11月2日から4日にかけて行われる文化祭の準備のため、今日は一日学校にいた。
文化祭は初めての経験である。所詮お祭りでしょ、なんて踏んでいたらかなり甘かった。クラス全員が何かしらの係に任命され、係によっては忙しすぎて課題が遅れてしまうほどだ。
しかし、有名デザイナーを数多く輩出してきた学院だけに、国内外の企業が文化祭を訪れるなど、文化祭の意義は大きい。先日の先生の説明だと、文化服装学院の就職のオファーは2社に一人らしい。もちろん平均だから、人によってはゼロということもあるだろうけれど、就職難のこの時代にあってすばらしいことだと思う。
格好が派手な人が多いため、変わった人が多いと見られがちだが、学生達の中身は意外に素朴だ。針と糸を持ち、地味に課題をこなしながら夢を追いかけている
「最近の日本の若者は…」
なんて日本人の年配の方からよく聞いたりするけれど、少なくとも私の周りにいる若者達は捨てたもんじゃない。夢を追いかける人に、格好悪いひとはいない。私も負けてはいられない、と気が引き締まる。