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(2/27)障がいのある方にも寄り添って 〜厳しい状況が続く中、特に支援を必要する人々に寄り添う活動を進めています〜 [2023年02月27日(Mon)]


いつも温かいご支援をいただきありがとうございます。

ウクライナで戦争が始まってから、
1年が過ぎました。

ADRAはあらゆる場面で
一人ひとりに寄り添う支援を届けています。


戦況の改善はなく、ウクライナの人々は
いまでも非常に厳しい状況下にあります。

その中でも、ADRAは
最も支援を必要としている人々に
さまざまな支援を続けています。

障がいのある方たちへの支援も
その重要な取り組みの一つです。


危険地域からの避難

まず、障がいのある方たちが、
砲撃にさらされている地域から、
より安全な地域に移動できるよう、
避難活動に取り組んでいます。

最近では、ドネツィク州のリマン(Limana)、
バフムートやトレツク(Toretsk)などの町から逃れ、
ドニプロ市内にある、障がいのある方や、

体の不自由なお年寄りのための
宿泊施設に滞在していた8名が、
より安全なチェルカースィ州の都市ウマニへ
避難することができました。



スライド1.JPG

【障がい者の避難支援(撮影場所:チェルカースィ州ウマニ2023年2月12日頃)】



また、ルハンスク、ドネツク、カーソンから逃れ、
同じドニプロ市内の宿泊施設に滞在していた5名も、
無事ウマニへ避難することができました。

これらの活動では、
避難をお手伝いするだけでなく
日常生活で必要な交通手段、心のケア、
現金給付・クーポンの配給なども併せて提供しています。


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【高齢者と障がい者の避難支援(撮影場所:ドニプロペトロウシク州2023年2月9日頃)】


スライド1.JPG

スライド2.JPG

【高齢者と障がい者の避難(撮影場所:チェルカシー地域2023年2月6日頃)】


トレーニングの提供

ADRAは、障がいのある方たちの
トレーニングにも取り組んでいます。

ADRAの心理学者のユリアさんが、
イルピン市議会の児童家庭サービス部の協力のもと、
障がいを持つ子供たちに、
塩粘土を使ったアートセラピーを提供しました。

このセラピーは、手作業を通して
精神機能を高めることができるため、
子どもたちに適しています。

子どもたちの想像力には際限がなく、
みんながこの学びのプロセスを楽しみました。

セラピーに参加した子どもたちには、
支援者からのギフトも贈られました。


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ブログ用27.jpg

[障がいのある子どもたちへのアートセラピー(撮影場所:キーウ州イルピン市2023年2月10日)]



首都キーウでは、
聴覚障がいを持つ方たちを対象にした
プログラムも行われました。

この「幸せについて話そう」
と呼ばれるグループセラピーは、
参加者の心のケアのサポートを目的としています。

厳しい状況下で、どうしたらハッピーになれるか、
という課題について話し合いました。

ADRAの心理学者は、
参加者の方々に不安への対処方法や、
音楽療法で得られる「幸福ホルモン」の
効果についてお話しました。


参加者らは
セラピーの最初に自分の気分を天気に例え、
みんなと共有しました。

トレーニングの最後には、
セラピーの効果もあり
参加者全員が「晴れ」の気分になりました。



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【聴覚障がいのある方たちに心理ケアトレーニングを提供(撮影場所:キーウ2023年1月26日)】



車いすの提供

2022年12月15日より、
障がいのある方たちに
車椅子を提供する支援も行っています。

これまでに67台の車椅子が配布されました。

このプロジェクトは、
ボランティアの方々によって、
ウクライナのほぼ全土にわたり行われています。 


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【ウクライナ全土で車椅子を配付しています(撮影場所:キーウ州2023年1月16日頃)】



支援への感謝と展望

いまだに厳しい状況が続くウクライナでは
特に障がいを抱えていらっしゃる方々は、
さまざまな困難に直面しています。

ADRAは、今後も
障がいを抱えていらっしゃる方々にも寄り沿い、
支援活動を続けてまいります。


引き続き、皆様の温かいご支援を
よろしくお願いいたします。

(文責:マーケティング・広報 栗栖一郎)


ウクライナ支援特設ページはこちら

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https://www.adrajpn.org/Emergency/Ukrine2022.html
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Posted by ADRA Japan at 13:06 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(2/27)「母親を失った子どもたちの悲しみも大きい。生きるのを辛く感じる中、食料支援に支えられています」被災された方の声 [2023年02月27日(Mon)]
温かいご支援をありがとうございます。


2月20日の食料配付で会った男性が
ご自身が体験したことを話してくださいました。
皆さまのご支援によってこの日届けたものは食料ですが
生きる力をも支えていることを感じさせられました。
辛いお話ではありますがご紹介させていただきます。

食料支援を受け取る男性.jpg


食料配付を受け取る男性(撮影:ラタキア県アルハッファ、2023年2月20日)


私はパン屋を営んでいました。地震が起きたときも
私は早朝から家をでてすでにパン屋で仕事をしていました。
大きな揺れを感じ、家にいる妻や子どもが心配で
恐怖を感じながら家に飛んで帰りましたが、
そこで見たものは、完全にくずれた我が家でした。


レスキュー隊が来て、子どもたちを助けてくれましたが
残念ながら妻は命を落としました。


子どもたちは骨折をしていたので2日間入院し
今は母の家に身を寄せています。


地震が起きてから、パン屋は休業しており
今は仕事をしていません。
母親を失った子どもたちの悲しみも大きく
生きていくことを辛く感じます。
この食料が私たち家族の支えです。

シリア・ラタキア県アルハッファに住む男性(60歳)


今回の地震で犠牲となられた方は
トルコ・シリア合わせわかっているだけでも
50,000人を超えます。


今、すべてを失ってしまったと感じ
大きな悲しみがある中で
まず食べることで生きる力を少しずつでも
取り戻せればと願わずにはいられません。


ADRAではこの男性のように
調理ができる環境に避難されている方には
お米や小麦、油、缶詰などの食料を
2週間分のパッケージにしてお渡ししています。


5,000円でひと家族2週間分
10,000円でふた家族2週間分の
食料を購入することができます。


皆さまの温かいご支援に心から感謝申し上げます。

(文責:マーケティング・広報 栗栖一郎)
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(2/27) スロバキアで避難生活を続けるウクライナ避難民の方々のお話 〜カトリーナさん〜 [2023年02月27日(Mon)]


昨年2月にウクライナでの戦争が開始して、
1年が経ちました。

国内での戦況が落ち着く様子がない中、
これまで多くのウクライナの方が
ヨーロッパ各国に避難してきました。

その数は、800万人を超えています。

戦争が長期化する中、それらのほとんどの方が
まだ国に帰ることができず、
それぞれの国で、今もなお
避難生活を余儀なくされています。

隣国のスロバキアでも、これまでに
10万人以上のウクライナの方々が難民として
保護を受けてきました。

昨年3月に避難してきたカトリーナさんも
そのうちの1人です。


ADRA_UkraineResponse_photocredit.jpg



カトリーナさんは7才と11才の
娘2人を連れて、避難列車に乗り
国外へ避難しました。

避難列車とは、戦争開始後、
危険地帯から住民を避難させるため、
ウクライナ鉄道が臨時で運行した列車です。

カリーナさんが乗った避難列車には
定員6人の個室寝台に20人ほどが
ぎゅうぎゅう詰めに乗り、

その状態で列車は2日間
走り続けたそうです。

砲撃を避けるため、
目立たないよう列車の全ての窓は
ブラインドが閉められ、夜は明かりを
つけることもできなかったそうです。

このような車内の環境で体調を崩し
倒れてしまう方もいたとか。

カトリーナさんの小さな娘2人は
寝台車の上の荷物置きネットに身を縮めて座わり
2日間過ごしたそうです。

避難する際、限られた荷物の中には
娘たちの食べ物をたくさん詰めて
きたそうですが、彼女たちは
恐怖と疲労で2日間、何も口に
することはなかったそうです。

無事国境を越えた時、やっと安心したのか
もの凄い勢いで食べ始めたと言っていました。


私にもカトリーナさんの娘さんと同じぐらいの年の
子どもが3人います。

彼女が子供たちを連れて戦火を逃れる様子、
また苦しい避難列車で過ごした2日間を
自分に置き換えて想像してみたら
胸が苦しくなり、
言葉が出なくなってしまいました。

そんな私の様子を見たカトリーナさんが

「あなたはこんなこと想像もしちゃダメ。
想像するだけで苦しいから。

あなたがこれから一生、このような
経験をすることがないことを祈ります」

と仰ってくださいました。


ADRA_UkraineResponse_photocredit_カトリーナさん.jpg



家族を支える母親としての
優しさと強さを感じました。


ウクライナでは精神科医として
働いていた彼女ですが、

今はスロバキアの首都ブラチスラバの
レストランで、皿洗いのアルバイトをして
なんとか日々の食費を賄っています。

ウクライナでは医師の免許があっても
避難先のスロバキアでは、
法律の問題や言語の壁により、
医師として働けるわけではありません。

子どもたちを支えるために必要な十分な
収入を得ることができいない焦りに加え、
自分の能力を活かすことができない
ストレスも多いと思います。

しかし、私が
「今一番困っていることは何ですか?」と
質問をすると、彼女はこう答えました。

「困っている事?
そんなものないわ。

私はこうして今生きている。
子どもたちも生きている。
それだけで感謝です。」


スロバキアには、このように
強くたくましく避難生活を送る
母親、女性、また高齢者、子どもたち
たくさんのウクライナ避難民の方が
いらっしゃいます。


中には、今でも戦争体験からのトラウマや、
避難生活への不安など精神的負担を
抱えていらっしゃる方もいます。


これらの避難民の方々が、
今後もスロバキアという新しい国で
安定した生活を続けていくことができるよう、

ADRAはこれから、精神的ケアや
就職相談にも力をいれ、
彼らに寄り添っていきます。


カトリーナさんは、日本から思いを寄せてくださっている
皆さまに大変感謝していらっしゃいました。

皆さまの温かいご支援に心より感謝いたします。


(ウクライナ緊急支援担当 馬渕純子)



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Posted by ADRA Japan at 09:00 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(2/21)大きな地震が再び発生。寄り添う活動にお力をお貸しください。 [2023年02月21日(Tue)]
2月6日の地震から2週間以上が過ぎました。
ADRAは皆さまからの温かいご支援のもと
被災された方々に寄り添う活動に取り組んでいます。


そのさなか、現地時間20日午後8時頃
トルコ南部でM6.3、シリアでM5.8を観測する
地震がありました。


避難生活が長引く中、プライバシーのない避難所での
生活が辛くなった方が、危険と知りながら自宅に
戻りはじめてしまったタイミングだったため
人々の安全が心配されます。


ADRAは昨日までに、14,400人以上の方へ
食料、衛生用品、水、毛布を配付するなど
人々に寄り添う活動を続けています。


また、避難所になっている学校等の施設の
安全や設備を確認し、必要な支援の準備を
進めています。


避難所への簡易トイレや夜間の安全確保のための
ソーラーパネルの設置のほか、被災された方を
避難所運営のために雇用するCash for Work
(キャッシュ・フォー・ワーク)の活動を行う予定です。


衛生面、医療面や、出産をまじかに控えた
女性への支援なども緊急性が高まる中
ADRAは関係各所との調整と皆さまからの
温かいご支援のもと、人々の命をつなぐために
必要な支援を届けてまいります。
皆さまの温かいご支援に、心より感謝申し上げます。

食料配付.jpeg


1週間分の食料配付を受け取る子どもたち(撮影:2023年2月16日ラタキア市)


(文責:マーケティング・広報 栗栖一郎)
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(2/17) 地震発生から10日。シリアで9年間活動するスタッフが語る今回の地震が意味するものとは。 [2023年02月17日(Fri)]


トルコ・シリア地震地震が発生してから10日、
この2カ国で確認された死者数は41,000人を超えました。

一人ひとりに家族があることを思うと胸が痛みます。

被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。


ADRAは、現在、シリアのアレッポ、ラタキア、ハマで
被災された方々に寄り添い、毛布や食料など、
今日この日を生き抜くために必要なものの配付を続けています。



ミリアム・ワッツ.jpg

【シリアで9年活動しているADRAスタッフ ミリアム・ワッツ(撮影:2月6日 シリア・アレッポ)】


2014年からADRAシリアで活動しているミリアムは、
9年間シリアに住み、多くの変化を見てきました。


今回の地震はシリアにとって何を意味するのか。
彼女の視点からお伝えします。


「この災害は、人々にとっても
私たち人道支援に携わっているものにとっても
衝撃が大きいものでした。惨状にショックを受けて、
今は立ち直れないと感じている人もいます。


来月3月15日で、シリアの内戦開始から12年になります。
地震が起こるまでは、復興に向かって少しずつ前進できていました。
ADRAシリアは、家族の生活再建や復興支援に力を注ぎ、
学校に行くことができていない子どもたちの
支援にも取り組んでいました。


しかし、この地震によって、
私たちの支援は、地震で被災した方々の基本的なニーズ、
つまり、生きていくために最低限必要なものの支援に戻っています。


何百万人という人がすでに紛争によって影響を受けており、
地震により状況はさらに悪化しています。
燃料の不足は深刻で、冬の寒さが本当に厳しい状況です。


建物は完全に倒壊しています。
最初の地震が発生したのが午前4時過ぎでした。
人々はまだ家で寝ていたため、
家族全員が亡くなったケースが多くあります。


親が子どもを助け、死んでしまったケースもあります。
残された子どもたちは、親戚や近所の人たちのところに
身を寄せています。


支援には取り組んでいますが、何もかもが足りません。
ただ、家族と食卓を囲み、食事がしたい、その願いさえも
叶えることが難しい。皆さまの支援を必要としています。」


ADRAは、皆さまからの温かいご支援のもと、
できる限り人々のもとへ寄り添う支援を届けてまいります。

引き続きご支援をお願いいたします。


(文責:マーケティング・広報 栗栖一郎)



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(2/16)ペットボトル1本からできる国際協力・社会貢献 〜積水メディカル株式会社様が寄付型自動販売機を導入してくださいました〜 [2023年02月16日(Thu)]

積水様自販機POP_入稿データ.png


ADRAは、〜一人ひとりに寄り添う
支援に取り組んでいる国際NGOです。

これまで、多くの企業様より色々な形で
ご支援をいただいており感謝申し上げます。

今回は、昨年12月より、支援型自動販売機の
導入によって継続的なご支援をスタートしてくださった
積水メディカル様をご紹介します。

積水メディカル様は、自社のつくば工場と
阿見事業場に飲料の支援型自動販売機3台を
導入いただきました。

阿見 (1).jpg

阿見事業場


龍ケ崎 (7).JPG

つくば工場


龍ケ崎 (8).JPG

つくば工場

支援型自動販売機は売上の一部から
NPOやNGOに支援金としてご寄付いただく
仕組みです。


積水メディカル様は、ADRA Japanの
活動の中でも特に医療と保健衛生の分野に
関心をお寄せくださり
今回の支援に至りました。


紛争・災害地においても感染症対策は
とても大切なため消毒グッズや衛生用品などの
配付をはじめ、医療と保健衛生の分野において
積極的な支援を行なっています。


それでは、ADRAの活動をいくつかご紹介します。


<ウクライナでの医療支援>

ウクライナでは、有事による多くの
けが人に加えて医療行為を行う施設などの
インフラに大きなダメージがでています。

そのため、ウクライナ全域で核となる
総合病院や医療施設に医薬品と医療機器を
届けています。

医療機器の提供(2023年1月ウクライナ・キーウにて).jpg

手術や医療行為に必要な機器を提供しています
(2023年1月ウクライナ・キーウ)


<口唇口蓋裂医療のチームを派遣>

ネパールでは、口唇口蓋裂医療の
チームを派遣して、子どもたちの
治療を推進してきたほか、日本よりも高い
乳幼児死亡率や妊産婦死亡率を下げるために、
ヘルスケアセンターの機能向上を支援してきました。

患者の審査を行う様子(2019年ネパール).JPG

医療施設で患者の審査を行っています(2019年ネパール)


<感染症予防のための水支援>

過去には、ジンバブエの首都ハラレにおいて
市郊外の水道インフラの不備、下水管や
汲み取り式トイレの漏洩、廃棄物処理の
不備によって地下水が汚染されていました。

そのため腸チフスやコレラが
たびたび流行していたため、
水・衛生環境の改善事業と
保健・衛生の啓発事業が課題でした。

photo6-54dea.jpg

ティピー・タップに水を入れる子どもたち(2015年ジンバブエ)


これからも、国を問わず医療支援と
保健教育の分野をはじめ
一人ひとりに寄り添う支援活動を
続けてまいります。

ADRA Japanは皆様からの様々な形の
ご支援のおかげで、活動を行なうことが
できています。

このような企業様から温かい
ご支援をいただき心より感謝申し上げます。
引き続き皆様からのご支援を
心よりお待ちしております。


(文責:マーケティング・広報 栗栖一郎)
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Posted by ADRA Japan at 19:08 | 社会貢献事業 | この記事のURL | コメント(0)
(2/13)【トルコ・シリア大地震】地震により家を失ったカトゥーンさんを支えるもの [2023年02月13日(Mon)]


トルコ、シリアの国境近くで発生した大地震の
両国の死者数はこれまでに計2万8千人を超え、
国連は、被害の全容はいまだ不明だと
伝えています。

アドラはこれまでの支援活動の経験を生かし、
発災当日から、シリア国内で
被災者支援を開始しました。

現地から届いた被災された方の声をお伝えします。


カトゥーンさんは、65歳の女性、
アレッポのアルファルドス地区で
一人暮らしをしていましたが、
自分の家が地震による被害を受けてしまい
避難せざるをえませんでした。

カトゥーンさんは以下のように経験を
語ってくれました。

「夕方頃に、家全体が激しく揺れているのを
感じました。私は飛び上がり、靴もはかずに
外に飛び出しました。

そのまま、学校の近くにある
一番近い避難場所に向かいました。
他に行く先は知らなかったのです。

家が倒壊したら、がれきの下に閉じ込められて
しまうかもしれないという心配で頭がいっぱいで
家から何か持ってくるか、
何も考えることもできませんでした。

避難先には、はじめの大地震で家を失った人が
すでにたくさん来ていました。

私の家も大きく破損していて、
いつ倒壊するかも分からないような状態です。

状況は本当に悲惨でした。
食べ物も水も、暖房もありません。
避難所といっても、ただ頑丈な屋根があるだけで、
多くの人が悲しみにくれ、現状を受け入れられず、
気持ちを落ち着かせることさえできませんでした。

避難所には赤ちゃんの泣き声が響き、
家族を失った人の嘆きと悲しみでいっぱいでした。


翌朝、アドラがやって来て、私たちがまだ何も
支援を受けていないことを知ると、
水やパン、缶詰めやティッシュを配付しはじめました。

カトゥーンさんは目に涙を浮かべて伝えます。

「アドラの皆さん、私たちを気にかけてくれて
本当にありがとう。支援物資を届けてくれて
本当に感謝しています」





スライド28.JPG


スライド29.JPG




カトゥーンさんの感謝の言葉は
支援をくださった皆さまへ向けられています。

アドラは今後も、被災された方
一人ひとりに寄り添い、支援を続けてまいります。

引き続き、皆さまの温かいご支援を
よろしくお願いいたします。


ADRAシリア・トルコ地震被災者支援特設サイト
https://www.adrajpn.org/Emergency/turkey_syria_earthquake.html?utm_source=adra_blog&utm_medium=c_ts&utm_campaign=ts2023&utm_term=here&utm_content=staffonsite

Yahoo!ネット募金をご利用の方はこちら
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5186021


(文責:広報担当 永井温子)



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(2/10) ウクライナ国内の病院へ医療資材や機器を支援 [2023年02月10日(Fri)]


戦闘の続くウクライナでは、
怪我を負った方や火傷に見舞われた方が
頻繁に病院を訪れます。

戒厳令が敷かれ、
物資の調達もままならないウクライナでは
治療に必要な資材や機材の確保が困難になっています。

また、砲撃により発電所が破壊されているため
電力不足も深刻で、
治療だけでなく救急時の連携連絡にも影響がでています。


ADRAは、負傷者が多く出ているにもかかわらず、
医療が十分に提供できない現状を重く見ており、
世界各地のネットワークと連携し、
多くの方からの温かいご支援のもと、
病院への支援に積極的に取り組んでいます。


昨年末は、複雑な外傷や火傷の治療に役立つ
「陰圧閉鎖療器(VAC治療器)」をへルソン病院に7台、
チェルニウツィ病院に1台、
計8台を提供することができました。

この器具を使った治療では、
火傷などの傷の治りが早くなります。

ガーゼ等の交換回数も減せるため、
患者さんの苦痛を少なくしながら治療ができます。

現在のウクライナでは、
この器具を入手することはほとんど不可能であるため、
今回の支援は大変重要なものとなっています。





スライド24.JPG

(VAC治療用の器具がケルソン病院に7台、チェルニヴツィー病院に1台送られました)



2023年に入ってからは、
キーウ緊急災害医療センターの4部門に
発電機を届けることができました。

これらの発電機があれば、
停電中にもタイムリーに救急状況を把握し、
急を要する患者さん、被災された方に対して、
より迅速に動くことが可能となります。


キーウ緊急災害医療センターでは、
1月10日よりこの発電機が稼働しています。

ミサイルの砲撃が続き、いつどのように
電気系統が破壊されてしまうかわからない状況ですが、
発電機があれば医療を提供し続けることができます。





スライド25.JPG

(キーウ緊急災害医療センターに提供した発電機)



さらに12日には、
ウクライナ国内13カ所の病院に腹腔鏡スタンド、
超音波治療器、腹腔鏡手術用モニター、除細動器、
人工呼吸器、心電計、麻酔器などの
医療機器を届けることができました。

現場の医師は、この新しい機器によって、
1年間で5万人以上の人々が、
効果的な医療支援を受けられると
感謝の言葉を伝えてくれました。


医薬品や医療機器が不足していては、
守れる命も守れない状況が出てきてしまいます。

ADRAは、厳しい状況が続く中でも、
ウクライナの病院が人々に医療を提供し続けられるよう、
必要な資材を届け、支援する活動を続けていきます。





スライド26.JPG

(13の病院に医療機器が贈られました)



このような活動ができるのも、
ウクライナ人道支援に
温かいご支援をお寄せいただいている皆さまのおかげです。

心より感謝いたします。




(文責:広報担当 永井温子)


〜お知らせ〜
ウクライナ支援に関する皆さまからの質問を募集しています。
また、ウクライナ危機から約1年となる2月22日(水)19時より、第2回ウクライナデー報告会「この1年、あなたの寄付がどう人々を支えたのか 〜聞いて、知って、考える。インターネットで募集した1000の質問に答えます〜」を開催します。

皆さまからのご質問・ご参加を心よりお待ちしております。


UkraineDay202302.png


リンク:https://www.adrajpn.org/Event/UkraineDay2302.html
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Posted by ADRA Japan at 08:03 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(2/9) 【トルコ・シリア地震】シリア国内の被災地域に16人からなる緊急チームを派遣。トルコ・シリア地震により被災された方に寄り添う支援を活動中 [2023年02月09日(Thu)]


【シリア国内アレッポとラタキアにて1175人に支援届く。NGOがさらなる支援を呼びかけ。】


国際NGOアドラ(ADRA)は、シリア国内の被災地域に
16人からなる緊急チームを派遣。
トルコ・シリア地震により
被災された方に寄り添う支援を行なっています。


世界最大級の内陸型地震が、内戦の傷が癒えない
シリアと隣国トルコの国境近くで発生し、甚大な被害が出ています。


世界約120カ国に支部をもつ国際NGOアドラは、
シリア支部を中心に被災地の調査と緊急支援を開始しました。
また、支援を必要としている方々に寄り添うため、
トルコ・シリア大地震の緊急支援募金も開始しました。


国際NGOアドラ(ADRA: Adventist Development & Relief Agency)
本部:アメリカ・メリーランド州、(以下アドラ)は
ADRA Syria支部(ADRA、以下、シリア支部)を中心に
トルコ・シリアの緊急支援を開始しました。

TS_ADRA1.jpg

(シリア国内で被害甚大なアレッポでの現地調査:撮影 2023年2月6日 シリア・アレッポ)


現地の建物は、地震の揺れに弱い構造で、
場所によっては多くの建物が倒壊してしまっています。


住まいを失った人びとの避難所と食料・水は直ちに必要ですが、
怪我をした方たちや精神的なダメージを受けた方たちへのケア、
倒壊建物の片付け、住居の再建に向けての取り組みなど、
課題が山積しています。




ADRAはこの10年間、シリア国内の内戦によって
被災した方たちに寄り添った復興のための活動を
続けてまいりました。


そのような活動の中で地元の方、
そして地方・中央の行政とも
強い信頼関係をすでに持っています。




これまでの辛い紛争の経験に加えて、
今回このような甚大な自然災害が起こってしまったことに
強い衝撃を受けながらも、


ADRAはネットワークの力を集結しながら
地元の方たちに寄り添い、
必要とされる支援に取り組んでいます。



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(貯水タンクや給水システムに大きな被害が出ているラタキアにて水や食料を配付:撮影2023年2月6日 シリア・ラタキア)



2月6日、地震の発生を受けてすぐにADRAシリア支部は
16人からなる緊急チームを編成し、被災地に派遣しました。


アレッポとラタキアを中心に現地調査を行いながら、
水や食料を必要とする方々、
計1,175人の方に支援物資を配付しました。




今後は、調査結果をもとづいて、
震源地に近いアレッポの小学校を活用して避難所を開設し、


まずは800人の被災者に対して、
安全に過ごすことのできる場所を提供し、
今後も必要となる水・食料・その他の物資(衛生用品や衣類など)
を届けられるよう、支援に取り組んでまいります。


皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。



Yahoo!ネット募金に、
トルコ・シリア地震被災者支援のための
緊急募金サイトを開設しました。


こちらのプロジェクトへのご寄付はトルコ・シリア地震で被災し、
支援を必要としている方々の支援活動のために大切に使わせていただきます。

https://donation.yahoo.co.jp/detail/5186021


現在考えられる必要な活動は以下の通りです。
皆さまからのご寄付は、現地で必要の高い活動のために
大切に活用させていただきます。


・現地調査、支援調整、情報発信
 (通信費、交通費、人件費など)

・避難所の開設に必要な資機材、仮設シェルターの設置、
 人員の確保、救援や瓦礫撤去

・食料、水、生活必要物資の調達、配付
 (衛生用品、衣類、防寒具など)

・水衛生システムの復旧

・現金給付

・心理ケア活動

・食の安全や農業の回復

・そのほか現地のニーズに応じた支援



支援内容は、現地の状況や支援の集まり具合に
応じて追加・変更になることがあります。
また、現地の必要が満たされてなお余剰資金がある場合には、
今後起こりうる海外緊急支援活動のために大切に活用させていただきます。


なお、寄付金募集や寄付金管理、領収書発行・発送、活動報告などのため、
いただいたご寄付の最大20%を管理運営費として大切に活用させていただきます。


皆さまからの温かいご寄付をお待ちしております。


■寄付控除の対象となります。
ADRA Japanは、2016年4月に東京都の認定を受けた「認定NPO法人」です。
そのため、当団体へのご寄付は、税制上の優遇措置(寄付控除)の対象となります。


【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
特定非営利活動法人ADRA Japan(アドラ・ジャパン) 
マーケティング・オフィサー:永井温子
電話番号:03-5410-0045
Email:marketing_adra@adrajpn.org
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(2/8) YouTube「アフガニスタンの学校に安全な水を」 [2023年02月08日(Wed)]


おすすめの動画をUPしました。
ADRAは、活動国や地域の様子を、YouTubeを通して発信しています!


こちらは2015年に撮影された動画ですが、
今でも小学生の子どもたちに使われています。

現在、女性たちにとって厳しい日々が続きますが、
ADRAは少しでも人々に寄り添った支援が届けられるように活動を続けます。


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Posted by ADRA Japan at 11:20 | アフガニスタン便り | この記事のURL | コメント(0)
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