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(2/28) たくさんのご支援ありがとうございます。 [2022年02月28日(Mon)]


皆さまからの温かいご支援がこのように
大きな金額となり、支援活動の見通しを
持てますことを大変心強く思っております。




現在、ニュースでも報道されている通り、
ウクライナの状況は刻一刻と変化しており、
かなり緊迫した状況です。




ADRAの現地スタッフは現在、安全確保を
第一に行動しており、防空壕(ごう)に避
難するなどしています。


状況に応じて最小限のコミュニケーションと
なっていますが、ウクライナ支部から受け
取った現時点の最後のメッセージは


「Thanks a lot.」


防空壕(ごう)の中からでした。




ADRAはウクライナ国内でも数百名のボラン
ティアの方々の協力を得られるネットワーク
を持っています。


今現在では、安全確保が最優先になりますの
で状況を見ていく必要がありますが、平穏を
奪われ、絶望を感じている方々に少しでも寄
り添えるよう、皆様のご支援のもとできる準
備を進めてまいります。




また、ADRAは世界約120カ国に支部があり、
教会などとも連携ができるネットワークもあ
ります。


現在の状況を受け、首都近郊での支援活動に
ついては慎重に進める必要があるとみていま
すが、

周辺国のADRAネットワークと連携し、危険
な地域から逃れてきた方々にも必要な支援を
届ける準備も着々と進め、すでに支援を
スタートしています。



ウクライナ_緊急支援_01.jpeg


国境に逃れ難民となったウクライナの方々に
寄り添い必要な支援を案内、提供しています
(撮影場所:ルーマニア・ウクライナとの
国境付近、2022年2月26日)



<ADRAポーランド>
国境エリアに政府により設置された難民
センターがあります。

ADRAポーランドは、水や食べ物、衣類、
衛生用品などの支援物資パッケージの配付と、
難民となった方々の心的ケアを提供できる体
制になっています。



<ADRAハンガリー>
国境に逃れてきた方々をシェルターまで
移送する準備が整っています。

また、100〜200人の方を受け入れること
ができるキャンプサイトと、ハンガリー国
内のホームステイ先を確保しています。



<ADRAルーマニア>
すでに多くの方がルーマニアに入国してい
ます。

ほとんどの方がここを経由地として他国へ
向かおうとしています。

ADRAルーマニアは、現地の支援団体とと
もに2,000人の方を受け入れられる
シェルターの準備を完了し、すでに100名
の方が利用しています。

ほかにも約1,000世帯がホームステイ先と
して、すでに400世帯が受け入れをスタート
しています。



ウクライナ_緊急支援_02.jpeg


国境に逃れ難民となったウクライナの方々
に支援を提供。ホームステイ先の調整もし
ています
(撮影場所:ルーマニア・ウクライナとの
国境付近、2022年2月26日)



<ADRAスロベニア>
国境付近で、難民となった子どもや家族に
必要な支援を届ける準備を進めています。



<ADRAスロバキア>
難民となって逃れてきた方々に食糧や衣類、
携帯できる食べ物や、ホームステイを提供
しています。


また、ADRAインターナショナルやADRA
ヨーロッパも、支援や情報の共有など
ADRAネットワーク全体のコーディネーショ
ンに努めています。



ウクライナ_緊急支援_03.jpeg


国境に逃れ難民となったウクライナの方々
に食料や衣類などの支援物資を提供してい
ます
(撮影場所:ルーマニア・ウクライナとの
国境付近、2022年2月26日)



私たちの活動は皆さまのご支援により支え
られております。


皆さまのご支援、心より感謝いたします。


<<ウクライナ緊急支援のご寄付はこちらから>>


(執筆:マーケティング担当 永井 温子)

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Posted by ADRA Japan at 20:56 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(2/25) ウクライナで緊急人道支援が必要とされています [2022年02月25日(Fri)]

ADRA_Ukrine.jpg



不安定な状況が続いていたウクライナ情勢
ですが、ロシア軍による攻撃がはじまり、
最悪なシナリオが現実となってしまいまし
た。


国際NGO・ADRAは1993年よりウクライナ
国内で人道支援に取り組んでいますが、今
起こっている最大の人道危機を前に、皆さ
まのご支援を必要としています。




2022年2月24日現在、ウクライナ東部の
ドネツク州・ルハンスク州では砲撃により
何万人もの方々が水や食料、シェルター、
防寒用具など、命にかかわる支援を必要と
しています。


2月24日からは、首都キエフ郊外でも攻撃
がはじまり、避難のために家を離れ行き場
をなくしてしまった方々も大勢出ています。




ADRAはこれまで、ウクライナにおいて寒
い季節を乗り切るための越冬支援や安全な
飲料水の提供、住宅や学校、病院などの復
旧支援、心に傷を負った方の心理的サポー
トなど、


100万人以上の方に寄り添ってきた支援実
績があり、今回の状況の中でもウクライナ
政府から複数分野での支援要請を受け、
すでに支援に必要な調査や調整に動いてい
ます。




ADRAは、ウクライナ国内に複数の拠点を
持っており、また数百人のボランティアを
動員できるネットワークにも支えられて活
動をしています。




2022年2月24日の時点では、ウクライナ国
内の銀行やマーケットは通常どおり動いて
ましたが、25日、ATMが止まり人々は現金
を引き出すことができなくなったという情
報がはいっています。


ADRAは、販売業者などと話し合い、現金
と同じように食料や水を購入できる
バウチャー券を準備し、支援を必要として
いる人々に配布する準備を進めています。




また国外に難民として逃れる人も今後増加
すると予想されます。


ADRAは、ポーランドやハンガリー、
スロベニアなどのADRAネットワークとも
連携し、難民として国外に逃れた人々の支
援を迅速にスタートできるよう準備を進め
ています。




また、状況がさらに悪化した場合にも支援
を継続できるよう、戦火に巻き込まれる可
能性の低い地域にある倉庫に、支援物資を
備蓄し、必要な方に届けてまいります。




今後必要になると考えられる支援は以下の
通りです。

・水や食料、生活必需品の配付

・現金または必要物資と交換できるバウチャーの配付

・避難のための移動手段や燃料の提供

・寒さをしのぐための支援

・避難所や仮の住居となるシェルター支援




今、これまで以上に困難な状況に直面して
いるウクライナの人々に、
皆さまのご支援をお願いいたします。

<<ウクライナ緊急支援のご寄付はこちらから>>



(執筆:マーケティング担当 永井 温子)

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Posted by ADRA Japan at 20:41 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(2/18) ネパール便り vol.59 村落部の妊産婦や子どもたちにも質の高い保健医療サービスを! [2022年02月18日(Fri)]


皆さま、初めまして。
ADRAで新生児・小児保健事業のスタッフと
して働いています、タルカ・タパです。


ADRAは2019年3月からネパールのバンケ郡
にて新生児・小児保健環境の改善事業を実施
しておりますが、皆さまからのご寄付により、
今回新たな支援を届けることができました。



2.png


タルカさんはプロジェクト・コーディネーターを務めている




ADRA Japanは皆さまからのご寄付と
日本NGO連携無償資金協力の助成も受け、
バンケ郡の分娩施設の修繕を行ってきました。


(詳しくはvol.44vol.55でご報告しています。)




分娩施設は修繕されてきれいになりましたが、
医療器材が古くなって錆びているものがあった
ほか、


不具合のある分娩台や照明灯を引き続き使用し
ていることで、
スタッフへの負担や、安心・安全な保健サービ
スの提供への影響がありました。


例えば、ストッパーの効かなくなった分娩台を
使っていた分娩室では、1人のスタッフが妊産
婦と新生児のケアを行う一方で、


もう1人のスタッフが分娩台を後ろから支え続
けなければいけないという状況が起こっていま
した。


また、医療器材が不足している保健医療施
設では、発熱患者等も来る外来棟と分娩棟で
同じ血圧計を使用せざるを得ないこともあり
ました。



6.jpg


錆びた産後回復室用ベッド




4.jpg


ストッパーの効かない分娩台




各分娩施設には、妊産婦さんが安心して出産で
き、産まれた子どもに最適なケアができるよう
に必要な医療資機材がいつでも整備されている
ことが大切です。


そのため、ADRAは新しい分娩台や産後回復室
用ベッド、医療用照明灯、血圧計、分娩処置器
具、胎児超音波ドップラー、高圧蒸気滅菌器と
いった医療器材を、各施設のニーズに合わせて
支援しました。



7.jpg


新しい分娩台と医療用照明灯




5.jpg


新しい分娩室専用血圧計




3.jpg


新しい分娩処置器具セット




これらの新しい医療器材により、
村落部のコミュニティにある各施設でも何百人もの
妊産婦や子どもたちへ質の高い保健医療サービスが
できるようになり、


私たちの目標のひとつでもあるバンケ郡の
妊産婦・5歳未満児死亡数を減らす一助になると
考えています。


日本の皆さまからのご支援により、
分娩施設に適切な医療器材を届けられたことを
とても嬉しく思います。


1.png


地域の人々が安心して保健医療サービスを受けられ
る環境が整備されるよう、
引き続き、皆さまの温かいご支援を
よろしくお願いいたします。



(執筆:ネパール事業担当 タルカ・タパ
和訳:ネパール事業担当 大西由香)


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Posted by ADRA Japan at 17:08 | ネパール便り | この記事のURL | コメント(0)
(2/10)南スーダン便りvol.93 インターネットのニュースでは見ることがない日常的なエチオピアを駐在員がご紹介します! [2022年02月10日(Thu)]


皆さま、こんにちは。
エチオピア駐在員の辻本です。


今回はエチオピア食べ物、装飾、乗り物など
エチオピアの日常や文化をいくつか
ご紹介します。



★エチオピアの食べ物「インジェラ」


エチオピア人の主食と言えばやはりこれ。
インジェラです。
テフという植物から作られており、
鉄分とカルシウムを多く含みます。


レストランや大衆食堂など、
どこに行ってもインジェラを
見つけることができます。


当たり前の食べ物過ぎて、
レストランで具材だけ注文すれば
インジェラと一緒に出てくる、
日本人にとってのお米のような存在です。


パスタを注文したら
インジェラと一緒に出てきた、
ということもあります。



1.jpg


(ブヤイネット:インジェラと数品の野菜料理を組み合わせたもの。)




2.jpg


(ティブス:肉を炒めた料理)




★おもてなし時に床に敷く草「ケテマ」


エチオピアではおもてなしの場に
青草を敷く習慣があります。


自然の中にいるという演出のためと
いわれています。


敷く草に決まりはないようですが、
基本的に細い草が多いです。


インジェラを紹介した一枚目の写真にも、
草が地面に敷かれているのが分かるかと
思います。


上を歩くと柑橘系にも似た清々しい匂いが
します。



3.jpg


(ショッピングモールの中でも青草が敷かれている)



4.jpg


(青草が敷かれている伝統的なコーヒーセレモニーが行われる場所。このような場所はホテルの1階などにも設置されている。)




★エチオピアのコーヒー


エチオピアといえばなんといってもコーヒー
です。


コーヒー発祥の地と言われるエチオピアでは、
都会、田舎関係なくいたるところで
コーヒーが飲まれています。


また、コーヒーはエチオピアの最も多い
輸出品目でもあります。


エチオピアのコーヒー屋さんでは
スプリッスと呼ばれる、
コーヒーと紅茶を混ぜたものも飲めます。
さわやかで飲みやすく、
コーヒーと紅茶の両方の香りを感じられます。



5.jpg


(首都アディスアベバで飲んだコーヒー。
レストランなどでコーヒーを頼むと
ポップコーンと一緒に出てくることがある。)



6.jpg


(事業地ガンベラ州の田舎で飲んだコーヒー。
日本円にして1杯10円ちょっと。)




★エチオピアの飲み物「アンボ」


飲み物繋がりでもう一つご紹介したいのが
こちら。
何かわかりますか?



7.jpg




正解は、炭酸水です。
日本で炭酸水と言えばウィルキンソンや
ペリエなどかもしれませんが、
エチオピアは違います。


炭酸水を注文したければ、
アンボと言えばほぼ100%通じる
エチオピアの炭酸水です。


ラベルに「AMBO WATER」と
書いていますが、
レストランで”Water”(水)を注文すると、
これが出てくることもあるくらい
馴染み深い飲み物です。



★移動手段のひとつ「青タクシー」


首都のアディスアベバにはたくさんの
タクシーが走っています。


ウーバーのようなアプリを使って
呼ぶことができる車もありますし、
そうでない昔ながらのタクシーも
走っています。


写真に見える青色の車が
昔ながらのタクシーです。


ほとんどの車が中古車で、
修理に修理を重ねて使っているものも
少なくなく、
年代物が今も元気に走っています。


一度、運転手に聞いたときは、
70年代のカローラだったことがありました。



8.jpg




以上、インターネットのニュースでは
見ることがない、
日常的なエチオピアをご紹介しました。


いかがでしたでしょうか?


今回のブログで読者の皆さまに、
ADRA Japanの事業地であるエチオピアを
少しでも感じていただければ嬉しいです。


次回は、活動の様子をお届けいたします。
どうぞ楽しみにしていてください。



(執筆:エチオピア駐在員 辻本)

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Posted by ADRA Japan at 21:31 | 南スーダン便り | この記事のURL | コメント(0)
(2/9) トンガの噴火と津波を生き抜いた女性2人の実体験 [2022年02月09日(Wed)]


トンガ・ミッションオフィスの宿舎に住む
カレシさんとグウェンダさんは、引っ越し
の準備を進めていました。


1月13日、トンガに津波警報が出されまし
たが、翌日には解除されたため、2人はこ
れで無事に引っ越しができると思っていま
した。



カレシさんとグウェンダさん.jpg


カレシさん(左)とグウェンダさん(右)



1月15日、この日の夜には友人が訪ねてく
る予定になっており、それを楽しみに2人
は早くから夕飯の準備を進めていました。


そのとき、火山が噴火する音が聞こえまし
た。


前にも同じような噴火があったので、2人
はさほど気に留めず料理を続けていました。


ところが今回の噴火は長く、前回とは様子が
違うことに気づき、外を見ると近くの海で噴
煙が上がり、あっという間に家に向かってく
るのが見えました。


慌てて外へ出ると、再び噴火がありました。


地面は大きく揺れ、噴煙の中には雷も見えた
ため、危険を感じて家に逃げ込もうとしたと
き、一番大きな噴火が起こり、爆音で耳が裂
けそうになりました。


お互いの叫び声はまったく聞こえませんでし
た。


近くのビルの2階に避難すると、海面が盛り
上がるのが見えました。


波は防波堤を超え、あっという間にビルの
敷地内に入ってきました。


火山灰や噴石が降ってくる危険も考えられ
ましたが、津波が柵や塀を破壊していく様
子を目の当たりにし、2人はその場から逃
げることを決断。


胸のあたりまで水位がある中、お互いに腕
を組み、門に向かって波に逆らいながら津
波の中を歩きました。


強い波が押し寄せたら通り過ぎるまで立ち
止まり、そしてまた進みました。


水から脱出できたあとは、噴石が降る中を
とにかく走り続け、新しいビルにやっと避
難できました。


そのとき、火山灰が激しく降り、インター
ネットがつながらなくなりました。




翌日になって宿舎を見に行くと、2人が逃げ
た時点でまだ建っていた家は完全に破壊さ
れていました。


命を落としていてもおかしくなかった状況
の中、たくさんの方の祈りを通して神様に
助けていただいたことを、2人はただただ
感謝しました。




この2人のような危機的状況を、トンガに
住む多くの方々が経験しています。


アドラは、現地の教会ネットワークと協働
して被災された方々への支援をスタートし、


2月上旬までに3つの島々に住む700世帯以
上の方の生活を支えるための現金給付を行
いました。


人口の84%が被災という甚大な被害から立
ち直ろうとする方々に、今後も寄り添って
まいります。



(執筆:マーケティング担当)



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Posted by ADRA Japan at 23:29 | 緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)