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AEFAアジア教育友好協会はインドシナ半島での学校建設とその建設した学校と日本の学校の国際交流を推進しています。このブログはアジアの子ども、日本の子どもたちのために活動しているAEFAスタッフの活動日誌です。

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タイ ファイコン小の今[2010年09月15日(Wed)]


2008年に建設、改修工事が行われ、2009年末に開校式が行われた、タイ・ファイコン小を8月に訪問しました。

ー学校が新しくなって、学校はどう変わりましたか?

これまで中学は、車で1時間かかる麓のオムコイに通える子しか行かれなかったのが、学校が新しくなって、中学教育も普及するようになりました。中学校へ通う生徒の数が増えると、専門教科の先生も入るようになり、授業も充実してきました(現在、先生は合計18人)。ここ1〜2年中学に行かれなかった生徒が、ファイコン中が1〜2年したらできるということを聞いて子供たちも中学に戻ってきました。
学校がきれいになり、中学校が開設され、学校の信頼性も増し、入学希望者は増えています。



ー寮の生活はいかがですか?

生活面では、生徒の食費も以前より他の支援をとることができるようになりました。それまでは、割れたお米しか買えなかったのが、形の揃ったお米を買えるようになってきています。予算をやりくりしている状況ではありますが、前のようにお粥にのばさないでも食べられるようになりました。スープにも野菜、お肉が入れられるようになりました。

村に1台づつ電話がひかれました。子供が寂しくて泣きやまないときは、電話で村にいるお母さんと話しをし、学校に来るように頼んだりすることもできるようになりました。





学校の遠足では、子供たちの視野を広げるために、何人かの子供を選抜してチェンマイに連れて行ったり、昨年は海に連れていきました。子供たちは生まれてはじめての海を見て、本当に喜んでいました。

ー村の状況はどうですか?

学校の環境は整いつつありますが、依然村の生活は厳しく、子供たちの洋服も十分にはありません。特に雨季のとき、洋服を洗っても、十分に乾かないうちに生乾きの洋服を着ることになってしまいます。そのため皮膚病になる子も出てきて、寮ではその皮膚病が感染することもあるとのことです。


子供たちに毛布が支給される


学校としてはタイ語の学習に力を入れ、生活習慣指導(洗濯・風呂・衛生面など)も進めています。ただし、寮での生活の状態を変えすぎないように、生徒たちが帰村した時のギャップが大き過ぎないよう配慮しています。生徒たちには上級校へ進み、村出身者として村の伝統・考え方の継承と共に村の発展に貢献してほしいと考えています。


Posted by aefa at 10:19 | タイ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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