(11/27) ミャンマー便り vol.37 〜インターネットを活用しながら事業を進めています〜 [2020年11月27日(Fri)]
ウィズ・コロナ時代、オンラインご飯会、オンライン授業、オンライン診療など、皆さまも、オンラインを使う機会が増えたのではないでしょうか。 ミャンマー5期教育支援事業は、コロナ禍中の今年の8月に開始しました。 このブログでは、「従来通りにはいかない制限があるからこそ、気づかせてくれた新たな機会の活用」また「そこから得たものなど」について、本事業を東京からサポートするスタッフの目線から書きたいと思います。 まず、オンラインで行った活動の一部を以下の通り紹介します。 ・ミャンマーで働く新規スタッフの採用活動 ・スタッフのためのオリエンテーション ・事業車をレンタルするための入札会議 ・学校を建設する村において、村長や、先生、保護者を対象に事業紹介 ・学校維持管理委員会の実施 オンラインで活動を実施出来ることは、メリットであると考えています。 どんな場所にいても、どんな時にでも、スタッフ同士や受益者などとコミュニケーションをとることが可能だからです。 例えば、スタッフ向けのオリエンテーションは、ミャンマーにいるスタッフのみではなく、東京で本事業を担当しているチームメンバーも一緒に参加することができました。 コロナ禍前は、東京事務所の担当者は国内チームを代表して出張することも多く、必ずしも担当者全員で現地を訪問できるというわけではありませんでした。 また、現地との会議は主に音声のみで行っておりました。 しかし現在は、オンラインを活用しているメリットとして、東京にいるメンバー全員がお互いの顔を見ながら一緒に参加することができます。 これにより、現地での活動の様子がよく分かるようになり、また、現地スタッフとの心の距離もより縮まったように感じています。 ミャンマーと日本という2つの国で1つの事業を進めるにあたって、このようにコミュニケーションを積極的に取ることが信頼関係を構築し、スムーズに仕事を進めることが出来るのだと、再認識しています。 最後に、ミャンマーでオンラインを用いて活動を実施する上での課題点を挙げますと、インターネット環境が整っていないことや、ITスキルを身につけられる機会が限られているためオンラインを使いこなせていない人々がいる、ということなどです。 これらの課題点に対しても臨機応変に対応しつつ、先の見えないコロナ禍の中にあっても事業を進めていきたいと思います。これからも、ぜひADRAの活動を応援していただけますと幸いです。 [ミャンマーにいるスタッフと東京チームが一緒に行った、 スタッフ向けのオリエンテーション] *ミャンマー教育支援事業は、皆様からのご寄付のほか、イオンワンパーセントクラブの助成を受けて実施しています。 (執筆:ミャンマー事業担当) ADRA Japanのホームページはこちらです ADRA Japanフェイスブックページ ADRA Japan Twitterアカウント |