいとのこと、すでに3日目と言うのでPCR検査ではなく、簡易抗原検査を行ったところ、数分で陽性反応が出た。午後になり彼女から電話があった。こどもが3人いて、1人は月曜から発熱、残る2人は咳、鼻水が昨日から出現とのこと、家庭内クラスターの可能性が高い。検査を受けたほうがよいと話したが、住まいは隣のZ市。車はなく、タクシーには乗れず、電車にも乗れず。フィリピン人のご主人と本人とが自転車に乗り、各々二人のこどもを乗せてくるという。雪も降りだす中、やきもき心配していたら、4時ごろになって一家が現れた。いずれもPCR検査を施行した。
posted by AMDA IMIC at 08:57 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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