令和6年1月29日 標記の会議が高梁市役所3階大会議室で開催されました。
高梁市の認知症カフェは、事業所や団体が市との委託契約のもとで運営されており、本年1月に薬局経営の事業者様が新規に開設され令和6年2月現在10か所のカフェが活動しています。この連絡会は年2回開催されており、第1回は7月から10月にかけて、第2回は1月から3月にかけて開かれています。
まずは各カフェの実践報告があり、近況を報告して情報を共有し、他のカフェへの質問も可能です。私にとって他のカフェの活動内容を定期的に、しかも顔を合わせて聞くことができることは本当にありがたく、アイデアやノウハウを使わせていただいていますし、他のカフェの困りごとを聞く時には、うちだけじゃないんだなと共感することもしばしば。その解決方法や顛末まで聞く時は興味津々です。このような会を定期的に設けて下さる高梁市地域包括支援センター様には本当に感謝です。
またその後研修会があり毎回様々なテーマで体験学習や座学での学びの機会があります。今回の研修会は「権利擁護と成年後見制度について」と題し、高梁市権利擁護センター 櫻彰朗氏の講演を拝聴しました。認知症をはじめとした高齢者に対する権利侵害の背景は、
@ 身体的(本人の症状によるもの)
A 立場的(世話をする、されるの上下関係)
B 環境的(生活の場が密室)
C 社会的(認知症や障害への理解不足)
D 情報的(情報を集めて選び判断することの難しさ)
E 相性的(人には相性が存在することによるもの)
等があり、認知症になっても人として守られるべき権利を保護するための二つの制度@成年後見制度とA日常生活自立支援事業があることを学びました。
認知症の人が高齢者の5人に1人になるといわれる2025年が目の前となった今、認知症カフェの果たせる役割はますます重要になります。今後とも、当連絡会を活用して認知所カフェ事業に参画し継続していきたいと考えています。
報告 高梁市 樋口三城