今期、当社では薪によるボイラー熱供給を進めています。
薪ボイラーの選定では、ガシファイアー(
アーク日本株式会社)など様々な優れた薪ボイラーを検討していましたが、今回はもっと規模が小さい40kW程度でもいけるであろうと判断し、逆に二次燃焼に加えて燃料ストックの持続性などを兼ねそろえた海外製を選定してきています。
その際に大いに協力いただいた、岐阜県大垣市上石津町に事務所がある、
株式会社森の仲間たちの森 大顕 代表を訪問しました。事務所の後、ボイラのある大型倉庫へ。
沢山のボイラーや貯湯タンク、貯熱タンク(熱交換機が内蔵されていて、熱だけを給湯側に送るタンク)などがありました。
今回推薦いただいたのは、スイスのHEITZMANN社製の薪ボイラーです。
(左に森代表、右に当社谷口)
この薪ボイラーの特に気に入っているところは、小型で二次燃焼のコスパが良いところはもちろんのこと、
・1m薪を大量に入れられること
・火力の自動制御がしっかりとできること
・それにより燃料を1回入れて長時間(5時間など)の持続燃焼が可能であること
・それらのIoTを遠隔でモニタリングできること
というところになります。前扉を開けると、内部はこんな感じです。
この中央の広い空間に、薪をしっかり入れれば、じわじわ下から燃えてくれます。
そして、遠隔監視はPCや携帯で見ることができます。カタログイメージはこちら。
森代表、すでにボイラーを600台程度販売してきただけあって、優しく丁寧、かつとても技術的に詳しく、内容の濃いご説明をいただきました。大変感謝です。
これからも末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。
追記ですが、実は森代表とは、同じ本を執筆させていただいたことがあります。
おまけで紹介しておきます。
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761513504/『エネルギーの世界を変える。22人の仕事 事業・政策・研究の先駆者たち』
京都大学経済学部 諸富徹先生が顧問となって下さっている、若手再エネ実践者研究会の
一員として、2015年に書かせていただいたものです。
今見てみても、再エネの最前線で動かれている方が沢山だなと改めて思いました。