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2020年12月31日

令和2年12月31日木曜

30日の診療、午前9時から午後1時の結果は・・・患者総数12名、うち新型コロナ検査施行は10名、PCR検査が9名で簡易抗原検査が1名、PCR検査9名のうち、海外渡航が6名、有症状者が3名で全員が県の発熱外来からの受け入れ依頼者。簡易抗原検査の1名も有症状者で結果は陰性、インフルも陰性、右の耳下腺から頸部の腫れを考えると、いわゆるおたふくかぜではないかと思った。外国人は4人、海外渡航の6人のうちの3人。バングラデシュに帰国する青年と夫婦でパラグァイに帰国する2人。パラグァイに帰国する2人はほとんど日本語が話せず。ブローカーっぽい日系人の若くはない男性がついてきたが・・・明日帰るので検査してほしいと電話がかかってきたのが、11時半すぎ。どこにいるのかと尋ねると隣のF市だという。海外渡航の方には10時までに来てくれるよう、予約の段階で話してあるのだが、「飛び込み」なので話せていない。検査会社がPCR検査の検体を受け取りに来るのが12時半の約束。フライトは明日の午後だということで、12時半までに検体を提出しないと明日の朝までに文書の作成もできない・・・ということは搭乗できないことになる。やきもきしているうちにそれらしい3人がやってきた。見るとあかちゃん連れ。あかちゃんにはPCR検査と書類はいらないのか?と尋ねてくる。こういうことは国ごとに異なるので、大使館に事前に連絡して確認してくれないとこちらではわからないと話す。するとあかちゃんには何もいらない、だいじょうぶ、そうじゃない?とブローカー的男性が言う。だからそれはこちらではわからないってと話す。PCR検査が不要でFIT TO FLYの書類は必要なのか、それとも両方不要なのかがわからない。言われるがままに両親の検査だけ行った。ここでまた問題、父親のほうがパスポートを持ってきていない。内容だけ記載しておくので、明日見せてくれたら転記するからと話した。さらに問題が・・・費用を持ってきていないとのこと。やむをえず、ATMに行ってもらい、帰ってくるまで待つことにした。県の発熱センターからの紹介患者の一人がフィリピン人、発熱センターには代理の人間が電話したらしく、同センターからは「日本語はだめ、英語も片言、タガログ語しか話せない人を受け入れてくれるか?」と言われた。もちろんOK。それらしい人物からその直後にクリニックに電話があり、フィリピン人スタッフがタガログ語で対応、車でやってきた。クリニックの前に停めてもらい、発熱している女性の鼻咽頭から検体採取。車内にはご主人らしいフィリピン人にお子さんが二人。あれでは母親が陽性なら全員感染しているだろう。生理の直前の下腹痛がひどくなってきたというフィリピン人女性を市内の女性婦人科医師に紹介した返事が返って来た。やはり疑い通り、大きな卵巣嚢腫と子宮内膜症とのこと、年明けに近くの公立病院を受診するように紹介状を書いたとの記載があった。強く子宮内膜症を疑ったのだが、性行為のときに痛みがひどいか?という質問をすべきところ、できなかった。その理由はフィリピン人女性のほとんどはカソリックのクリスチャンであり、そういう質問を医師である僕とふたりきりではなく、同じフィリピン人女性であるスタッフと看護師の前で受け、回答を迫られることは彼女にとってきっと恥辱にちがいないと僕が先回りして考えたからだ。人払いをして質問したかったのだが、英語がいまいちでフィリピン人スタッフの力を借りなければ意思疎通がむずかしかったから。医師としては失格かもしれない。
posted by AMDAcenter at 10:56 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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