波が荒くうねりが大きいため、式根島では、下船できませんでした。船は着岸できたのですが、その日の午後に、式根島を出航し神津島へ渡らなければならなかったのですが、その船の就航が確実ではなかったからです。
2月7日(土)に訪問させていただいた神津中学校、素晴らしい学校でした。1校時目に、それぞれの学年の道徳の授業を見せていただきましたが、資料提示の方法も、子どもたちにより良く、より深く理解されるように工夫され、発問も良く吟味されていたと思いました。先生方の道徳教育に関する情熱が伝わってきました。これほど質の高い道徳の授業を見せていただいたのは、久しぶりです。
私の拙い講演も56人の中学生、先生方、村の方々が、しっかりと聞いてくださり、目を輝かせてくれていました。最後に、鯉のぼりと記念撮影をしました。
午後には、校長先生が、休みを取って、島中を案内してくださいました。感動しました。感激しました。感謝しております。その日には、東京へ帰る便がないため、さらに1泊させていただきました。帰りには、雨の中、民宿の息子さんが、わざわざ港まで送ってくださいました。
港に着いても雨は降り続いておりました。船着き場を歩いて船へ向かっていると、「先生、濡れちゃいます。乗ってください。」とワゴン車の中から女性に声をかけられました。面識のない方でした。車に乗せていただき、お聞きしてみると、前日に、私の話を、神津中学校で聞いてくださった方でした。島国の温かな真心に触れた出会いでした。船賃、宿泊費など、どこからも支援がないため、困ってはおりますが、同じ日本の離れ島で暮らす、あの純粋な子どもたちに少しでも「夢と希望」を届けられたら幸せだと考えております。
Posted by aefa at 18:44 | 番外編 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)