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2020年12月11日
令和2年12月11日金曜
数日後にドバイ、コロンボ行きなどの臨時便が飛ぶらしく、朝からあわただしい電話が続いて鳴りやまない状態。帰国のためにPCR検査と英文書類を求めてやってきた外国人が10人、ドバイ経由で帰国するナイジェリア人とガーナ人が二人ずつ、残りはコロンボ行のスリランカ航空に乗るスリランカ人6人。このスリランカ人には皆、共通点があった。スリランカには多数派の仏教徒であるシンハリ人と少数派のヒンズー教徒が多いタミール人が住んでいるが、彼らはタミール人でイスラム教徒。たぶん先祖の代にヒンズー教の階級制度であるカースト制度を嫌ってイスラム教に改宗した人たちの子孫だと思う。こんな理由のためか、スリランカのイスラム教徒は必ずと言ってよいほどタミール人だ。午前の診療も終わった12時を大幅に過ぎたころに電話がかかってきたスリランカ人男性39歳、お金を忘れて来たのでPCR検査だけ早くしてほしいという。午後の診察時間でもいいはずでこれは断った。するとそれから30分ぐらいしてから受付から彼らしい人物がやってきたと連絡があった。看護師が様子を見に行ってすぐに戻って来た。パトカーに乗って来たらしいというのだ。おまけにパトカーが待っているという。お金の件はだいじょうぶそうなので、検査を施行。本人が言うにはクリニックに急いで来ようとしてスピード違反をして捕まったとのことだった。その後、受付でわかったことは免許証もなく、「入管に行かなくてはならない」と話していたとのこと。たぶん、在留資格に問題があったのだろう。こういう場合は飛行機のチケットを買って、さらに今ならPCR検査を受けて英文の書類を書いてもらったから飛行機に乗れるのではなく、最初にすべきことは入管に出頭し、帰国の意志を示すことだろう。そういえば昨日やってきたスリランカ人6人はいっしょにやってきたのではなく、五月雨式にやってきた。共通点はあまり英語が得意ではないこと。英語で説明したら、わからないから日本語で話してくれと言われた。
posted by AMDA IMIC at 10:51
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