仙台市の中学生が修学旅行でAEFAを訪問!国際協力について学びました。[2009年06月02日(Tue)]
仙台市立高森中・七郷中では、総合学習の一環として、国際理解・国際協力・社会福祉について学んでいます。
5月、同中3年生 2グループが、修学旅行時に活動団体から実際に話を聞いて学ぶため、AEFA事務所に来られました。
高森中のみなさん
“アジアの貧困を知りたい” “TVでアジアに学校を作る番組を見て、興味をもった” “学校を作るうえでの苦労を知りたい”・・・、それぞれの疑問や興味を胸に、みなさん、HPなどでAEFAのことを色々調べてくれていました。
AEFAでは、単に説明・お話を一方的にするだけでなく、アジアの現状を実感するため、アクティビティを取り入れました。
まず、【貧困】のさまざまな原因が記されたカードを使って、貧困のサイクルを考えます。
七郷中のみなさん
そして、自分たちなりに、どうすれば貧困を改善できるか考え、発表しあいます。
「他の国が募金とかして、お金を送ってあげればいい」
「読み書き計算などの技能を身につけるため、学校にちゃんと通えるようになることが大切」
お互いの意見を聴くことで、「誰かに助けてもらうだけでなく、自分たち自身ががんばることが大切なのかも」と、これまでと違った考え方も。
次に、【学校に行きたい すごろく】で、学校に行きたくても行けない子どもの現状を知ります。
すごろくで同時にスタートしても、お金がなくて教科書が買えなかったり、家の手伝いで学校に通えなくなったり、働かなくてはいけないため中退することになったり・・・・。
さいころをふりながら、元気にすごろくに取り組んでいたみなさんも、“小学校を卒業して働く”ゴールになった人がほとんど。
中学生として高校進学の勉強にはげみ、修学旅行に来れている自分たちの現状と比べると、あまりの違いにみなさんの表情が変わってきました。
また、アジア現地の現状や、AEFAならではの学校の創り方を、写真パネルを見ながらお話し、補足説明としました。
ご挨拶に来られた、七郷中 鈴木寿幸先生たち
後日、みなさんから、お礼状が届きました。
【貧しい国の現状がわかり、今、日本は何をしなければならないのかということがわかりました。資料などを使った説明は、とても分かりやすかったです。】
【もっと詳しく調べて、少しでも協力したい。】
【色々教えてもらって、ためになったと同時に自分でもできることをしたいと考えました。】
「以前は、他国にはあまり興味もなく、関わりのない存在だと思っていました。
しかし、お話をいただき、他国を身近な存在に感じることができました。このことを、とても嬉しく思います。」(班長 K.Kさん)
「僕は、外国へ学校を作るとゆうことはとても自分には縁のないことだと思っていました。
しかし、AEFAで色々勉強させていただき、学校を作ることに協力するのが自分にも身近なものだと感じました」(F.Yさん)
高森中・七郷中のみなさん、有難うございました。
今回考えたこと・感じたことを、これからも“他人事でなく自分の問題として考え”“自ら行動に移す”きっかけになれば・・・と願っています。
Posted by aefa at 10:17 | 活動 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)