2005年度建設校〜ソップワック小学校[2010年01月30日(Sat)]
2005年度建設校 タイ ソップワック小学校を訪問しました。
現在の生徒数: 90人(男49人、女41人) うち寮生 80人
メージョムサム村(最多)、クメナーイ、ソップチョークから来ている子どもが多いが、他にもポンカヌン、クンメーニン、メーサガ、メージョンルアン村と多くの村から来るようになっており、今後生徒は大幅に増える予定。また、他の学校からも、ソップワックの評判を聞いて移ってきたいと希望する子どももいる。各村のNonFormal Educationの学校に幼稚園1年生は通い、幼2(2009年度より発足)からソップワックが受け入れることになっている。)
現在の先生の数: 7人
・王室プロジェクトから『優秀だが貧しい子供たちのための奨学金』プロジェクト(物資は足りなくても、先生方の努力で良い学校運営をしている学校に贈られる奨学金)で、7年連続表彰されている。(北タイでは4つの学校が表彰。)
@授業の内容、子供たちの意欲、A寮、B農業、養魚池、養豚、養鶏 C給食(子どもたち自らが菜園活動をし、自分たちで調理する運営ができているか) D衛生状態、E施設の状態 の6項目で判断される。
このプロジェクトで、年間45000バーツが支給される。これからもずっと要件が満たされていれば支給されることになっている。これは、空軍と一緒に行われているPJなので、兵士が聞き取りに来る。
・空軍から毛布を毎年1人1枚、支給されている。
空軍の高級官僚が学校を訪問した際、子供がいきいきとしている様子や、良い学校運営の様子を見て支援することになった。
・ 同校はドイインタノン国立公園に近く街道筋にあることから、観光途中の訪問者も増えている。(それがきっかけに寄付や支援につながっている)訪問者向けのトイレを作る予定もあり、使いやすいトイレを作ることで観光客をより一層ひきこめる。
・緑色のジャンパー; 先生が大学の後輩に共同募金を呼びかけ、寄付された。
このような先生の頑張りに、子どもたちも協力している。スクールカラーは黄色と黒だったが、農業・植林の色である緑(大切な色)に変えていく。
校庭にはブーゲンビリアが咲きみだれ、あずまやになっていました
・サッカー、バレーなどのスポーツにも力を入れている。
サッカー 郡大会優勝、バレー 地区大会優勝
(養豚のお金でユニフォームをそろえた)
・学校菜園は大変整備されており、「足るを知る-自立のための農業」という王様の言葉が掲示されていた。訪問時、ささげ・きゅうり・菜の花などが栽培されていたが、それでも食料は足りていない。
学校菜園を中心になって世話している子どもたち
『写真撮るよ〜』の声に、立派に育てたささげを手に、ちょっぴり得意げ
・豚の数は倍になった。子豚の番は、市場では4000THBが相場だが、村人へは700THBで提供している。
ソップワックの先生。とても熱心な先生で、緑色のジャンパーの支援呼びかけも、この先生が中心となり行われた。
養魚池は改築する予定。(現在はボタンウキクサがたくさん浮いていた)
・水源は、12−3km離れたドイインタノン山のふもとからひいており、年間通して冷たい水を入手できる。村人との共同事業(政府の助成金)で協力してパイプをひいた。
・周辺村の状況は依然厳しく、家には毛布・食べ物もない。家にある調味料は塩、唐辛子に野菜とご飯ぐらいしかない。子供たちは学校にいる方がいい生活ができるし、学校が大好き。
・村の主な収入はキャベツ、白菜栽培ぐらいで、年収5000〜10000バーツ。貧しい生活はオムコイ地区と変わらない。
・ 進学率・留年率: タイでは1−4の成績がつけられ、0の場合は落第になる。
先生が補習、追試を行い、ドロップアウトしないように努めている。
貧しいからという理由でドロップアウトする子はいない。
(2年に1人ぐらい、病気、伝染病にかかるなど、やむをえない事情で学校に来られなくなるケースがある。)
・中学校への進学率は100% 男の子-出家して勉強する。お寺で勉強することは学歴に書き換えられる。 女の子-メーチェム郡の王室の財団の運営している全寮制の学校に通うことが多い。(他にも、少数であるが有料のキリスト教系団体が運営する学校に入る子どももいる。)
・ 男の子の将来の夢 - バイク・車の修理工になりたい。兵隊、警察、農業の仕事をしたいというのもある。
<まとめ>
良い学校運営から、王室プロジェクトの表彰や空軍から毛布支援を受けるなど注目されている。その評判を聞き、更に生徒が集まるなど、学校の努力が評価されている。
児童数が増えることから、現在の寮の前に2部屋の寮を追加する予定になっている。
AEFAプロジェクトで学校が整備され、学校菜園の活動(自立のための農業プロジェクト)も軌道にのっている。
AEFAプロジェクトの理想的な形に育ってきている学校である。
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aefa
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タイ山岳地帯の小さな小学校〜サムソップの子どもたち[2010年01月30日(Sat)]
サムソップ小学校全景
校門
AEFAスタッフがカメラや資料を入れた大きなバッグを持っていたところ、「荷物をもちましょうか?」と声をかけてくれた女の子。だいじょぶだよ〜、と言うと、笑顔で友だちと走って行った。
はみがき中の幼稚園生。
カレン族の伝統的な家。
民族文化を伝えるために学校内に建てられており、中には、民族の織機等がある。
葉っぱの屋根の葺き方は、とても細かい作業が施してあった。
学校に行くまでに通り抜けた村々でも、家族総出で家を作っている景色を見かけた。
教室の扉。
タイの先生方は、このように美しい切り紙の飾りやイラストで
学校を飾ることがとても得意!
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aefa
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2005年度建設校〜タイ サムソップ小学校訪問[2010年01月30日(Sat)]
2005年度建設校 サムソップ小学校を訪問しました。
サムソップへ行くには、舗装道路をはずれ、山道をぐんぐん上っていく
この斜面に、子どもたちが整備した自然遊歩道がある
終礼の様子
現在の生徒数:幼稚園 20名 / 小学生 50名 (小6 10名)うち寮生17名
中学校は、生徒数が2008年に20人に満たなくなったため閉鎖(国の基準)。
そのため、中学生は村の教育センターで勉強し、中卒の資格をとるようにしている。
現在、小6は10人しかいないが、その年の子どもの出生数にもよるので、今後児童数が増える可能性もある。親たちも、遠くの村へは子どもを行かせたくないので、サムソップ小は継続して欲しい。
先生の数: 政府派遣による教員 5名
カレン語を話せるボランティア先生 2名
(カレン族のアイデンティティを確立し、民族に誇りを持てるように)
先生方とのインタビュー:
「学習環境が整い、子供たちの勉強に対しての心構え・姿勢が向上した。
目に見えて設備がよくなり教員もふえたことで、保護者の教育に対する考えや意識が高くなり、子供をきちんと通わせるようになった。これまでは、学校に対する保護者の関心も低く、欠席が多かったが、今では畑仕事があっても、親の方で学校へ行きなさいという。」
教員室には、表彰状が多く並んでいた。
セパタクロー、バレーボール、ソムタム作り、花輪作り(小学生)、粘土作り(幼稚園)、小5児童のタイの国と王様の絵は、チェンマイ県第6地区で銀賞を受賞。
銀賞受賞作品
平地の子に劣らないよう、教科・授業・スポーツアクティビティーに力を入れている。
校長先生が現在、チェンマイの大学院に通っているため、女性の先生しかいない。そのため、学校菜園、自然遊歩道などのアクティビティーは十分に活動しきれていないようだった。
・中学校が昨年閉鎖したため、寮で小さい子どもの面倒を見る生徒がいなくなってしまい、現在寮生は17名しかいない。AEFAが作った寮が3年でこのような状態になっているのは残念。
サムソップ寮。2005年には、子どもであふれていた。
設備は整ったが・・・
先生と子どもたち。
日本の友だちからの手作りおもちゃを手に・・
・AEFAの建設の成果は、子供の勉強への意欲、親の教育への意識変化を促している。学校がいいという評判で、今後生徒が増える可能が大きい。
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aefa
at 07:54
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半世紀の後輩たちへ・・ 大きな夢とかがやく瞳を[2010年01月29日(Fri)]
福島県矢祭町東舘小学校だより わかあゆ 第65号 最新号
人の出会いを大切に・・・ 50年前の卒業生からのメッセージ
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aefa
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| チームAEFA
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ワンコイン・スクールPJの取り組み[2010年01月25日(Mon)]
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aefa
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| 交流ラオス
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ポンタン小学校完成〜子どもたちの力で![2010年01月22日(Fri)]
日本の子どもたちのがんばりで建設された、
ワンコイン・スクール〜ラオス ポンタン小学校〜
日本の友だちより・・・とメッセージの入った校門が完成!
ポンタンの友だちも、学校作りに参加しています!
校庭に残っていた木の根を掘り出します
学校を囲む柵作りにはお父さんたちが協力!
2/12には、交流校の仙台市立広瀬小菊地校長先生も参加して開校式が行われます。
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aefa
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| ラオス
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ワンコイン・スクールPJ 仲間が増えています![2010年01月21日(Thu)]
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ラオスのとうがらしPJ[2010年01月21日(Thu)]
AEFA会員様のご協力で、今年初めて、九州 日南でラオスのとうがらしの栽培に成功しました!
ラオスのとうがらしを育ててみたい・・・とご希望の交流校のみなさま、AEFAまでご一報ください!!種をお分けいたします。
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aefa
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サンキューホールディングス様のご支援が決定しました![2010年01月20日(Wed)]
株式会社サンキューホールディングス様の「サンキュー夢スクール基金」で、建設第1校目がベトナム中部 ダナン市ホアヴァン郡ホアバック分校に決定しました!
「いい学校を作りましょう!」覚書を手に・・・ 熱く握手を交わす!
左)同ホールディングス 上崎様 右)AEFA 谷川
ホアバック村は、ダナン市の中心から車で約60分。
セドゥ河が流れ、山々がせまる、少数民族カトゥ族の村です。
人口は298人、ダナンへ通じる道路沿いに点々と家があります。
現在の学校は、10人も入ればいっぱいになってしまう小さな教室が4つ。
1年生から5年生まで、35人の子どもが4人の先生のもと、学んでいます。
本校と中学校が、この分校から街よりに10kmのところにあります。
民族独自の「ホーンハウス」
村の中心となる集会所であり、歴史文化を継承する場所でもあります。
新しく4教室の校舎を、ホーンハウスに隣接した土地(55m×45m)に建設する予定です。
井戸・トイレ・ウォータータンクも付設し、環境を整えます。
新しい学校ができれば、山奥など近隣村からも子どもが通うようになり、児童数が増えます。
現在の校舎も、職業訓練校等として活用するよう現地と協議を進めています。
着工式等のタイミングで、同ホールディングス代表取締役社長堀口吉男氏も、早速に現地を訪問される予定です。
出会った人が 出会う前よりも少しでも幸せになるように…
住まいを通じてお客様に 幸せを・・・・
「ありがとう」と「幸せ」を求めるサンキューホールディングス様の学校創りが、始まります!
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aefa
at 16:01
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日本の秋を伝える作品〜奈良県済美小[2010年01月19日(Tue)]
世界遺産・奈良県の済美小学校から、たくさんの交流作品が届きました。
1年生は、夏休みに育てたあさがおの種と、お手紙。
「わたしの小学校では、さつまいもというおいもを食べました。
そのおいもは、わたしたちがそだてた、おいもです。
おいもは大きかったです。
ホットプレートでやいて、バターをつけてたべたら、とってもおいしかったです。
6年生も 「ほしいな。」 といっていました。」
2年生からは、自分たちで育てたピーマンやとうもろこしやナスなどの夏野菜、日本のお正月あそび、好きな遊びを紹介したお便り。
3年生は、初めて絵手紙に挑戦、秋をモチーフにどんぐりや柿、紅葉などを描いてくれました。
4年生からは、お手紙が届きました。
「わたしは済美小学校4年生のK.Mです。
ベトナムのお正月“テト”のことが、よくわかりました。
すっかり季節は秋ですね。
日本では『こう葉』がはじまってきました。
『こう葉』をごぞんじですか。
『こう葉』は、もみじやいちょうなどの色がかわるものです。
夏の間は緑色ですが、秋になるともみじは赤色、いちょうは黄色になります。きれいですよ。
もみじといちょうを書きました。みてください。
みなさんが、これからも健康であることを、お祈りします」
「ぼくの名前は、済美小学校4年生のI.Tです。
この間は、お手紙をくれてありがとうございました。
ベトナムのテト休みは『バインチュン』を食べるそうですが、日本では『おせち料理』というのを食べます。いろいろなものが入っていて、すごくおいしいですよ。
日本とベトナムのきょりは遠いけど、友だちになれてよかったです。
それでは、みなさん元気に過ごしてください」
「わたしは、済美小学校4年生のO.Rです。
お手紙をもらって、ベトナムのことがよくわかりました。
お正月のことをテトと言うんですね。
日本では、もうすぐ山が赤や黄色にそまります。
奈良には、奈良公園という所があって、つのを持っているしかや子じかがたくさんいます。
少し苦手な人もいますが、とてもかわいいですよ。
日本にはお花がたくさんあり、日本人はお花が大好きです。
アンルォンドン小学校のみなさんはどうですか?
また、お手紙などで交流をつづけましょうね。
それでは、おたがい元気ですごしましょうね。」
5年生は、書初めの作品を送ってくれました。
6年生は、世界遺産をペン画で描いてくれました。
『一人一鉢運動』として、児童1人ひとりが草花を大切に育てている同校だけあり、自然へのゆたかな感受性にあふれたお便りがたくさんありました。
皆さんの作品から、日本の秋・奈良の街・そして済美小の学校活動の様子が、とても良く伝わってきました。
どうもありがとうございました!
これらの作品は、来週、AEFAスタッフがベトナムに持参します!!
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aefa
at 16:00
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