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(4/23) ミャンマー便りvol.39 〜ミャンマーにおける現地スタッフの安全および事業活動状況についてご報告します〜 [2021年04月23日(Fri)]


ADRA Japanは現在、ミャンマーで校舎建設などの教育支援事業を実施しています。

昨年の半ばより、ミャンマーにADRA Japanのスタッフは駐在しておらず、ADRAネットワークのミャンマー支部であるADRA Myanmarに所属するスタッフとメールやインターネット通話等で連絡を取り合いながら事業を進めてきました。

コロナ禍により日本からの出張が難しい中で、事業を安定して進めることができるのは信頼できる現地スタッフとの堅固なつながりがあるからです。



ところが、2021年2月以降、ミャンマー情勢は非常に厳しい状況に陥っています。

ADRA JapanとADRA Myanmarの間では、インターネット回線の不安定さなどの課題はあるものの、幸いにも連絡を取ることはできており、現地スタッフ全員の安否確認も取れています。

また、ADRAが教育事業を実施している地域は都市部から離れていることもあり、事業はほぼ計画通りに進めることができています。

しかし、新しい地域での事業は先行きが不透明な状態です。



今後も情勢の変化には細心の注意を払いつつ、スタッフの安全確保を最優先にし、現地支部や関係機関と緊密に連携していきます。

その上で、可能な範囲で事業を運営する方針を考えていきたいと思います。



皆さまの温かいご支援、いつもありがとうございます。

緊迫した状況が続きますが、ADRAがミャンマーでの活動を継続することができるよう、引き続き応援をしていただければ幸いです。



笑顔の生徒たち(パヤー小学校).JPG


<事業対象校の児童(パヤー小学校)>




写真2_校舎建設過程(コパドゥ校).jpeg


<建設中の新校舎(コパドゥ小学校)>




(執筆:ミャンマー事業担当 會田 恵梨)



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Posted by ADRA Japan at 11:00 | ミャンマー便り | この記事のURL | コメント(0)
(4/22) ジンバブエ便りvol.54 ジンバブエ経済の、今 〜再び起きているインフレーションとコロナ禍の中、人々はどう暮らしているのだろうか〜 [2021年04月22日(Thu)]


こんにちは。ジンバブエに現地事業責任者として駐在している小松です。

今回は現在のジンバブエ経済の話をしたいと思います。



この記事を読む前に、ジンバブエ経済の歴史を知りたい方は以下のブログを参考にしてください。↓

(4/7) ジンバブエ便りVol.46.〜ジンバブエの経済政策に翻弄される人々〜-ひとつの命から世界を変える



米ドルとジンバブエドルの為替レートのインフレーション

私は新型コロナの世界的流行でADRA Japan本部の指示により、2020年3月に一度日本に帰国しました。

私が帰国したすぐ3月末から、ジンバブエ政府はアメリカ・ドル(US$)と現地通貨であるジンバブエ・ドル(ZW$)の銀行為替レートを固定し、US$1に対してZW$25にしました(ただし、為替レートは取引先によって変動します)。

同時に、2019年6月から禁止されていたUS$の使用が認められ、法的に問題なくUS$とZW$の両方が使えるようになりました。

US$の使用が認められたことで、業者がUS$で海外からガソリンや資材などを購入できるようになったので、ガソリンの購入を待つ長い行列なども見られなくなりました。

また、首都では電気も安定して供給されるようになりました。



しかし、3月末からロックダウン規制が始まり、多くの人が店を閉め、人々の行き来が街から無くなりました。

銀行為替レートは上述の通りUS$1に対してZW$25の固定でしたが、マーケットの為替レートはZW$25を超えるインフレーションが起きていました。

政府は、インフレーションに歯止めをかけるために、為替レートのオークション制を2020年6月から導入しました(参考ページ(rbz.co.zw))。

初めて耳にする政策です。



オークションは毎週火曜日に行われます。

US$1に対してZW$25で固定されていた銀行為替レートはオークション制度が始まった6月末は約ZW$57、7月末には約ZW$68、8月には約ZW$80のアメリカ・ドル高、ジンバブエ・ドル安に跳ね上がりました。

インフレーションの歯止めのために導入した為替レートのオークション制度で、かえってインフレーションが進んだかのように見えましたが、2020年8月以降は落ち着き、2021年3月現在でもUS$1に対して約ZW$80で安定するようになりました。

理由は定かではありませんが、ロックダウンにより経済がほとんど動かなかったので、市場(US$の現金の流れ)が安定したのではないかと推測されています。



食料品・生活用品のインフレーション

以下の図は、2019年1月〜2021年2月までの、食糧、生活用品、それぞれの平均物価上昇率を表したものです。(参考、ジンバブエ中央銀行のHP)。

グラフを見て分かるように、この2年の間でも大きく物価が変動しています。

これは単に物の価格が変動しただけではなく、使用通貨やUS$とZW$の交換レートに係る政策が大きく影響しています。

例えば、2019年6月の大幅な物価の上昇はUS$の使用が禁止されたためであり、2020年3月の物価上昇は銀行為替レートがUS$1に対してZW$25に固定されたためです。




1.png

[図1.食糧、生活用品、それぞれの平均物価上昇率]




インフレーションに対応できるように数字を増やす

インフレーションはZW$の紙幣にも影響しました。

2020年1月には約ZW$37で購入できた食パン1斤が、8月には約ZW$80になりました。

今まで利用されていた2ボンドや5ボンドの紙幣では枚数が多くなりすぎるので、5月に10ボンドや6月に20ボンドの紙幣が新たに発行されました。




2.jpg

[使い込まれ、すでに汚くなっている新紙幣]




また、インフレーションは携帯リチャージカード(日本でいう携帯電話用のプリペイドカード)にも影響しました。

為替レートがUS$1対ZW$1のときは、US$5のリチャージカードの購入でしばらくの間、データ通信料や通話料をカバーすることができました。

しかし、インフレーションにより携帯会社もデータ通信料や通話料を値上げしたので、US$5のカードではそこまで通信料と通話料をカバーできなくなりました。

そのため、リチャージカードの販売額は10倍のZW$50とUS$50なみの価値になりました(一方で、なぜかカード自体は約5分の1のサイズに縮小されました)。




3.jpg




更に、政府は、US$とZW$が1対1でなくなり、その差が大きくなったことを受け、US$を表す$の表記を使わないZWLという通貨表記も新たに導入しました。

ZWLとZW$の実態は全く同じですが、本来「ZW$(ジンバブエ:ドル)」は2009年のインフレーションで経済破綻が起きるまで使っていた表記で、そのあと再度自国の通貨を作ったときに表記を「ZWL$(ジンバブエ・ドル)」とし過去と差別化を図ったのですが、実際のところあまり使い分けはされていないので、それぞれの記載が入り混じって存在しています。



インフレーションが故に支払い方も多種多様

ZWLとZW$、ZWL$はどれも同じ意味で、ジンバブエの通貨であるジンバブエ・ドルになります。

しかし、ジンバブエ・ドルという言葉はほぼ耳にすることが無い一方で、次の写真はUS$現金で支払った時の領収書ですが、US$での支払い、ボンドノートでの支払い(ZW$)、Ecocash(エコキャッシュ)など携帯電話のシムカードを使っての支払い(Mobile)、銀行からの振り込み(T/FER)、プリペイドカードやデビットカードによる支払い(SWIPE) など様々な支払い方法があり、支払い方法に応じて、みんな金額とレートを確認し合っています。




4.jpg




少額のUS$1またはZW$1以下の通貨がない・少ないことによる障壁(キャッシュクライシス)

US$の使用は認められたものの、そもそもUS$の紙幣自体がこの国にはほとんどありません。

特に、ZW$1以下の通貨がほぼないことやUS$1などの少額紙幣が余り流通していないことなどで、おつりが特定のマーケットで使用可能な商品券やコインになることもあります。

たまに、US$とZW$が混ざったおつりになることもあります。




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[あるファーマーズマーケットで利用可能な1つUS$1分のコイン]





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[あるフードコートで使える商品券]




食材やガソリンはある

インフレーションが落ち着いた現在は、買い付け騒ぎは起きず、為替レートがUS$1に対してZW$80のアメリカ・ドル高、ジンバブエ・ドル安であってもお店に品物はそろっています。




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US$価格で日本の物価と比較した場合、品物にもよりますが、日本の相場と大して変わりません。




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ディーゼルガソリンが1リットル US$1.31で、レギュラーガソリンがUS$1.30です。




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フィッシュアンドチップスがUS$8で、ハーフチキンがUS$7です。




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地元の飲食店なら主食のサザとチキンシチューで、US$1.50です。

ちなみに、このときUS$2を支払ったら50セントのおつりが無いので、ZW$50のおつりが返ってきました。(為替レートはUS$1対ZW$100で計算されていました)



ここまでジンバブエ経済の流れをできる限り分かりやすく伝えてきましたが、ご理解していただけたでしょうか。

最後に、インフレーションはまたいつ起きるか分かりません。

また、銀行にある自分のお金がどうなってしまうのかも信用ができないので、多くの国民が銀行に預けず、家にお金を置いています。

銀行にお金を預けても利息はなく、もし現金を引き出せたとして、銀行によっては引き出し額の合計に対して、2.5%の手数料がかかります。

物価が高くなっても、給料が物価のように上がるわけでもなく、2020年3月にロックダウン規制が始まっても、政府は何一つ保証もしてくれない中で多くの国民が生き延びてきました。



私は、いつも「どうやって生きているんだろうか」と、ジンバブエ人のことを心配しています。

それでも、こうやって私がジンバブエに戻ってきて多くの人の笑顔を見る限り、国民一人一人が見えないところで手をつないで苦境を乗り越えているんだろうなと思うと、ジンバブエ人の強さに心を打たれます。

そのような苦境の中で頑張っているジンバブエの人達に、感染対策をきちんとしつつ、これからも必要な支援を届けられるように活動していきます。

引き続き、ご支援、ご協力をお願いします。



※ADRAJapanスタッフのTwitter
ADRA Japan(アドラ・ジャパン)スタッフさん (@ADRAJapan_Staff) / Twitter

私も1週間に1回程度ツイートしていますので、フォロー・いいね・コメントをぜひ、宜しくお願い致します。楽しみにしております。


(ジンバブエ事業 現地事業責任者 小松 洋)



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Posted by ADRA Japan at 18:00 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(4/14) 福島県沖を震源とする地震被災者支援活動のご報告〜プチギフトのお届け〜 [2021年04月14日(Wed)]


2021年2月13日(土)23:07頃に発生した福島県沖を震源とする最大震度6強の地震は、津波の発生はありませんでしたが、主に福島県と宮城県の一部で物の落下、地割れ、停電、断水、建造物の損壊などを引きおこしました。



東日本大震災の発災以降ADRA Japanが長期で支援活動を行った宮城県山元町では、震度6弱を観測し、住宅にも半壊35世帯、一部損壊1,304世帯(参照:消防庁2021年3月29日現在)もの被害がありました。

今回の福島沖地震は東日本大震災から間もなく10年というタイミングに起こり、時期と地震規模から住民の方々は非常に不安な思いをされたことと思います。

実際、フラッシュバックを起こした方もいたようです。

そのような気持ちに少しでも寄り添うため、ADRA Japanでは山元町住民の方々にプチギフトと応援メッセージをお送りしました。




ブログちかさん1.jpg

(袋詰めされたプチギフト)




プチギフトは株式会社LIGUNA様からフェイスマスク、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ様からエクストラクリーム、絆創膏、リステリントータルケアをご提供いただき、三育フーズ株式会社様から人参ジュースと玄米グラノーラを安価でご提供いただきました。

ご支援いただきました各社に御礼申し上げます。



プチギフトはADRA Japan東京事務所で、インターンの皆さんや海外事業課や総務などのスタッフの手も借りて全て袋詰めを行いました。

気持ちをお伝えするためにメッセージカードも同封しました。

余談ですが、緊急時には事業の垣根を越えてスタッフが協力をし合うところは、ADRAの自慢できるところだと思います。

災害の発生地がどこであっても、被災地の方々を想う気持ちが常にスタッフの中で共有されています。




ブログちかさん2.jpg

(東京事務所での丁寧な袋詰め)




今回は合計500袋のプチギフトを用意しました。

寄贈先は、山元町内でも被害が大きかった坂元地区にある「山元町防災拠点・坂元地域交流センター(ふるさとおもだか館)」様、独居の方や高齢者の方の見守りも行っている「山元町社会福祉協議会」様、乳幼児親子が主に利用する「子育てひろば夢ふうせん」様、地域の方の自主的な活動を行う場として利用できる「オレンジハウス」様です。

これらの団体を通じて住民の方々のお手元に届けることができました。




ブログちかさん3.jpg

(ふるさとおもだか館さん)




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(太極拳愛好会さん)





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(プリムローズさん)





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(社会福祉協議会による被災住民の方の訪問時に)




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(夢ふうせんさんへ)




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(夢ふうせんの職員の皆さん)





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(夢ふうせんのイベント時に利用者の方)




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(爺7さん)





コロナ禍にあり、以前のように大人数でのお茶会なども実施できない中、“気にかけてくれている人がいる”“忘れられていない”と思っていただき、少しでも気持ちに寄り添うことができればと思います。



寄贈先の職員さんや住民の方々からは、

「地震があってすぐに連絡をいただいたので嬉しかったです。」

「一人暮らしで地震の時は不安でいっぱいだった方がいると思います。
そのようなお宅に訪問する際にも持っていきたいと思います。」

「昨日からやっとお風呂に入れました。(2月18日時点)」

「わ〜早く使ってみたいです。嬉しいわねー。
いつも気にかけてくださってありがとうございます。」

などの声が聞かれました。



3月20日にも最大震度5強を観測する地震が発生し、なかなか落ち着くことができません。

今後、大きな地震や津波が発生しないことを祈っています。


これからも被災地の皆さま、支援いただいた皆さまとのご縁を大切に、人々に寄り添った活動をしていきたいと思います。

(執筆:国内事業課 三原千佳)



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Posted by ADRA Japan at 18:00 | 国内災害被災者支援 | この記事のURL | コメント(0)
(4/12)【正会員の皆様へ】通常総会のご案内(公示) [2021年04月12日(Mon)]


アドラ正会員の皆様には、いつもADRA Japanの活動へのご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。

下記の通り第17回ADRA Japan通常総会を開催いたします。

正会員の皆様のご臨席を賜りたく、ご案内申し上げます。



           記

日時 2020年6月20日(日)10:00〜12:00

場所 SDA原宿クリスチャンセンター 地下1階 セミナールーム
(渋谷区神宮前1-11-1 電話:03-5410-0045)

主な議題

 ・2020年度事業報告承認の件

 ・2020年度会計報告承認の件

                                 以上



《資料の発送について》

総会資料を、6月11日(金)をめどに、郵便あるいはEメールでお送りいたします。

Eメールでのお受取りをご希望の方は、support_adra@adrajpn.org 宛に5月末日までにご連絡ください。



《新型コロナウィルス感染症への対応について》

今後の感染拡大状況に応じて、通常形態での総会開催が困難と判断した際には、インターネットを利用したオンライン開催とさせていただくことを考えております。

今後の状況の推移を注視しつつ理事会で最終判断をし、総会前までにホームページ上で発表させていただきます(アドラ正会員の皆様には総会資料をお送りする際にお知らせいたします)。



ご不明な点がございましたら、ADRA Japan 事務局までお問合せください。



ADRA Japan 事務局

特定非営利活動法人 ADRA Japan

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-11-1

電話03-5410-0045

(担当:浦島・渡辺)



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(4/6) ネパール便り vol.53 【ネパールのお父さんたち】 [2021年04月06日(Tue)]


皆さん、ナマステ、こんにちは。ネパールに駐在しています、大西です。

本日はネパールのバンケ郡に暮らす、お父さんたちの声をお届けします。



バンカティ村のバンカティ地区のシヴァさんは37歳で、3人の子どもを含めた一家の大黒柱として農業で家族を養っています。

バンカティ地区のほぼ全ての地域住民は、農業に従事しています。

シヴァさんは地域の農業委員会に所属している他、バンカティ・ヘルスポスト(村の診療所)の運営管理委員会のメンバーでもあることから、地域住民の健康には日頃から気を配っていました。




お父さん1.jpg

[バンカティ地区に住むシヴァさんと娘さん]




シヴァさんは

「家族の健康を守るために、これまでヘルスポストで行われる啓発活動にも参加してきました。

けれども、病気の子どもを家でどのように面倒見たらよいか、きちんと分かっていませんでした。

地域の人によっては子どもが病気の時に、占星術やマントラ(真言)を唱える、祈る、ハーブを利用する、患部に息を吹きかけるといった伝統的治療法を用いる、伝統的ヒーラーを頼ることもあります。

私たちの村では、危険があるにもかかわらず分娩施設よりも自宅で出産をすることを望む女性も多く、家庭で適切に世話ができなかったために子どもが病気で苦しんでいる様子も見てきました。

地域の人に、健康に関する意識や病気を予防するための正しい知識はあまり身についていないように思います。

昔からネパールは圧倒的な男性社会で、一般的に女性は男性に従属するとされています。

私は、病気で亡くなる女性や子どもを減らすために、男性が家事や子育てに関わっていかなければいけないと思っています。

なぜなら、家族の健康問題や家庭内でのヘルスケアについて強い決定権を持っているのは男性だからです。」

と話します。




お父さん2.jpg

[伝統的ヒーラーの診療所]




ナライナプル村のカトゥクイヤ地区に住む65歳のマヤさんには、5人の子どもがいます。

何種類もの穀物や野菜を育てるマヤさんは、読み書きができるために農業組合の組合員を13年間務めており、地域の啓発活動にも参加してきました。

そんなマヤさんも「新生児や子どもの健康についてはあまり知識がなく、自信がなかった」と言います。




お父さん3.jpg

[カトゥクイヤ地区のマヤさんと二人の子ども]



シヴァさんとマヤさんは、ADRA Japanがバンケ郡で実施する事業の、新生児・小児保健勉強会に参加してくれました。

勉強会では、家庭で気を付けるべき新生児の病気や子どもの危険な症状、子どもの下痢や風邪の予防方法、それらの症状が出たときの自宅でのケア方法、子どもの栄養管理などについて、お父さんたちに伝えました。





お父さん4.jpg

[勉強会の様子]




後日、シヴァさんは「施設で出産することの重要性を、きちんと地域の人に話せるようになりました。」と話してくれました。

また、近所の子どもが病気になったときに家族に受診するように助言したら、親御さんがきちんと子どもをヘルスポストへ連れて行った、とシヴァさんは誇らしそうでした。




お父さん5.jpg

[収穫期の麦畑とバナナ畑の前にて、シヴァさんと駐在員]



マヤさんは勉強会後には、様々な地域の集まりで新生児や小児の健康問題や正しい手洗い方法の話などをするようになりました。

「子どもや女性たちの健康を守るために、男性たちはもっと色々なことを知らないといけない」とマヤさんは思っているそうです。




お父さん6.jpg

[病気の子どもの危険な症状について近所の人へ説明するマヤさん]




お父さん7.jpg

[手洗い方法を子どもに教えるマヤさん]



病気で亡くなる妊産婦や子どもの数を地域全体で減らすためには、お父さんたちだけではなく、全ての住民の方々と協力が必要です。

子どもたちの健やかな成長を地域で見守っていく環境が整備されるよう、引き続き、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

※ADRA Japanは皆さまからのご寄付のほか、日本NGO連携無償資金協力の助成を受け、2019年3月からネパールのバンケ郡にて新生児・小児保健環境の改善事業を実施しております。

(執筆:ネパール事業担当 大西由香)



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Posted by ADRA Japan at 18:00 | ネパール便り | この記事のURL | コメント(0)
(4/2) 4月21日にオンライン報告会「1円からできる支援〜コロナ禍のエチオピア難民キャンプに新しい手洗い場を!〜」を実施します。 [2021年04月02日(Fri)]


エチオピアと聞き、コーヒーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

美味しいイメージとは裏腹に、エチオピアは南スーダンに隣接する国の中でウガンダ、スーダンに次ぐ第3位の南スーダン難民の受け入れ国であり、36.3万人(2021年2月末時点)を受け入れています。

ADRA Japanは、以前よりエチオピアのクレ難民キャンプ(4.6万人規模)で南スーダン難民を対象にトイレ建設や、衛生啓発活動を行ってきました。

しかし、まだ難民キャンプの環境は十分ではなく、今後も継続的な支援が必要です。

そのような中、新型コロナの大流行により、難民キャンプで暮らす多くの難民が感染の危険にさらされています。

この状況を改善するため、ADRA Japanはクレ難民キャンプ内に新たな手洗い場を設置したいと考えており、今回のイベントを通して資金を募ることにしました。



報告会では、エチオピア現地駐在員と東京本部の事業担当者がメインスピーカーを担当します。

皆さまに広くエチオピアのことを知っていただけるように、今回の手洗い場設置事業だけではなく、文化や人々の日常生活からADRA Japanの今までの活動内容、新型コロナウイルス感染対策などについてもお話しする予定です。

どうぞお気軽にご参加ください。




南スーダン1.jpg

[トイレの上部構造を建設中]





南スーダン2.jpg

[手洗いキャンペーンの実施中]




【日時】
2021年4月21日(水)19:00 – 20:00

【参加費】 
無料

【対象者】 
どなたでも可

【参加方法】 
オンライン会議システムZoomを使用します。

PC、スマートフォン、タブレットなどからご参加ください。

【申込期日】 
2021年4月19日(月)

【申込方法】
下記URLにアクセスし、必要な情報を入力の上、送信をお願いします。

後日、オンライン報告会参加に必要なZoomのURLをお送りいたします。

お申し込みフォーム (https://forms.gle/auY14ATTCscrTzWY9 )


【お問い合わせ】
特定非営利活動法人 ADRA Japan(アドラ・ジャパン) 
担当:會田、三原
電話番号:03-5410-0045

(現在スタッフの多くが在宅勤務を実施しております。
できる限りメールでのお問い合わせにご協力をお願いいたします。)

Email:event_adra@adrajpn.org

(執筆:エチオピア事業担当)



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Posted by ADRA Japan at 18:00 | イベント情報・報告 | この記事のURL | コメント(0)
(4/1) ネパールの子どもたちへのスポンサーシップ事業『ナマステ基金』からのお知らせ vol.7 [2021年04月01日(Thu)]


ナマステ!(こんにちは!)



ADRA Japanがネパールで実施しているスポンサーシップ事業である『ナマステ基金』は、2020年に設立20周年を迎えました。

この20年の間に、支援を受け巣立っていった生徒たちは、今、社会のあちこちで元気に活躍していることと思います。

この基金に賛同くださり、応援してくださった皆さまに心から感謝しております。

支援者の方々へは欠かさずご報告しておりましたが、ブログでの報告は間隔があいてしまいました。

ナマステ基金の活動を広く知っていただけるよう、これからは頻度を増してお知らせしていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。



さて、ネパールも他国同様、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が、教育まで及んでいます。

昨年3月から6月中旬までネパール全土に発令された外出禁止令は、地域によって徐々に解除されたものの、学校はしばらく閉鎖されたままでした。

11月下旬に入ってから教育省が作成した学校再開ガイドラインに則ってようやく再開され、子どもたちは学校に通えるようになりました。

このような状況下でも、子どもたちは、支援者の皆さまにクリスマスのグリーテイングカードを楽しみながら描いてくれました(毎年、日本語訳を添えてお届けしております)。

得意な科目、好きなこと、将来の夢などがのびのびと自由に書かれていて、とても微笑ましいです。




ナマステ基金1.JPG

[支援者の皆さまにお手紙を書く子どもたち]





ナマステ基金2.jpg

[ある子どもからのお手紙]





ナマステ基金3.PNG

[上記の手紙を日本語訳したもの]



ナマステ基金は助成金や補助金を受けて行っている事業ではなく、皆さまからのご寄付をもとに運営しております。

既に多くのスポンサーの皆さまからのご支援をいただいておりますが、私たちが目標としている支援規模にはまだまだ到達しておりません。

ネパールの子どもたちが教育を受けることができるよう、ADRA Japanではスポンサーになってくださる方を募集しております。

ナマステ基金に関する説明をご希望の方は、ぜひ以下の連絡先へお問合せください。


 特定非営利活動法人 ADRA Japan(アドラ・ジャパン)
 住所 東京都渋谷区神宮前1−11−1 B1階
 電話 03-5410-0045
 メール support_adra@adrajpn.org


皆さまの温かいご支援をお待ちしております。


(執筆:ナマステ基金(スポンサーシップ)担当 杉千幸



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