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2021年01月12日

令和3年1月12日火曜

コロナに振り回されたこの連休。なんとかしなければ・・・今までは前日の夕方までに検査会社に提出すると翌朝には結果が届いていたのだが、この一週間ぐらいで状況が一変。倍倍ゲーム的に結果判明までの時間が伸びている。もちろん原因は感染の拡大といわゆる濃厚接触者の急増による検体の増加である。たぶん、どこの検査会社でも同じ状況だろう。困るのは医療機関と検査を受けた人たちで、結果を待つ人たちは一様に不安を抱え、陰性と診断が下るまで、陽性者のように「自宅待機」に近い生活をしているものと推察する。ましてや、現況のごとく2日後に検査結果が陽性と判明した場合、この間の周囲への感染はどうであったか?と心配になる。年末から当院で陽性と判明した人たちはたぶん50人を超えているだろう。この間の外国人の感染者も27人を数え、フィリピン人やベトナム人のクラスターを発見、ほかにスリランカ人等、数人を見つけた。この連休、いつ検査会社から連絡が来てもよいように検査を受けた人達の連絡先が記入されているカルテのコピーをいつもかばんに入れ、夜の8時半に検査会社から結果連絡が携帯のSNSに届いたときには陰性者も含めて、17人に順次、電話で報告、陽性者には自宅で待機するように話した。フィリピン人の結果についてはフィリピン人スタッフに結果を連絡、彼女から本人に結果を伝えてもらっている。さらに翌朝、クリニックにやってきて感染法に定められた発生届を保健所にすみやか提出している。こういう作業をしていると土曜も日曜も休診日の水曜日もすべてコロナ関連、もっと具体的にいうとPCRの結果がいつ判明するかに翻弄、束縛され、自分の時間が全く持てない。これはもう医師がひとり、または数人の医療機関の規模ではハンドリングできない状況だ。看護師だけでなく、事務スタッフも疲れ切って、昼休みが取れない状況だ。
今後のことを考えると、抗原検査、とくに感度がPCRとそうは変わらないという定量抗原検査キット導入を至急考えねばならないだろう。定性簡易キットと異なり、定量の抗原検査キットを読み取るためには専用の読み取り機が必要となる。価格も気になるところだが、発症してから6時間程度で診断がつくなら導入の意義は大きいだろう。困るのはPCR検査という単語があまりにも有名になってしまい、会社、事業所でPCR検査を受けて陰性という証明書をもらってこないと働かせないというところが多いことだ。この数日、PCRではなく、発症時間、接触してからの時間を考慮して抗原検査を行おうと患者に話したところ、PCR検査ではないのか?とあきらかに不審そうな顔をした人、不満げな言葉を投げつけてきた人が跡を絶たない。医師が医学的見地に基づいて判断しているのだから、信頼してほしい。
こんな状況だから有症状であるいは濃厚接触者でPCR検査を受けた人達については全員、自宅療養していてほしいと伝えている。症状が悪化したら連絡、また救急車へ連絡することと話している。
posted by AMDAcenter at 09:17 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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