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AEFAアジア教育友好協会はインドシナ半島での学校建設とその建設した学校と日本の学校の国際交流を推進しています。このブログはアジアの子ども、日本の子どもたちのために活動しているAEFAスタッフの活動日誌です。

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パナマの学校の竣工式〜援童の自由帳[2011年08月23日(Tue)]
パナマのほぼ中央、Veraguas県の山奥にあるPeana小学校が改築され、その
竣工式に招待されました。児童数26名、教員2名、3教室という小さな学校です。


日本や東南アジアでの竣工式は経験しましたが、パナマでは始めてです。
パナマ教育省(MEDUCA)の現地支所長と一緒に参列しました。
牧師さんの聖書朗読の後、国歌斉唱。
パナマの国歌はとても長いのですが、小学校1年生から練習をはじめるので、
2年生ぐらいからは、ほとんど暗唱できるようになります。

次に国旗掲揚。私一人の日本人のために、手作りの日の丸も揚げてくれました。
日の丸とパナマ国旗が風に揺れるのを見上げて、何かとても温かいものを感じました。



ぴかぴかの教室!!


新しくなった教室に全員が戻って、校長先生、PTA会長の挨拶。
そして来賓の一人として、私も御祝と御礼の言葉を贈りました。
子どもたちの感謝の言葉。おそらくこの日のために、練習を重ねたのでしょう。
小学生とは思えない、とても見事なものでした。

儀式が終わって、皆でチャーハンとジュースの直会。
学校が新しくなって、これほどうれしいことはない、と多くの地域の方々からも
言葉をかけられました。
最後に、子どもたち全員の笑顔で見送られ、すがすがしい気持ちで学校を後にしました。


(文責) 遠藤正芳

Posted by aefa at 19:07 | 援童の自由帳 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

暑中お見舞い申し上げます〜援童の自由帳[2011年07月25日(Mon)]
日本も、暑さ厳しい時節を迎えますが、皆さまお元気でいらっしゃいますか?

ここパナマは、長い雨期(4〜10月)の最中で、ほぼ毎夕激しいシャワーがあります。

パナマ教育省の教育改革はなかなか思うように進まず、苦戦が続いております。
日本でもそうですが、行政と教育現場との相互理解そしてコミュニケーション不足も原点にあり、この解決は容易ではありません。
全国約3000校ある小中学校のうち、まだ300校ほどしか訪問できていませんが、
それぞれの学校がそれぞれの課題を抱えています。

都市部では、教室不足のために、2〜3部授業を余儀なくされている学校が多く、
子どもたちや教員にとって大きな負担となっています。
山間部では水と電気のない学校もあり、教育環境の向上が今、パナマにとって
急務です。



先日、山間僻地にある無電の学校を訪問し、ソーラー発電による電灯を教室に取り付けてきました。
十分な照度とはいえませんが、教室に電灯がともり、子どもたちの机上が明るくなりました。
子どもたちと先生から感謝の言葉を贈られたことは、大変うれしいことでした。

微々たることしかできていませんが、学校現場の子どもたちの環境改善のために、
もう少し頑張りたいと思っています。

遠藤 正芳

Posted by aefa at 10:10 | 援童の自由帳 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

パナマ便り〜先住民地域の学校支援〜援童の自由帳[2011年05月02日(Mon)]

私もこのパナマの地から、今回の震災でご家族を亡くされた方々、
長期にわたる避難所生活を余儀なくされている多くの方々の
ことを思いながら、日本へのわずかな援助を含め、
ボランティア活動を続けております。

パナマ便りをお送りいたします。


「パナマは多民族国家である。
人口330万人の中で、ヨーロッパ系白人と先住民との混血(メスティーソと呼ばれる)が70%、白人および黒人系がそれぞれ10%程度を占めるが、自治区に暮らし独自の言語と文化を守り続けている先住民は全人口のわずか10%に満たないが、その存在意義は大きい。
コロンブスが上陸した16世紀初めには、パナマ地域に100万人ほどの先住民が暮らしていたといわれているが、スペインおよびコロンビアとの戦いや内戦、そして伝染病などによって、長い間厳しい苦難を強いられてきた。
大きな歴史の流れの中で、パナマ政府は1953年以来、全国5箇所ある先住民の自治を認め、同じパナマ国民として対等に扱い、貧困地域に対してはさまざまな支援を行って来た。
教育的支援も、極めて重要な国策の一つである。

コマルカと呼ばれる先住民自治区にある学校は、山間僻地など地理的に不便なところが多く、日々の子どもたちの通学や先生方の通勤にも大きな困難がある。また電話などのコミュニケーション手段も未整備で、水や電気の不通など、教育環境整備の課題が山積している。さまざまな問題解決は容易ではないが、教育の普及は徐々に山間僻地にまで浸透しつつある。パナマ人全体の識字率(スペイン語)は、9割を超えており、これは先住民の子どもたちのほとんどが学校に通うようになった成果ともいえよう。

先日、比較的進歩的なコマルカ地区にある学校を、訪問する機会があった。パナマ中部のVeraguas州北部に位置する、児童数140名、教員8名の「Huaca de Ñurum」という中規模校である。1972年に創立された学校で、校舎が老朽化しているため、改修計画が進められている。

Huaca de Ñurum校もそうだが、コマルカ地区の学校では同じ地域出身の先生が多い。自治区で育ち、そこから出て都市部の大学や教員養成学校で学び、教員資格を取得した後、故郷に戻ってその地の子どもたちを教えるというサイクルは、民族意識の強いあらわれとも思う。
先生も子どもたちの様子も、都市部の学校とほとんど変わりはなかった。
授業参観をし、昼休みに先生方の話を聞く。

「教員も教室も足りない。」
「学校に水と電気が欲しい。」
「教科書が十分でない。」

ここでも、いろいろな困難の中で先生方は、日々子どもたちと向き合っている。
パナマ教育改革の一つの大きなターゲットは、このような先住民自治区の学校に光をあて、教育環境改善の努力をすることである。道ははるかに遠いが、やらなければいけない。
休み時間に、子どもたちと話し、遊んだ。
自分たちの民族に誇りを持ち、独自の言葉もあるが、国語のスペイン語も同様に話すことができる。

日本がどこにあるのか、知らない子どもが多かったが、多くの子どもたちの歓迎を受け、溢れるような笑顔に囲まれた。




文責)遠藤正芳

Posted by aefa at 23:45 | 援童の自由帳 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

パナマから応援メッセージ〜援童の自由帳[2011年03月24日(Thu)]
「パナマ人の礼節」

3月11日に起きた大地震と津波による被害の状況は、ここパナマでも連日報道され、それに続く原子力発電所の危機も含め、パナマ国民の心にも大きな影を落としています。

「家族は大丈夫か?」

「被災者はどうしているのか?」

 道行く見知らぬ人々からも、私を日本人と見て、幾度となく声をかけられました。
普段はゆったりとして、明るく大らかな国民ですが、人の不幸を自分のこととして捉え、同情を超えた真摯な言葉を伝えようとする、それはカトリック教徒共通のマインドなのかも知れません。
多くの人々と言葉を交わしながら、胸の内側から何か熱いものがこみ上げてきました。
普段は気づかなかった、パナマ人の真摯な心を、見た思いがしました。
パナマ教育省の職場の仲間たちからは、皆のサインが入ったカードが届きました。


**
Se hace eco y se consolida con nuestros hermanos japoneses,
en esta prueba que la naturaleza les ha forzado vivir en estos momentos.

En estos momentos dificiles
quiero que sepas que te aprecio
y que quentas con mi apoyo

尊敬する日本の皆様が、自然災害によって、現在困難な状況を強いられていることを報道で知り、我がことのように深い悲しみの中におります。

皆様にとって極めて困難な事態が続いておりますが、私たちは皆様に深く敬意を表するとともに、支援の気持ちと祈りを忘れません。

**

ここパナマの人々は、ほとんどといって良いほど日本を知りません。
日本は遥かに遠く、行ったことのある人はまれです。
しかしながら、日本の惨状を知り、自分の出来ることをしようとしています。
多くの人々が、教会の特別ミサに参列し、日本のため、そして被災者のために
祈っています。


パナマの人々の多くは、カソリック教徒です。
写真はパナマ市郊外の教会ですが、パナマ人の多くが、
教会の臨時ミサに出向き、今回の被災者のため、
そして日本のために祈ってくれました。


パナマ人の礼節の奥深さを知り、感動しました。
地球の反対側から、日本で日々闘っておられる方々に対し、パナマの人々とともに
心からの声援をお送りしたいと思います。

遠藤 正芳


Posted by aefa at 12:02 | 援童の自由帳 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

パナマ便り 新学校を控えて 〜 援童の自由帳[2011年02月27日(Sun)]

 パナマ教育省での教育改革支援に携わって、1年が経ちました。
全国で3300ある小中学校のうち、まだ200校ほどしか訪問できていませんが、
教育改革を進めることのむずかしさを、痛感しています。

 子どもたちは、日本と同じように、自宅に近い校区の学校に通うわけですが、市内と山岳僻地、またインディへナと呼ばれる先住民の地域では、教育環境がまるで違います。
市内は2部〜3部授業、僻地は長距離通学や水そして電気の不通、先住民地域では教員や教材不足など、どの学校においてもさまざまな課題が山積しているのですが、なかなか中央行政までは各校の問題が伝わって来ませんので、解決は常に先送りです。
問題点を把握するために学校現場に出向き、校長先生から話を聞き、授業を通じ子どもたちの様子を見て、はじめて学校の実態が見えてきます。


 しかしながら、全く発信のない学校も多く、子どもたちや教員の問題、そして施設不良などの課題がそのままになっているケースが多々あります。学校間の情報交換はほとんど出来ていませんので、各学校から教育省の地域支部、そして中央行政という相互の情報パイプをきちんとすることが学校現場の改善には不可欠で、そのシステムも改善していく必要があります。

 全国レベルにおける教育環境のボトムアップと併行して、モデル校を新設する教育大臣直轄プロジェクトが立ち上がり、私もアドバイサーとして都度、意見を求められています。
生徒数2000名規模の小中高一貫校を4校新設する計画で、現在設計段階ですが、これもなかなか難問山積です。
 僻地の学校訪問ではこの国の教育環境のボトムアップをどうするかを考え、モデル校新設計画では、パナマの教育をリードするビジョンを策定する、という両面のむずかしい課題にぶつかりながら、逡巡し格闘する毎日です。

パナマの小中学校の新学年度が、まもなく始まります。

(文責)遠藤正芳

Posted by aefa at 14:41 | 援童の自由帳 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

パナマ便り〜パナマの子供たちの日常〜援童の自由帳[2010年12月09日(Thu)]

「パナマは雨期がそろそろ終わる時節ですが、夕方に時々、強いシャワーがあります。日中気温は12月でも25度前後と、一年の変化には乏しいのですが、
亜熱帯に長く暮らした私にとっては、過ごしやすい環境です。

パナマの子供たちの日常のひとこまをお届けします。


馬に乗ってサトウキビ絞りを手伝う、子ども


女の子の売っているのは、キャッサバを蒸したおやつです。
お母さんがつくったものを、午後に下校する中学生に買ってもらって、家計の足しにするのでしょうか。

中南米は土地が肥沃でなく、何千年も前の昔から、芋類の栽培が行われ、
庶民の主食となっています。
(お米は最近、一般的になりましたが、まだ「野菜」です。)

バナナは準主食で種類も豊富です。
右側の男の子たちは、バナナを揚げたおやつ(これも母さんの作ったものでしょう。) を完売したようです。」

(文責 遠藤正芳)

Posted by aefa at 19:22 | 援童の自由帳 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

パナマにおける「幼小中」連携の試行〜パナマ便り〜援童の自由帳[2010年11月09日(Tue)]


「パナマの教育には、課題が山積している。
まず、山間僻地や離島における教育環境の改善がかねてからの緊急課題だが、政権交代の影響もあって、手つかずのままの学校現場が多い。僻地では、安定供給の困難な電気と水、そして子どもたちの遠距離通学への対応と教師の通勤手段の確保。
学校近くの粗末な小屋で週日寝泊りし、日々、子どもたちと向き合っている教師たち。

先生方の共同住居


支えているものは、目の前の子どもたちと教育にかける情熱だが、モチベーションの維持と向上のためにも、適切なケアと処遇が不可欠と思う。
幾度となく学校訪問を繰り返しながら、子どもたちと教師が日々過ごすこの学校環境を、少しでも良くしなければ、と考える。
全国3500の小中学校に埋もれている問題は、限りなく深く大きい。

教育のボトムアップをどうはかるか、というこれらの重要な課題がある一方、都市部においていくつかのモデル校を設定し、そこでの実践を通じ教育内容の先駆的な取り組みをはかろうとする試みがある。国全体の教育レベルを牽引していこうとする、いわばパイロットプランの実践である。

国人口330万人の約半数が集中しているパナマ市。
そのパナマ市西方50kmほどのところにHernando Barcenas という、国が力を入れているモデル校があり、学校からの要請もあって、これまで10数回訪問してきた。
パナマでは、幼稚園の年長(5才)から中学3年までが義務教育であり、幼小中を一つの学校に集約し連携を強化しようとする実践が、今年からこの学校現場で始められた。

私がパナマに着任した2010年2月に建設中であった新校舎が、

この度竣工し、新たにこれまで近隣で学んでいた中学生が転入。今までの「幼小」から発展した形で「幼小中」連携の試みが始まった。

英語教育、コンピューター教育はもとより、理科実験や課外授業など、教科担任制を組み入れた授業編成が行われている。だが、まだ試行段階であり、教員配置や通学手段の確保、さらに行政とのやり取りなど、校長先生も学校運営に戸惑っているようだ。
しかし小学生たちは、お兄さん、お姉さんがたくさんできてうれしい、といい、新しい教室で学ぶ中学生も生き生きとしている。
この学校を訪問していつも印象的なのは、子どもたちの溢れるような笑顔である。


教育改革には、時間と、何よりも継続するエネルギーが大切と思う。
ボトムアップとレベルアップをどのように具体的に実行していくのか、地域間格差、貧富差のはげしいパナマにあって、教育行政の難しさを実感している。」

(文責)遠藤正芳

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カリブ海の離島で学ぶ子どもたち〜パナマ便り[2010年09月02日(Thu)]

パナマ北東部のカリブ海沿岸からコロンビア国境にかけて、350以上の島々が散らばるサンブラス諸島には、5万人ほどのクナ族という先住民が暮らしている。
1925年にパナマ政府から自治権を得て、独自の言語(クナ語)と文化を守り、自給自足の生活を長く続けて来たが、時代の波がこの島々にも確実に押し寄せて来ている。

教育面では、国語であるスペイン語や、算数などの基礎教科が、クナの子どもたちにとっても学ぶべき重要なものと認識され、学校教育改革が進められている。
従来の学校校舎は、キビの茎を並べて壁にし、屋根はヤシの葉で覆った粗末な小屋であったが、1990年代の後半から政府はそれに併設して鉄筋コンクリートの校舎を建設し、教員の派遣と教科書の配布を徐々に行ってきた。




先日、サンブラスのほぼ中心に位置する、ナルネガ島の学校を視察する機会があった。
4教室ほどの新しい校舎は小学生が使用し、古い校舎は中学生が使用していたが、どちらにも室内照明はなく、水も雨水をためて使用していた。
パナマ市周辺で行われているパソコン教育や理科の実験などは、まだまだ遠い将来の課題であろう。
校長先生の話を聞くと、一番の問題は教師の確保だという。
パナマ本土から離島に出向こうという教師は少ないため、クナ族で教師資格を取った教員が戻って来るのを待っている状況とのことだが、自治領における教育実践の難しさを感じた。

さまざまな問題はあるにせよ、子どもたちは、元気一杯。
学校環境は抜群で、朝礼の国旗掲揚では、カリブ海の波音が伴奏をしてくれる。
授業が始まってからも、どこからか子どもたちが校庭に集まって来て、ボール遊びなどをしている。


「もう授業が始まっているよ!」

「今日は、家でお手伝いがあったからね。」


カリブ海では、とてもゆっくりと時間が流れている。


文責)遠藤


NEWS{メールパナマより}遠藤さんが、9月一時帰国されます!!笑い



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パナマ便り 中米最悪の都市―コロン〜援童の自由帳[2010年08月06日(Fri)]


 パナマ運河の大西洋側入り口に、パナマ第2の都市、人口14万人のコロン市があります。
 
歴史的に見ると、19世紀半ばにアメリカによるパナマ地峡鉄道開設(パナマ〜コロン間)と、それに続いて運河建設が行われましたが、コロンはアフリカなどから集められた労働者用のキャンプ地として利用された、小さな島でした。
その後、その立地の良さから貿易港として栄え、現在では香港に次ぐ世界第二の自由貿易地区となっています。繰り返しの埋立てによって本土とつながり、新しくできた土地にフリーゾーン(免税商業地域)が広がっています。


 コロン市の最大の問題は、出稼ぎ後に失業したままの人々が多く居住し、貧民街があちこちにあり、治安が極めて悪いことです。中米で最も危険な都市といわれ、真昼でも犯罪が後を絶たず、「コロンでは、絶対に一人で街を歩いてはいけない。」と、パナマ教育省の同僚たちから、何度も聞かされました。


 そのコロン市内にある学校を、訪問することになりました。市内の学校はアメリカ統治時代に建設された古い建物が多く、また子ども数の増加にともなう教室不足もあって、全体として教育環境が著しく悪化しているため、その実態を把握することが目的でした。

 パナマ市から車で1時間ほど走るとコロン市内に到着しますが、やはり街全体に荒れた雰囲気を感じました。街は素通りして学校に入ると、多くの子どもたちは体育館内を仕切った暗い教室で授業を受けていました。
従来の教室は古くなったために、現在改築工事が行われていますが、遅々として進んでいません。
「体育館で勉強をさせるのは苦肉の手段です。一日も早く、新しい教室ができるのを待っています。」と校長先生は苦しそうに話していました。


 人種的には黒人の血を引いている子どもが多く、目も肌もキラキラと輝き、皆明るく元気です。改築工事現場も視察しましたが、完成までには相当の期間がかかりそうで、それまで体育館の中で勉強せざるを得ない子どもたち、そして先生方の毎日を思いました。


 パナマ国内にある約3500校の小中学校のうち、教育環境から見て課題のない学校は、
極めて少ないのが現状ですが、コロン市も深刻です。
今、しなければいけないことは、無限にあります。

<文責:遠藤正芳>

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三重ふるさと新聞に掲載されました[2010年07月11日(Sun)]


7月8日付 三重ふるさと新聞 に、AEFA専務理事 遠藤正芳 (現在、パナマ教育省に赴任中)の 特別寄稿が掲載されました。

Posted by aefa at 11:32 | 援童の自由帳 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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