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2020年12月26日

令和2年12月26日土曜

午後になり、鼻水があり、咳があるという女性がドアの前に来ているとスタッフから連絡があった。名前は日本名だとのことだが、外国人らしいとのこと、国籍を尋ねてもらうとベトナム人だった。問診票はスタッフが聴き取ってなんとか作成した。44歳という年齢と姓名が日本名であることを考えると、インドシナ難民として日本にやってきた子孫か、インドシナ難民の子弟と結婚して日本にやってきた人ということになるのだが、日本に帰化したということをあまりにも日本語がわからなすぎる。発熱はないが、喉の痛みと鼻水があるという。発熱がなくても新型コロナは否定できないため、クリニックの外でPCR検査を鼻咽頭から検体採取して施行した。帰化して同じ苗字を名乗っているベトナム育ちの中国系カンボジア人の一族が僕の長年の患者にいるので、彼らの一族か?と思って訊ねてみたが、まったく知らないとのことだった。結果は翌日であるきょう26日土曜の早朝に判明する。たまたま今日はベトナム人スタッフのやってくる日なので、彼女に助けてもらって診療しようと思う。昨晩は夜7時から市役所の担当課と新型コロナの予防接種の具体的進め方について第一回目の協議を行った。市役所の説明は18日の厚労省からの説明に関する「説明」であるが、わかったことがいくつかあった。まず第一にこの予防接種は二階建て構造というか、医療職に対する予防接種とそれ以外の人に対する予防接種の二つに大きく分けられるということ。医療職に対する予防接種は早ければ2月中旬か後半に開始され、そのワクチンは現状で認可申請が出ているファイザー製となること。21日間隔で2回筋肉注射を行うとのことだった。ファイザー製ワクチンは−70度で保管され、常温に戻してからさらに生食で希釈する?というひと手間があるため、クリニックでは自分のところで行うのはむずかしく、近くの大きな病院に行って接種を受けるという形になる可能性が高い。医療職以外の人に対する接種は3月に入ってから開始となり、接種受診券が原則、住民基本台帳に記載した住所に送られてくるそうだ。ワクチンはファイザー製が6000万人分、アストラゼネカ製が6000万人分、武田―モデルナ製が2000万人分確保してあるそうで、日本に住んでいる全員が同じ会社のワクチンを接種することができず、したがってどこの市町村でどこのワクチンを使うかは厚労省が決定するとのことだった。ファイザー製以外は現在、厚労省に認可申請が出ていない状態なので、先にも述べた如く、医療従事者向けの接種はファイザー製にならざるをえないということだ。一般の方への接種の方法には医療機関で行う個別接種と行政の施設などに人々に来てもらって行う集団接種の二つがあるが、接種開始となったら一刻も早くたくさんの人々に接種を行わなければならないという観点から個別接種と集団接種を同時に行わなければならないだろう。大和市医師会としても1月初頭の理事会で集団接種について説明、まだその先が何も見えない中でも集団接種を何曜日のどの時間に行うか、そして3月第一週ぐらいを想定して担当する医師と看護師を決める作業を開始しなければならないだろう。こういう準備をしておかないともう間に合わなくなる可能性が高い。
posted by AMDAcenter at 09:02 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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