ワンコイン・スクールプロジェクトにご賛同・ご協力頂いている、
武蔵村山市立第十小学校 榊校長先生から、お手紙を頂きました。
平成24年度は、
二宮金次郎に学び、実践するために「ワンコイン金次郎プロジェクト」として活動しています。
本年度の本校「ワンコイン金次郎プロジェクト」が終了しました。
「積小為大」という二宮金次郎さんの実践と言うことでしたが、ラオス親善大使がよく頑張っていました。募金額は約6万5千円になりました。
目標を達成してワンコイン認定証を貰ったのは、136名、カードが1枚でも達成して『敢闘賞』を貰ったのは143名でした。
児童朝会の校長講話でも話しましたが、今回は横田基地のアメリカの方々も協力してくださいました。
ワンコインスクールプロジェクトですが、新年度は委員会活動という5・6年生の活動に組み入れることにしました。新たに『ボランティア委員会』を設置し、年間の活動の中に組み入れていきます。この方が継続的な活動になっていくと思います。「第24回児童朝会 ワンコイン金次郎プロジェクトその2 平成25年2月25日」
少し前になりますが、今月の9日の土曜日、家族漢字検定がありました。3・4年生は普通の授業の日に漢字検定を受けました。みんな、一生懸命で立派だなと感心しました。一番大切なのは受けるまでに努力することです。試験が終わった1年生に校長先生が「どうでしたか。」と質問しました。「僕、一生懸命練習したから自信があるんです。」と答えました。凄いですね。普段のすべての授業で努力している人たちに拍手。まだまだ、自分は拍手を受けられる程、努力は足りないと思う人は今から努力してください。
さて、今朝のお話です。皆さんはラオス親善大使の人たちを中心に12月から「ワンコイン金次郎プロジェクト」に取り組みました。ラオスという国は大変貧しい生活をしています。しかし、家族みんなで力を合わせ、心は豊かに暮らしています。学校がなくて学校に通えない子や小さな兄弟の世話や家族の食事作りなど家の仕事を任されて学校に通えない子もいます。
そこで、第十小学校では自分たちの頑張りで、ラオスに学校を建てる「ワンコイン金次郎プロジェクト」を行っているのですね。取り組みながら、学校は何のために必要なのか、お金の大切さ、人や自分の大切さなどを学んでいます。
6年2組の蔦田愛実さんのワンコインカードを見てみると、百円が1枚、五十円が3枚、十円が6枚、貼ってありました。蔦田さんにどんな意味か聞いてみると、100円も五十円も留守番をしていて、100円は一日中小さな子のお世話をしていたのだそうです。10円は洗濯などのお母さんのお手伝い、紙をまとめるなどのお父さんのお手伝いだそうです。立派ですね。
6年3組の有田美佳さんは自分の体を鍛えるために腹筋運動をして10回で十円として貼っていったそうです。すると、それを聞いたお母さんのアメリカ人のお友だち12人が「ワンコイン金次郎プロジェクト」はとても良いことだと、美佳さんの頑張った分、ワンコインカードに百円玉を貼ってくださったそうです。アメリカでは良い募金に協力することが流行っているそうです。
そういえば、東日本大震災のときに「トモダチ作戦」と言って、アメリカの兵隊さんが被災地に食べ物を運んだり、困っている人たちを助けてくれました。美佳さんのこのアメリカの人たちも「トモダチ作戦」なんですね。
第十小学校の皆さんも自分で勉強になることもたくさんありますが、ラオスの人たちに喜んでもらう「トモダチ作戦」です。
もう少しで3月。1年生は2年生に、2年生は3年生に、3年生は4年生に、4年生は5年生に、5年生は6年生に、そして6年生は中学1年生になります。ただ成るだけでなく、みんなが協力して立派に2年生らしく、3年生らしく、4年生らしく、5年生らしく、6年生らしく、中学生らしくなるんですよ。そのために今、皆さんのクラスでも「トモダチ作戦」をしたらどうですか。
お話を終わります。」