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AEFAアジア教育友好協会はインドシナ半島での学校建設とその建設した学校と日本の学校の国際交流を推進しています。このブログはアジアの子ども、日本の子どもたちのために活動しているAEFAスタッフの活動日誌です。

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特別授業@越前市立王子保小[2008年08月05日(Tue)]
福井県越前市にある、王子保小学校は、ベトナムのチューオレン小学校と交流をしています。

7月14日、王子保小の小学5年生(58名)を対象に、ベトナムについて出前授業を行いました。スライドを使ってのベトナムの子どもたちの生活の説明、また、チューオレン小学校の子どもたちからみんなへの手紙を紹介しました。

みんな、真剣に授業を聞いていました


授業の中では、60年前の日本の映像も紹介されました。子どもたちは今と全然違う、敗戦後の日本の様子にびっくりしていたようです。

授業に同行してくださった、平章小学校元校長先生、松本先生から、子どもたちに次のようなお話がありました。

「今日いろいろなお話をみなさん聞きましたが、感謝をするということを今日は覚えていってください。世界ではお腹を空かせ、学校に行けない子たちの方が実は多いんです。みなさんが今こうして学校で勉強できるのは、おじいさん、おばあさん、そしてお父さん、お母さんたちががんばってきたお陰なんです。」

松本先生から、子どもたちにメッセージ


*後日、子どもたちから授業の感想が届きました。
「ベトナムの人は、貧しくても明るいし、勉強も学校も楽しいと思っていて、自分が恥ずかしくなった」
「ベトナムの子どもたちは、ベトナムを豊かな国にしようと、何もかも熱心に努力しているんだと思った」
「同じアジアのベトナムについてもっと知りたい」「ボランティアとしてできることがあればしたい」

紙の裏まで、たくさんの感想を書いてくれた子どもたちもいました。


*福井新聞南越丹生版に、特別授業の記事が掲載されました。


王子保小学校の皆さま、松本先生、本当にありがとうございました!!


Posted by aefa at 15:49 | ベトナム | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

タンホアA小学校に通う子どもたち[2008年08月04日(Mon)]
月29日(火)
タンホアA小学校の奨学金を配布している子どもの家を訪問しました。

Nguyen ngoc Phuong グエン・ゴック・プオンちゃん
3年生

プオンちゃんの今年2月に届いた自己紹介です。

『うちは火事になって、家が無くなってしまいました。今は、トタン板を拾ってきて囲っただけの空間(屋根はありません)に、手作りの木のベッドにござをしき、蚊帳をつって眠っています。おなべやお皿や調理道具は地面に置いて、そこで火をおこしてご飯を作っています。私のおねえさんが火事をおこしてしまったので、おねえさんは今は街に出て働いています。学校へ行けるのは楽しいです。』



今回、プオンちゃんの家を訪れると、プオンちゃんは畑で稲刈りのお手伝いをしていて、急いで田んぼから戻ってきました。プオンちゃんは靴をはいておらず、いつも裸足で生活しているようで、足の爪が割れていました。

家は、家事で焼けた後、政府が建てた簡単な作りの家ができていました。
今お父さんはお金を貯め、葉っぱで編んだ壁を張りたいと言っています。

プオンちゃんの家は学校まで3km。朝6時に家を出て、1時間かけて学校に通っています。
やしの木が茂る中を舗装されていないでこぼこ道を歩き、川は丸太を渡しているだけの橋を渡りますが、雨が降ると水かさが増し、橋もすべりやすく、学校に行くのはとても大変です。




プオンちゃんも小さいとき、川に落ち、それが原因で多少精神的ダメージを受けています。



「夢は農家で働くこと、それか学校の先生になりたい」
「好きな食べ物はお米、それからガローという魚」
「朝食は食べないで、田んぼに行き、お昼と夜ご飯だけを食べます。田んぼで仕事をするので、お腹はいつも空いています」

「奨学金を受けることができて、とても楽になりました」
銀河ネットワークグループの貫田さんも「学校を建てるだけでなく、こういう子どもたちにとって奨学金の大切さがよくわかりました」と話していました。



電気も何もない中、田んぼの仕事を手伝い、家族の食事を作り、その合間に勉強をするプオンちゃん。
笑顔を絶やさず、私たちの質問に答えてくれました。  (文責/佐藤)

Posted by aefa at 15:36 | ベトナム | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

理事長、未来の「日本人学校の先生」に講演[2008年08月01日(Fri)]
8月1日、東京・竹橋の学術総合センターにおいて、『平成21年度在外教育施設派遣教員登録者研修会』(主催:文部科学省)が開催され、谷川洋理事長による、文科省在外派遣教員(海外にある日本人学校に派遣される先生方)を対象とした講演が、約1時間にわたって行われました。

前半部では、理事長自身の商社「丸紅」勤務時代の海外駐在経験でのエピソードを交えながら、海外駐在にむけてのアドバイスをしました。

「教員だけの狭い世界にとどまらずに、現地の地域社会とつながりを作ってほしい。きっと自身を助けてくれる、財産となる。」
「海外では、異業種の駐在員同士の家族単位の付き合いがある。そこで『父親』を教育に巻き込むことをぜひ実行してほしい」
「日本帰国後は、駐在経験を通して得たことを、周囲に遠慮せずに発言・発信し、日本の学校教育を変えるパイオニアになるという意気込みを持ってほしい」
 
 
後半部では、AEFA設立のエピソードや理念について、AEFAを紹介するビデオを流した後、語りました。設立の背景に、学校に通う息子さんや、教師として勤めている家族の様子を見聞きし、日本の学校教育を憂う気持ちがあったことなど、理事長の教育への熱い思いを先生方に伝えました。
 
その思いはしっかりと先生方の胸に届いたようです。主催してくださった文科省の職員の方より、「講演に対し、『感動した』等、共感のフィードバックが多数寄せられています」とのお電話を、その日のうちにいただきました。

「文科省および現場にいらっしゃる先生方に対し、AEFAのPRができ、また理念を伝えられたことは大きな成果。このような講演ができてラッキーだった」と谷川理事長は話しています。

 

Posted by aefa at 12:43 | 活動 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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