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(12/29) 子どもから子どもへ。ウクライナで起こった幸せの連鎖〜日本からもお年玉袋で幸せを送れます〜 [2022年12月29日(Thu)]

いつも温かいご支援をありがとうございます。


いよいよ2022年もあと数日で終わりですね。

2023年をみなさんはどのように迎えようとしてますか?


こちらのブログでは、ウクライナで10年以上

取り組まれている子どもから子どもへの支援

「チルドレン・チルドレン」をご紹介します。


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(2019年〜2020年に集められた子どもたちから子どもたちへのギフト)


温かい思いやりが連鎖する活動で

きっと皆さまの心も癒されることと思います。



またこの季節、日本には「お年玉」という

渡すほうももらうほうも幸せになる慣習があります。

お年玉の幸せをウクライナの子どもたちにも

分けられるキャンペーンをご案内いたします。





ADRAの活動のひとつに、世界の子どもたちが

ウクライナの子どもたちを思いやる支援活動

「チルドレン・チルドレン」という

チャリティキャンペーンがあります。



ウクライナでは実は8年前から国の一部で

戦争が続いていました。


またそれ以前も、貧しい家庭の子どもや

児童養護施設で暮らす子どもたちが支援を

必要としていました。


この活動は、心が安らげる瞬間を必要としている

子どもたちのため10年以上前に始まりました。



Children.jpg

202012月〜20212

チルドレン・チルドレンでギフトを受け取った少年



「チルドレン・チルドレン」では

子どもが子どもにギフトを選び

そのギフトをADRAが預かります。


そして、児童養護施設で暮らす子どもや

戦禍を逃れて避難所で過ごしている子どもたちに

届けることで子どもたちに笑顔を

プレゼントできる活動です。


これまでに、たくさんの子どもたちの笑顔を

つないできた実績があります。



Children-Children2021-2022_1.jpg


Children-Children2021-2022_3.jpg

202112月〜20222月のチルドレン・チルドレンの様子


202112月〜20222月のチルドレン・チルドレンでは

4,500個のギフトが集まり、紛争が激化する前に

子どもたちに届けることができました。



今年は、ウクライナ戦争が全土に広がり
この活動の開催も危ぶまれましたが
126日からウクライナ国内のショッピングモールで
ギフトの回収が始まり、1225日から


ウクライナでは、グレゴリオ暦の17日に

クリスマスを祝う習慣があるため

この前後の期間にプレゼントを届けています。



現在のウクライナは、電力不足が深刻で

停電、断水、インターネットの切断が起こっています。



食料や発電機の支援にも取り組んでいますが

子どもたちがひとときでも戦禍を忘れ

ホリデーシーズンの喜びを感じられることもとても大切です。



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(クリスマスのイベントに、危険地帯に住む子どもたちを送迎)



ウクライナ|チルドレン・チルドレン担当の
マクシム・ブーガは次のように話してくれました。


「幸せを思い出させてあげることが大事です。

一人で取り残されているんじゃないよ、

君を想っているよという温かい気持ちを届け

一瞬でもいいから幸せでのびのびしていた頃の

時間を取り戻してあげたい。


実はそんなに難しいことではありません。

誰にだってできることなんです」



このギフトボックスは
「ハピネス・ボックス(幸せの箱)」

と名付けられています。


電力やインターネットが安定したら

今回のチルドレン・チルドレンでつながった

幸せの連鎖の写真も交えて、ブログやSNS

ご報告してまいります。




そして日本からでも、
この幸せの連鎖を起こしていけるように

「チルドレン・チルドレン from Japan
キャンペーンを実施します。



ウクライナの隣国スロバキアに
駐在している日本人スタッフも

皆さまのご参加をお待ちしております。




チルドレン・チルドレン from Japanキャンペーン

チルドレンチルドレンキャンペーンバナー(メルマガ)ロゴ入り.png


 開催期間 

2022
1228日〜2023131



  
内  容  
日本のお年玉の幸せをウクライナの
戦争の影響下にある子どもたちに届ける活動。

お年玉からの寄付や、お年玉としての寄付を
ウクライナ人道支援活動のためにお預かりし、

現地の子どもたち(ウクライナ国内の子どもや
国外に避難している子どもたち)には、
ギフトバックに入れたお菓子の
詰め合わせを届けます。

ご参加いただいた皆さまには、
ウクライナ人道支援に従事している
日本人スタッフからのポストカードが
エアメールで届きます
2月下旬〜3月頃を予定)。



 参加方法 
@
郵送参加
お申込サイト
からご登録の上、お年玉袋に入れたご寄付を現金書留でADRA Japanにお送りください。

A
リアル参加
原宿にあるADRA Japan事務所にお年玉袋に入れたご寄付を持ち込んでいただく方法です。お申込サイトからご登録の上、指定の期間内にお越しください。

B
オンライン参加
インターネットのみでご参加いただける方法です。
お申込サイト
からご登録の上、親御様のクレジットカードをご利用ください。

お申込サイトからご登録いただくと、数日以内に詳細のご案内メールが届きます。メールボックスをご確認ください。



参加金額
お子様の場合 1 1,000円〜
大人の場合 1口 3,000円〜


何口でもご参加いただけます。複数口ご参加いただいた場合でも、エアメールで届くポストカードはお一人1枚となります。



お問い合わせ
メール
marketing_adra@adrajpn.org
チルドレン・チルドレン係
1月10日より順次お返事してまいります




企画の内容はウクライナの情勢等により予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

お申し込みはこちらから




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Posted by ADRA Japan at 11:00 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(12/29) 極寒のウクライナ。発電機で一人でも多くの方を笑顔に [2022年12月29日(Thu)]
戦争が長期化するなか、
国内のエネルギー施設が次々と砲撃を受け、
今日、ウクライナでは大規模な電力不足に
悩まされています。

電力容量はおよそ半分となり、
回復の見込みが立ちません。


12月21日の時点で、キーウにおいては
電力供給システムの7割が稼働しておらず、
ADRAの現地スタッフの報告によれば、
電気、暖房、水が無い状況が
すでに48時間以上続いています。

ブログ1.jpg

(ウクライナの子どもたちはサンタクロースに何を願うのか)

ウクライナの冬は、気温が氷点下10度、
ところによっては20度まで下がります。

間もなく本格的な冬の到来を迎え、
こうした電力不足が深刻な問題となっています。


地域によっては停電により、
水道のポンプが停止して断水が起こり、
電力を必要とするガスの供給にも
影響が出ています。

停電の影響は各家庭だけではなく、
病院や学校にも及んでいます。


停電が続く小児病院では医師が真っ暗な部屋で
卓上ランプの小さな明かりを頼りに
生後4か月の赤ちゃんを診察している様子が
ニュースで流れました。

また、発電機で最低限の機械だけを動かし、
懐中電灯で照らしながら
心臓の手術をする様子も
報じられています。


キーウの、ある学校では暖房設備が壊れ
教室の温度が氷点下まで下がるため、
2カ月間の休校を余儀なくされました。



電気が復旧し、学校に新しい暖房設備が届き、
久しぶりに友達と一緒に学校に通うことが
できるようになった男児は

嬉しさをにじませながらも
「またいつ停電が起こるかわからないから、
いつまで学校に通えるかわからない」と
語っていました。


このような中、ADRAは厳しい冬を
越えるための支援を継続しており、

これまでの食料や日用品の支援に加え、
薪などの配付にも取り組んでいます。


また、周辺国からも発電機を調達し、
ウクライナ国内に運んでいます。

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(ポーランドから11台の発電機をウクライナ国内の避難所へ)


スロバキアでも1台9kwの出力がある発電機を12台、
調達することができました。

この発電機は1台5000ユーロ(約71万円)です。
病院などを優先に届ける予定で、発送の準備を
進めています。


これらの支援ができるのもひとえに
皆様のお力添えのおかげです。

心から御礼申し上げます。

ブログ3.jpg

発電機.jpg

(ウクライナにむけて発電機搬送の準備をするADRAスタッフ)


ただ、電力のひっ迫状況とこれからますます
厳しくなる冬の寒さを考えると、この支援は
まだまだ十分ではありません

何千もの避難所や、凍えたウクライナの
子どもたちが暮らす場所が、電気も暖房もない状態に
置かれています。


ウクライナ国内の状況は大変厳しいものですが、
ADRAは引き続きウクライナの現状と人々のニーズを把握し、
必要とされている支援を届けることができるよう
活動を続けてまいります。


(文責:広報担当 永井温子)

ウクライナ支援特設ページはこちら

Ukraine_top2.jpg

https://www.adrajpn.org/Emergency/Ukrine2022.html
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Posted by ADRA Japan at 09:50 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(12/27) 2022年12月号 ADRA News公開のお知らせ [2022年12月27日(Tue)]


2022年12月号のADRA Newsを公開いたしました。



<内容>

2、3ページ目
・ADRA Japan事業マップ

     
4、5ページ目
・ADRAJAPANの活動
難民・国内避難民の数が過去最多の2022年
皆さまからのご支援により命を救われている人々がいます。


6ページ目
・ジンバブエ
すべての子どもに教育を!
これまでの経験を活かし新天地にて教育支援を開始


7ページ目
・世界のADRAから
(約120か国と地域に支部を持つADRAの
 事業から一部をご紹介します)


 > パキスタン
  国土の3分の1が水没する大洪水。
  命をつなぐ食料を配付

 > ベトナム
  手助けするハンドブック完成
   

・アドラのチカラ
 ADRA Japanを支えてくださる方をご紹介します!

 水野谷優さま
 ユニセフ NY本部 データ分析 セクション
 教育データユニット チーフ・シニアアドバイザー


8ページ目
・色々な寄付のかたち


↓↓写真をクリック↓↓



ADRANews.jpg




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Posted by ADRA Japan at 13:20 | ADRA News | この記事のURL | コメント(0)
(12/23) 年末年始休業のお知らせ [2022年12月23日(Fri)]


いつもADRA Japanを
応援していただき
ありがとうございます。

今年も皆さまから多くの温かいご支援を賜り、
私たちADRAはウクライナをはじめ、
中東、アジア、アフリカ等の戦争・災害被災地のほか、

子どもたちが十分に教育を受けられていない地域や
衛生環境が整っていない地域にて、
多くの方々に寄り添う支援に
取り組むことができております。


支援活動は引き続き行ってまいりますが、
ADRA Japan事務局は下記の通り、
年末年始休業を予定しておりますので
ご案内いたします。




<年末年始休業および業務時間縮小期間>

12月29日(木)〜2023年1月9日(月) 


<通常業務開始>

2023年1月10日(火)〜 



この期間中のお問い合わせは
以下のWEBお問い合わせをご利用ください。
1月10日より順次ご対応いたします。

WEBお問合せはこちら

期間中、ご不便をお掛けいたしますが、
ご了承のほど宜しくお願いいたします。



また、最近では領収証についてのお問い合わせが
多くなっております。

2022年度中にADRAに届いたご寄付に関しては
特別のお申し出がない限り、2023年1月に
1年分をまとめてお送りしております。

お届けまで、もうしばらくお待ちください。


また、クレジットカードによるご寄付の場合、
法令により、ADRAに実際の入金があった日を
ご寄付日として領収証を発行することに
なっております。

年内のご寄付としての受付をご希望の場合は、
銀行振り込みや郵便振替をご利用いただき、
メールにてご一報をお願いいたします。

メール送信先:
support_adra@adrajpn.org



この1年も、皆さまより温かいご支援を
賜りましたこと、心より感謝申し上げます。


引き続き、「ひとつの命から世界を変える」をモットーに
一人ひとりに寄り添った支援活動を届けてまいります。


ADRA Japan事務局


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(12/22)<続報>令和4年台風15号で被災した静岡県袋井市で「相談会&足湯」を行いました [2022年12月22日(Thu)]


9月に上陸した台風15号は、

静岡県をはじめとする東海地方に

甚大な被害をもたらしました。


アドラが支援に入っている静岡県袋井市では、

床上浸水104棟、床下浸水152

125日現在、参照:静岡県)の

被害が出ています。



浸水の被害にあったお宅は、

以前のように生活できる住環境を取り戻すために、

室内や床下の泥出し、洗浄、乾燥、

消毒などの作業が必要になります。



しかし、水害発生から2か月以上が経っても、

復旧作業に時間がかかり、

それらの工程を終えられていないお宅もありました。

また、

元の生活に戻れない状態が長引いていることで、

一部の住民の方には疲れが見受けられました。



心身の疲れや不安を少しでも解消するため、

112日、

袋井南部地域包括支援センターさん方と一緒に

高南地区で「相談会&足湯」を開催しました。






スライド8.JPG

足湯でホッとリラックス)



スライド7.JPG

奥に相談スペースを設けた)


当日は11月とは思えないほど暖かく、

徒歩でいらしたお母さん方も


「こんなの着ていて暑いわ」と、


部屋に入るなり

すぐに上着を脱がれる姿もありました。


暖かい日でも足湯は快適で、

足をお湯につけると


「あ〜気持ちがいいね。

さっきも片付けしてたの。いいね。」と、


頬を緩めていらっしゃいました。






スライド9.JPG

ボランティアと話がはずむ住民の方)



今回は弁護士さんと建築士さんの

相談スペースも設けていたので、

真っすぐに相談スペースに行かれる方も。


お金のことや、家の乾燥具合など、

個別の心配事を真剣に相談されていました。



専門家の方が

実際にお家を見た方が良いと判断し、

住民の方も希望した場合には、

その場ですぐに一緒に歩いてご自宅へ!

というケースも。



悩みごとが即、解決に繋がっていき、

住民の方が抱えていた心のもやもやも

解消される相談会となりました。



相談を担当した弁護士さんからは、


「いろいろな地域に行きますが、

今日は地域密着型だな〜!」と


感心の声もあがっていました。





スライド10.JPG
その場でパッと集まって被災されたお宅の対応を相談)



実はこの地域が「地域密着型」なのは、

災害が起こる前から、

地域の確かな関係ができていたことに由来します。


自治会長が地域の方々に積極的に声をかけ、

住民同士が日ごろから頻繁に会話をすることで、

コミュニティの絆をつくっておられました。



高南地区、

コミュニティの力があるなぁと思います。

まさに、地域の見本のような場所でした。



あるとき、

廃品回収日の決められた時間に

ゴミ置き場を通りかかると、

ぞくぞくと住民の方々が集まってきました。



ゴミを置きに来るついでに

立ち話をする住民の方が多いこと多いこと、

驚きました。



また、地元の方に連れて行っていただいた

地域の食堂「あえるもん」。


地域の方がボランティアで

運営している食堂なのですが、

年配の方からお子さんを連れたお母さんまで、

お昼時は満席!


わいわいお話されている様子に感動しました。


その日の担当の住民の方が

考える献立で作られたご飯も

ホッとするお味でとても美味しかったです。





スライド11.JPG

その日のあえるもんのご飯)




地元の方に聞くと、

高南地区の皆さんは

日ごろから顔と顔が見える関係ができている

ということでした。



袋井市の中では

被災世帯数が多かったのですが、


発災直後にひどい混乱が見られなかったのは、

地域の密な関係と、

浸水後の自治会長の迅速で細やかな対応、

袋井南部地域包括支援センターさんなど


地元に寄り添ったお仕事をされている存在が

あったからこそだと感じました。



復旧復興はあくまでも住民の方が主体で、

ADRAはそのサポートする存在であれば

と思っています。




この活動には、
Yahoo!ネット募金にたちあげている

「令和4年台風15号で被災した
静岡県袋井市の方に寄り添う支援を」

https://bit.ly/3CY1xQS


にお寄せいただいたご寄付を
大切に活用しております。


引き続き、皆さまからの温かいご支援を、
よろしくお願いいたします。


(執筆:国内事業課 三原千佳)


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Posted by ADRA Japan at 12:00 | 国内災害被災者支援 | この記事のURL | コメント(0)
(12/20) 雪降るウクライナ。命綱となっている支援を続けています。 [2022年12月20日(Tue)]


深刻な危機が続いているウクライナでは、
人々の苦しい暮らしが続いています。





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[支援が人々の命綱となっている地域で新鮮なパンやその他の食材、離乳食等を配付。2022年12月 ウクライナ東南部]




南部のへルソン州、東部のイジューム州、
北東部のバフムート州などでは、
ライフラインが断たれ、
600万人のウクライナ人が
電気を使えない生活を送っています。


地域によっては気温が
マイナス20度にもなる極寒の冬が始まり、
食料や安心して温かく過ごせる環境が
必要とされています。




ADRAは、命をつなぎ笑顔をとりもどすための
あらゆる支援に取り組んでいます。


先週は、砲撃の合間をぬって
ルハンスク地方へ280箱の食料セットと、
215個の焼きたてのパンを届けました。


この地域で配った食料セットは、
累計で10万個を超えました。




ドニプロペトロウシク州、ヘルソン州、
ハリキウ州にはこの1週間で約7,000本の水を届け、
そのほか、給水設備が破壊されたり、
十分な水が手に入らない地域に
12.5万リットルの水を支援しました。




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[救急車での避難支援で、障害のある方、200人以上の避難を助けています。2022年12月 ウクライナ・ヘルソン州]





公共の交通機関がすべて止まってしまった地域での
無料バス運行支援も継続しており、
年金の受け取りや通院、買い物など、
1700人以上に利用されています。


寒い冬を乗り超えるために必要な支援にも
取り組んでおり、
複数の市町村に対して発電機を提供しました。




また、命の危険がある地域からの避難支援も
継続しています。


先日は、治療が必要な状態にも関わらず、
電気も水も燃料もない中、
毎日砲撃がある地域から避難できずにいた家族に
救急車を手配し、
治療と暖がとれる環境を
支援することができました。




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[設備が破壊され飲み水が手に入らない地域に、飲料水や水の浄化剤を配付しています(2022年12月 ウクライナ 東南部の州)]





皆さまからの温かいご支援のもと、
WPFやユニセフのほか、
多くの支援パートナーと共に、
これらの活動に取り組むことが
できておりますことを心より感謝申し上げます。


今も厳しい状況が続いているクライナの方々に
寄り添った支援を届けられるよう
引き続き温かいご支援をお願いいたします。



(文責:広報担当 永井温子)


ウクライナ支援特設ページはこちら

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https://www.adrajpn.org/Emergency/Ukrine2022.html
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Posted by ADRA Japan at 10:07 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(12/16) vol.95 新しい事業がはじまりました [2022年12月16日(Fri)]
こんにちは。
南スーダン難民事業を担当している羽鳥 憲伍です。

私たちは2014年からエチオピア西部のガンベラ州の
難民キャンプで、水・衛生分野で活動してきました。
今回のブログでは、2022年9月より新しい段階に入った
クレ難民キャンプでの支援活動についてご紹介します。

クレ難民キャンプは2014年に開設され、
現在5万人以上の人々が住む大きな難民キャンプです。

難民キャンプ開設から8年間が過ぎましたが、
いまだに南スーダンに帰れない人が多くいます。
こうした状況には不安定な治安や、南スーダン側の
受け入れ態勢が整っていないなど、様々な要因があります。

難民の人々の多くは、南スーダンに帰っても
家や財産が残っていなかったり、仕事がなかったり、
インフラが破壊されたままになっていたりと、
国内避難民のような立場になります。
また、生活基盤を再構築するためにも
資金や時間や様々な手続きが必要になります。

5万人以上が生活するクレ難民キャンプの様子.jpg

5万人以上が生活するクレ難民キャンプの様子


ADRA Japanはガンベラ州でトイレの建設と
衛生啓発活動を中心に活動しています。
人口密度の高い難民キャンプでは
排泄物の処理は大きな課題です。
トイレがなければ、屋外排泄が増えて
感染症が拡大するリスクが
増えてしまいます。

これまでの活動ではトイレを建設して、
難民の人々に供与してきました。2021年からは、
難民の人々にトイレ建設に参加してもらい、
トイレの作り方を学んでもらうようにしました。


トイレの構造を学ぶ研修参加者.jpg

トイレの構造を学ぶ研修参加者


2022年9月から始まった新しいプロジェクトでは、
前年の活動を発展させる形で、難民の人々を対象に
建設研修を実施し、自分自身でトイレを
作れるようになってもらいます。
また、建設技術を学んだ難民がグループを作り、
自分のトイレを修繕したり、他の人のトイレを
作れるようになってもらいます。

建設資材も難民キャンプ周辺で手に入れられる
枝や土壁にすることによって、NGOなどの
支援団体がサポートしなくても、自身で安価に
作れるようになります。

多くの難民は南スーダンの農村部から来ています。
そして、ほとんどの難民が、いずれは故郷の
南スーダンに帰ることを望んでいます。
難民キャンプで学んだ建設技術を使い、
故郷に帰ったあとにトイレや家を作れるように
なることも目指しています。

前事業で難民の人々が作ったトイレ.jpg

前事業で難民の人々が作ったトイレ


また、過去1年間でクレ難民キャンプに居住する
難民は約5000人増加しました。
難民キャンプのような多くの人が密集して
生活する環境は、ほとんどの人にとって初めての
経験となります。

新しいプロジェクトでは、新たに難民キャンプに
住みはじめた人びとに、基本的な衛生知識と衛生習慣の
啓発を行い、難民キャンプの衛生環境が
悪化しないようにします。

さらに、以前から住んでいた難民と
新しく住みはじめた難民の両方を
対象として、手洗いを推進する啓発活動を行います。
手洗いは感染症対策の基本的かつ安価な手段です。
新型コロナウイルスはもちろん、コレラやチフス、
大腸菌による感染症は難民キャンプでも大きな脅威です。
これらに起因する下痢は、難民キャンプにも
多く住んでいる子どもたちにとっては命の危険になります。

さらに、今回の事業で取り組むのは
学校の衛生活動支援です。
5万人が住むクレ難民キャプには
5つの小学校があります。
それぞれの学校には学校衛生クラブがありますが、
これまで活発な活動は行われていませんでした。

昨年の事業から、学校衛生クラブの
活動支援を行っていましたが、
新しい事業でもこれを継続します。
衛生クラブに所属する児童にレクリエーションを
取り入れた衛生に関する授業を行い、
楽しみながら学びます。
そのあと、学校衛生クラブが主導して
衛生知識や衛生習慣を他の児童にも広げていきます。
これによって子どもたちを感染症から守るとともに、
子どもを通して各家庭にも衛生習慣が
広がっていくことを期待しています。

学校で手を洗う子どもたち.jpg

学校で手を洗う子どもたち


事業期間の約半年間、日本人スタッフ、現地スタッフが
一丸となってこの事業に取り組んでまいります。

みなさまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

今後もブログを通じて事業進捗を紹介していきます。
ぜひチェックしてみてください。

*この事業はジャパンプラットフォームによる助成金と
支援者の皆様からの寄付金で実施しています。

(南スーダン難民事業担当  羽鳥 憲伍)
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Posted by ADRA Japan at 09:15 | 南スーダン便り | この記事のURL | コメント(0)
(12/13) 通院にも利用。ウクライナの交通機関が止まっている地域で無料のバス支援 [2022年12月13日(Tue)]
ウクライナは2022年2月より
深刻な危機におちいっています。

南部のへルソン、東部のイジューム、
北東部のバフムートなどでは、
ライフラインが断たれ、
600万人のウクライナ人が
電気を使えない生活を送っています。

国民の2人に1人が
支援を必要とする状態です。
そして間もなく当地には、
気温がマイナス20度となる
極寒の冬がやってきます。



スライド1.JPG

(11月11日、ザポリージャ州を走る無料バス。
18カ所の村落を通っている)


ADRAは、食料パックや焼きたてのパン、
幼児食などの食料支援のほか、
避難所の提供や、衛生用品や医薬品、
防寒具、暖房機器、燃料などの物資支援、

現金給付、心のケア、
支援情報の発信のほか、
移動手段の提供など、
あらゆるサポートに取り組んでいます。


その活動のひとつに、
公共の交通機関が
すべて止まってしまった地域での
無料バス運行支援があります。



スライド2.JPG

(11月8日、ドニプロペトロウシク州でも無料バスが走る。
車椅子を利用中の方にも好評だ)


2022年10月27日より、
ウクライナ南部のザポリージャ地区内にある
34の集落を通る無料バスを
週に2便ずつ運行させています。

また、北東部のハルキウ地区では
2週間に一度、利用者の自宅から病院までを、
南部アポーストロヴェ地域でも
18の村落を通る9種類の特別ルートで
無料バスを走らせています。




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(11月16日、ザポリージャ州を走る無料バス内にて。
女性の利用者が多い)


今日までに、1717人が
このバスを活用しておりますが、
利用者の多くは女性や年金受給者、
あるいは障害を持った方々で、

「出かけられず困っていたので、助かる」
「病院で治療を受けることができた」
「生活に必要な食料が買えた」
「少し元気が出た」と、喜ばれております。


このような移動支援や、
食料支援をはじめとする現在のADRAの支援は、
ウクライナの方々の命綱となっているため、
今後も積極的に続けてまいります。

それに加え、
厳しい冬を乗り越えるための支援を拡充し、
家々が破壊された人々に対するインフラ設備や、
防寒具や暖房器具、燃料等の支援にも
力を入れてまいります。

私たちの活動は、
皆さまのお力添えあってのものです。
今後もご理解とご賛同をいただければ幸いです。
引き続き温かいご支援を
どうぞよろしくお願いいたします。



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Posted by ADRA Japan at 10:06 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(12/13) Human Rights Day (世界人権デー) [2022年12月13日(Tue)]
みなさんこんばんは! インスタボランティア・りのです鳥
皆さんは12月10日がなんの日か知っていますか?
世界人権の日です!!
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「人権とは、簡単に言うと人間らしく幸せに生きる権利です」
人権は、一人ひとりの個人の人間性を守り、尊厳ある人生、
一個人として人生を送るために必要です。
世界人権デー(12月10日)は、1948年に国連総会で
「世界人権宣言」が採択された日を記念しています。
全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として、
「世界人権宣言」"が定められました。
日本では毎年12月4〜10日までを『人権週間』
(人権デーを最終日とする1週間)として、
人権啓発活動を行なっています。

いじめや児童虐待、インターネット上の人権侵害、
感染症や障害等を理由とする偏見や差別、ハンセン病問題など、
様々な人権問題が依然として存在しています。 
これらの問題の解決には、私たち一人一人が様々な人権問題を、
「誰か」の問題ではなく、自分の問題として捉え、
互いの人権を尊重し合うことの大切さについて、
認識を深めることが不可欠です。

(第74回人権週間 令和4年12月4日〜12月10日-法務省より参照)
人権は大切だと誰もがご存じだと思います。
では、どのようにして私たちは自分の人権、他者の人権を
守ることができるのでしょうか?
世界の人々の人権を守り支援するための6つの方法を
皆さんにシェアしたいと思います。
(Prosperity Candle サイト:参考文献1より)

1.自分が大切にしていることについて、声を上げる
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2.世界的な組織や団体にボランティアや寄付をする
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3.公正な取引と論理的に作られた贈り物を選ぶ
(フェアトレードのチョコレートを選ぶ)
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4.他者の話を聞く
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5.社会運動との繋がりを保つ
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(著名な活動家や人権団体のInstagramや Twitterに参加する)

6.差別に立ち向かう
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ネルソン・マンデラ
「人々の人権を否定することは、彼らの人間性そのものに挑戦することです。」
この人権デーをきっかけに、人権について考え、あなたの身近な
人権と向き合ってみませんか?
お読み頂きありがとうございました!!

参考文献
「6 WAYS TO PROTECT & SUPPORT HUMAN RIGHTS FOR PEOPLE AROUND THE WORLD」
https://www.prosperitycandle.com/.../6-ways-to-protect...

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(文責:マーケティング・広報)
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Posted by ADRA Japan at 08:52 | 最新ニュース | この記事のURL | コメント(0)
(12/13) 【世界のスポーツ紹介サッカー️】 [2022年12月13日(Tue)]
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みなさんこんにちは!
インスタボランティアのルイスです。
寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

今月20日からワールドカップ2022が始まりました。
サッカーはボールひとつあればすぐできる競技です。

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アドラ・ジャパンが支援活動をしているジンバブエや
ミャンマーでもサッカーは人気のスポーツです。

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ボールがない時は、ビニール袋を何重にも重ねた
自作のボールを使ってサッカーをするくらいの人気で、
学校を訪問すると多くの子どもたちがボールを追いかけています。
今回はそんな世界的に人気なサッカーに似た
マイナースポーツを紹介します!

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一つ目はセパタクローです!
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ネットをはさんで足や腿、頭を使ってボールを相手のコートに
返し合うバレーボールとサッカーを融合した競技です。
体の柔軟性やバランス、ボールコントロールを要するスポーツです。
世界クラスになると時速140キロの球が飛び交うそうです失敗
アドラが支援活動をしているミャンマーでは、
村の中で大人が競技しているのを見かけることがあるそうですが、
足から繰り出す技は迫力満点とのことです。

次にテックボール!
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最大3回自陣でリフティングできる卓球とサッカーを
組み合わせたスポーツです。
ただ同じ体の部位では連続でリフティングができないので、
セパタクローと同様、ボールコントロールが要されます。
誰でも手軽にできるということで人気のスポーツです😀


最後にサイクルサッカーです!
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この競技で使用する自転車にはブレーキがなく、
自転車のコントロールとボールコントロールなど、
様々なスキルが要される競技です。
素早いターンなどを通してシュートを打ったり、
パスを出したりします。
2人制が室内、5人制が室外で行われます。
ルールは基本的にサッカーと一緒です自転車

世界的に人気なサッカーから派生したスポーツを
3つ紹介しましたが、他にもたくさん似たスポーツが
あるので、検索してみてください!
また、機会があればプレーもしてみてください。

世界のスポーツ紹介8.jpg


(文責:マーケティング・広報 )
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Posted by ADRA Japan at 07:57 | 最新ニュース | この記事のURL | コメント(0)
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