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(10/29) ミャンマー便り vol. 36 〜バラエティー豊かなミャンマーの料理〜 [2020年10月29日(Thu)]


130を超える民族が住むミャンマーの食文化は地域、民族によって様々であり、用いる食材が違えば、料理の辛さ、油っこさ、素朴さなども違い、とてもバラエティーに富んでいます。

ミャンマーのおかずの総称である、油を使った煮込み料理の「ヒン」や麺一つとっても州・民族によってその味や具材は違います。

ミャンマー料理は脂っこいという印象を持つ日本人も多いようですが、地域によっては日本人にも馴染みのある食材を用いており、その味が私はとても好きです。



写真1_パアン昼.JPG


<パアン事務所近くでスタッフとともにランチをした時の食卓。店頭に並ぶたくさんのおかずから好きなものを選びご飯と食べるスタイル。このようなローカルなお店では、食卓にたくさんのお皿が並ぶ。>




写真2_ヤンゴン昼.jpg


<ヤンゴン事務所近くのお店。ヤンゴン事務所にいるときはよくここでランチを食べる。>




短期の滞在ではとても網羅できないほど、ミャンマーの料理は種類が豊富です。

当団体の事業地であるカレン州に住むカレン族の料理、タラポは、お米や筍、魚のすり身等が入った粘度の高いスープで、カレンの代表的な料理の一つです。



写真3_タラポ.JPG


<カレン州の州都パアンで食べたタラポ>



またシャン・カウスエ、トーフヌエなどはシャン族の代表的な麺料理です。

トーフヌエの「トーフ」は豆腐であり、トーフヌエは、豆腐として固める前の、黄色いとろりとしたひよこ豆のペーストをかけて食べる麺です。



写真4_トーフヌエ.JPG


<トーフヌエ>




ラカイン族の料理は魚介を多く使い、他の地域の料理と比べるとさっぱりしていて、日本人の口にも合うように思います。



写真5_ラカイン料理.JPG


<ヤンゴンのラカイン料理のお店>



またモン族の料理はビルマ料理に比べて脂分が少なく、果物の酸味を効かせた酸っぱい味付けが特徴的です。



どれも美味しく、おすすめを選んで紹介するのはとても難しいですが、残念ながら、様々な料理が食べられるミャンマー最大の都市ヤンゴンでも、これらの地方の料理がどこでも食べられるというわけではありません。

そのため、ここでは地域を問わず、ミャンマー全般で一般的に食べられる、私の大好きなメニューをいくつか紹介したいと思います。



<モヒンガー>


ミャンマーの麺の定番といえばモヒンガー。

特に朝食の定番メニューであり、道端の屋台でも頻繁に目にします。

地域によって、そしてお店や家庭によって、入れる具や味付けも少しずつ異なるようです。

ナマズの出汁をスープにし、バナナの幹の芯、小玉ねぎ、ひよこ豆のかき揚げ(ページョー)等が入っているのが特徴です。

レモングラスの香りもあり、パクチーをたっぷりのせていただきます。

ヤンゴンの光り輝くシュエダゴン・パゴダを見上げながら食べる屋台のモヒンガーは、朝お腹のすいた胃に染みわたり、ミャンマーにいることを実感します。



写真6_モヒンガー.jpg


<モヒンガー>




<オンノ・カウスエ>


スープにココナッツミルクが入った、コクのある麺。ココナッツミルクが辛さをマイルドにしてくれます。

モヒンガー同様、ひよこ豆のかき揚げ(ページョー)やゆで卵、玉ねぎのスライス等をトッピングして食べます。

ヤンゴンで宿泊するホテルでは朝食に出されることも多く、こちらも何杯でも食べてしまいます。



<ラペッ>


どこに行っても誰もが食べている、茶葉を発酵させたもの。

スーパー等では辛さの有無、オイル漬け、オイルなし等様々な種類が売っています。

ローカルなお店でおかずとご飯を食べれば、付け合わせのような感覚で出てきたりもします。

またスナックと一緒に、おやつやおつまみのようにも食べますし、ラペッを入れたサラダやご飯等もどこでも見かける料理です。



<ラペッタミン>


ラペッを混ぜてチャーハンのようにしたものがラペッタミン。

「タミン」がご飯を意味します。

目玉焼きを上にのせ、きゅうりなどの野菜を添えて出されたりもします。



写真7_ラペッタミン.JPG


<ラペッタミン>




<ワッター・ドートゥ>


ミャンマーの豚のモツ串(牛のモツ串もあります)。

小さく切った内臓を串刺しにし、おでんのように汁につけて売っています。

ヤンゴンでは道端に多くのドートゥ屋台が出ています。

私はこれを食べて何度となくお腹の調子を崩しているのですが、屋台で売っているものはだいたい一串100 MMK(10円)前後ととにかく安くて美味しいのです。

値段を気にせず何本でもいけてしまい、止まりません。

鍋の回りのカウンターに生のグリーンチリとニンニクが置いてあり、その生のチリとニンニクをぽりぽりしながらタレをつけて食べるドートゥは病みつきになります。



写真8_ドートゥ.jpg


<パアンのマーケットにて。牛、豚それぞれのドートゥ屋さんが何件か出ていた。容器に入っている赤いタレを付け、手前に置いてあるニンニクとチリをかじりながら食べる。>



このブログを書き始めたら、あまりにミャンマー料理が食べたくなり、自宅でモヒンガー(もどき)を作ってみましたが、やはり代替材料では本場の味には似ても似つかず、まったく異なるものができあがりました。

またミャンマーで美味しいモヒンガーが食べられる日が待ち遠しいです。


(執筆:ミャンマー事業担当 堀 真希子)



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Posted by ADRA Japan at 10:43 | ミャンマー便り | この記事のURL | コメント(0)
(10/22) ジャパン・プラットフォームからの事業申請停止措置解除について [2020年10月22日(Thu)]



特定非営利活動法人ADRA Japanは、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(以下、ジャパン・プラットフォーム)からの事業申請停止措置が解除され、9月より熊本県での「人吉市及びその周辺地域における建築救援ボランティア活動支援事業」および「エチオピア ガンベラ州のクレ難民キャンプにおける衛生事業」を開始できる運びとなりましたことを、感謝とともにご報告いたします。

2019年4月に皆さまにお知らせいたしました事業申請停止の措置以後、弊団体内にて事業運営体制の見直しを行い、再発防止策の策定および実施を行った結果、当該措置を2020年5月22日付で解除する旨の連絡をいただきました。

弊団体の取り組みにご協力くださいましたジャパン・プラットフォーム事務局の皆さまへ、改めて御礼申し上げます。

また、弊団体をお支えくださる皆さまには、長らくの間ご心配をおかけいたしましたことを心からお詫びいたします。

今後は、継続的な再発防止に努めるとともに、実施する事業の質を向上させるための努力をいたします。国内外の様々な必要に適切に対応し、皆さまからの信頼にお応えすることのできる団体として成長してまいります。

引き続きご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。



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Posted by ADRA Japan at 14:30 | 事務局からのお知らせ | この記事のURL
(10/20) ネパール便り vol.47 【ベルバール・ヘルスポスト修繕プロジェクト】  〜1. ネパールの診療所とは〜 [2020年10月20日(Tue)]


皆さん、こんにちは!

ネパール事業担当の大西です。



本日は、ベルバール・ヘルスポスト修繕プロジェクトについてご紹介させていただきます。

この事業は、医療法人社団崎陽会 日の出ヶ丘病院のぽかぽか基金からの助成も受け、支援を行っています。



Building_of_birthing_center.jpg


[ベルバール・ヘルスポスト分娩棟外観]




ネパールの村での診療所に当たる「ヘルスポスト」の多くは予算不足や不十分な施設管理のため、患者にとって安全で安心できる設備が整っていません。

対象地のベルバール・ヘルスポストも、分娩を含めた保健医療サービスを提供するための適切な施設環境が整っていませんでした。



IMG_E1732.JPG


[部屋が足りず、屋外で予防接種を行う様子]




例えば、分娩室は十分な広さがない上、施設内では十分な明るさが確保できず、換気設備もない状況でした。

また、既存の給水・排水システムは不衛生な状態であり、早期の改善が必要でした。



IMG_E1717.JPG


[狭くて暗い分娩室]




トイレ.png


[蛇口から水が出ない、不衛生なトイレ]




地方自治体およびベルバール・ヘルスポストの責任者との話し合いの結果、

1.分娩室を拡張すること
2.妊産婦健診を実施する新棟を建設して既存の分娩棟と繋げること
3.当直看護師の待機部屋を新設すること
4.施設内を衛生的に管理するために床と壁をタイル張りにすること
5.給水・排水設備を整えること

などを決めました。



話し合い.jpg


[地方自治体および責任者との話し合い]




コンクリート.jpg


[コンクリートが打ちっ放しの分娩室の床]




次回は、ベルバール・ヘルスポストの修繕作業の様子をお伝えいたします。

引き続き、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。



※この事業は、皆さまからのご寄付および冒頭でご紹介しましたぽかぽか基金の助成も受けて実施しています。


(執筆:ネパール事業担当 大西由香)



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Posted by ADRA Japan at 11:24 | ネパール便り | この記事のURL
(10/19)【人材募集】事業部スタッフ (応募締切は2020年11月15日) [2020年10月19日(Mon)]


<この募集は締め切りました>


ADRA(アドラ)はキリスト教精神を基盤とし、「人間としての尊厳の回復と維持」を目的として緊急・開発支援を行う国際NGOです。

世界の約130か国に支部を持ち、活動しています。

ADRAの日本支部であるADRA Japanでは現在、事業部スタッフを募集しています。



【募集告知日】
2020年10月19日(月)

【募集職種】
事業部スタッフ

【業務内容】
事業部スタッフとして、下記の海外事業地及び日本国内の業務の両方に従事する。

【海外事業地】
・ 事業地における事業運営(活動の進捗管理、事業会計管理、現地スタッフの人事管理、セキュリティ管理、報告書作成など)
⇒現地の事業責任者として、現地スタッフをまとめ、プロジェクト全体の運営管理を行う。

・ 現地諸機関(国際機関、NGO等)との交渉、調整
⇒事業責任者として現地のパートナー団体や現地政府などと調整を行い、事業を進める。


【日本国内】
・ 現地に駐在する事業責任者の業務のサポート
⇒事業の進捗確認(現地でのモニタリングを含む)、報告書作成、事業会計作業など

・ ドナーや他団体との連絡調整
⇒担当事業に関するドナーへの逐次報告やNGOネットワークを通しての他団体との連携

・ 資金調達
⇒案件作成及びドナーへの案件申請作業、また団体や担当事業の広報やファンドレイジングのサポートなど

・ その他の事業に関わる業務
⇒事業部全体に関わる作業など(事業評価やナレッジマネジメントに関する取り組みなど)



*事業部スタッフの条件や応募方法などについての詳細はこちらから



【募集人数】
 若干名

【応募締切】
 2020年11月15日(日)

【応募受付・問い合わせ】
(特活)ADRA Japan
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-11-1
TEL: 03-5410-0045
FAX: 03-5474-2042
E-mail: recruit@adrajpn.org
※メールの件名には必ず「事業部スタッフ希望」と記入してください。


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Posted by ADRA Japan at 14:17 | 人材募集 | この記事のURL | コメント(0)
(10/16) 明日10月17日は貧困撲滅のための国際デー [2020年10月16日(Fri)]


明日、10月17日は国際連合が制定した「貧困撲滅のための国際デー(International Day for the Eradication of Poverty)」です。

今日はADRA Japanが教育環境改善活動を行っているジンバブエから、貧困撲滅について考えてみたいと思います。



世界銀行によると、ジンバブエにおいて1日1.90ドル未満で生活する最貧困層は2011年の21.4% から2019年には40% まで上昇し、2020年には経済状況や失業等によってさらにこの割合は上がるだろうと言われています。



ADRA Japan が教育支援事業を行っているゴクウェ・ノース地区は、特に貧しく、多くの家庭が十分な収入を得られないため、子どもの学費を支払うことができていません。

それにより、学校の収入も減り、学校を運営する学校開発委員会の活動は制限されています。

ADRA Japanはこの地区の3つの学校にて収入を確保するための生計向上活動を支援しています。

今回はその生計向上活動について、現地スタッフのJoseph John(ジョゼフ ジョーン)が紹介してくれます。



@Joseph_John.jpeg


「Joseph John」:アシスタント フィールドオフィサー
*彼のADRAでの仕事に対する思いについては、バックナンバーのブログ「ADRA Zimbabweで働くスタッフたちの想い」を参照してください。




ゴクウェ・ノース地区は、ジンバブエのミッドランド州ゴクウェ・ノースにある行政区です。

同地区は綿花栽培が盛んで、この地域の多くの人が綿花栽培で生計を立てています。



A綿花の様子.JPG


(ゴクウェ・ノース地区の綿花)



ゴクウェ・ノース地区は雨季もありますが、一年を通じて暑く、乾季は特に気候が厳しいです。

ADRA Japanは、この地区のクシンガ、チリサ、ネニュンカという3つの小学校で活動をしています。

これらの学校は、政府からの資金援助がほとんどなく、子どもの保護者の多くが貧困のため学費を支払えません。

その結果、学校は教育インフラを整備する資金が不足しており、子どもたちは枝や土でつくられた小屋や木の下などで授業を受けています。

そのため、ADRA Japanは、教育支援の一環として、学校独自で校舎建設や教材の購入など教育環境が改善できるように活動をしています。

今回は学校の生計向上を目的とした養鶏・養卵活動のためにブッシュベルトと言われる種類の鶏を学校に搬入しました。



B養鶏場の様子@.JPG


(養鶏場の様子)




ブッシュベルトは、養卵用とされる現地の土着の鶏で、厳しい環境にも耐え、比較的少ない飼料でも生き延び、病気にも強いという特徴があります。



C養鶏場の様子A.JPG


(養鶏場の様子)




しかし、学校側はロードランナーと呼ばれる放し飼いの鶏には慣れていましたが、より管理が必要なブッシュベルトの養卵には慣れておらず、管理が十分でないことなどから鶏が病気で死んでしまうということもありました。

鶏の病気には現地の伝統的な薬を用い、また、鶏の世話についての研修も行った結果、管理の仕方は大きく改善されました。

この養卵による収入で、校舎等の建設に使う砂利を運ぶためのトラックを借りることも出来ました。



D砂利の採取.jpg


(砂利を運ぶためのトラック)




更に、この養卵による収入で、学校のセキュリティも強化されました。以前は資金がなく警備員を雇うことができませんでしたが、収入が増えたことで雇用が可能となり、子ども達がより安心して学べる場となりました。

また、学校開発委員会は、特に財務管理の知識がないため、学校財務管理の仕方も含めて、学校の運営管理能力強化のための研修も行いました。

この研修により、学校開発委員会は定期的に会合を持つようになり、学校の発展のために何を購入すべきか、どのように養卵事業を運営すべきかなど教育環境改善のための具体的な活動に取り組むようになりました。



E店先に並ぶ卵.JPG


(店先に並ぶ卵)




特筆すべきことは、学校は地元の市場や店で卵を売って得た資金で、ヤギも飼い始めたことです。

卵は10個で1ドルですが、ヤギを飼育して売れば、より収入が増え、その資金で学校を開発していくことが出来ます。

これは、養卵によって、しっかりとした収入の基盤が出来たからこそなし得たことと言えます。

支援対象の3つの学校は、以前とは違って、先生も子ども達も活き活きとしています。



Fシアクーバ・ティノテンダさん.JPG


(養卵の鶏を笑顔で抱く特別学級の保護者(養卵事業の管理に関わっている))
 



G購入したヤギ.JPG


(購入したヤギ)




コロナ禍の影響で、ジンバブエの教育環境改善活動は制限された中での実施となっていますが、9月末には最高学年から学校が再開されるなど、状況は少しずつ改善されています。

学校再開後も、生計向上活動で得た収入を使いながら、子どもたちが安心して学べるよりよい教育環境を、学校開発委員会が中心になり作っていってくれることを我々は信じています。



引き続き、ジンバブエの人たちの生活が改善されるように活動していきますので、どうぞご支援をよろしくお願いいたします。

是非、質問やコメントがありましたら、下記のコメント欄に投稿をお願いいたします。

また、ADRA Japanはスタッフ用ツイッターである「ADRA Japan(アドラ・ジャパン)スタッフ」を開設しましたので、フォローをお願いします。


※この事業は、皆様からのご寄付のほか、日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています。



(日本語訳・執筆:ジンバブエ現地事業責任者 小松 洋



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Posted by ADRA Japan at 11:04 | 今日は何の日? | この記事のURL | コメント(0)
(10/15) 9月29日 昭和学院中学・高等学校にてタンザニアでの国際協力について講演しました。  [2020年10月15日(Thu)]


こんにちは! 海外事業課の上田です。



9月29日に昭和学院中学・高等学校で国際協力をテーマにした講演をする機会を頂きましたので、その報告をいたします。

ご担当の渡辺先生も含め、多くの学校関係者の方々のサポートを頂き、無事に実施することができました。ありがとうございました。



私事ですが、私は以前、公立高校の生物教師とJICA海外協力隊の理数科教師として学校で働いていましたので、久しぶりに子どもたちの前で話す事を楽しみにしていました。



講演の直前には、学校側のご厚意で校内を見学させてもらいました。

生徒一人一人がタブレット端末を持ちながら授業を受けていること、先生がスクリーンの前に立って画像や映像を映し出しながら授業を展開していることに時代の変容を感じつつも、部活紹介のポスターや実験室にある水槽を見ては懐かしさを感じていました。



今回の講演は新型コロナウイルスへの感染予防のため、中学1年生から高校3年生の合計約1,400名の生徒の皆さんが各教室からオンラインで繋いで行いました。

話している側からは生徒の皆さんの反応がわかりにくいものの、クラス全体を示す映像や廊下を伝って教室から聞こえる声や拍手を頼りに話しました。



写真@別室で1人オンライン講演する様子.JPEG


<別室で1人オンライン講演をする様子>




講演では私が協力隊時代(2013年〜2015年)に見たタンザニアの学校と子どもたちを中心に写真を一枚ずつ見せながら話しました。

以下、その一部をご紹介します。



写真AJICA協力隊の理数科教師として中学校に配属.jpg


<JICA協力隊の理数科教師として中学校に配属>



日本とタンザニアの学校で共通することもあれば、異なることもたくさんあります。

例えば、タンザニアの学校でもスポーツ大会があり、徒競走、バレー、サッカー等の競技に生徒が参加し、学校対抗で白熱した戦いが繰り広げられます。



写真B男子徒競走.JPG


<男子徒競走>



写真C女子徒競走.JPG


<女子徒競走>




一方で、日本の学校では当たり前にあるような机、椅子、教科書がタンザニアの学校ではありません。

訪問した小学校には机や椅子が足りず、地面や石に座って授業を受ける教室と児童を目にしました。



写真D地面に座って授業を受ける児童.JPG


<地面に座って授業を受ける児童>




写真E椅子の代わりに岩が並べてある教室.JPG


<椅子の代わりに石が並べてある教室>




赴任した中学校でも、ほとんどの生徒は教科書を持っておらず、筆記用具のみを持参していました。

そのなかで、絵や体を使うなどいろいろ工夫しながら授業を行っていました。

その一コマを模擬授業として講演内でも行いまいした。



下の写真は血液の流れる量の違いを見る実験の様子です。

右手を高くあげ、左手は下げたままで30秒数えます。

その後、両手を見比べての色の違い(=血液の流れる量の違い)を観察します。



写真F体を使って実験@タンザニア.JPG


<体を使って実験@タンザニア>




写真G体を使って実験@日本.JPEG


<体を使って実験@日本>




講演の終盤では中学校に在籍していた1人の女子生徒、ローダさんを紹介しました。

ローダさんは母親と妹2人で暮らしていましたが、母親1人の稼ぎでは生活していくのが精一杯で学校の授業料を払えませんでした。

そのため、ローダさんは母親から進学を反対され、更には結婚を強要されていました。

それでもローダさんは結婚に反対し、先生のサポートを受けながら無事に高校も卒業することができ、現在は看護師になるために大学へ通っています。



写真H中学時代のローダさん(右上)と2人の妹.JPG


<中学校時代のローダさん(右上)と2人の妹>




写真I現在、看護師になるために大学に通うローダさん.jpg


<現在、看護師になるために大学に通うローダさん>




私は協力隊の時からタンザニアの生徒の勉強に対する姿勢が、日本の生徒と圧倒的に違うことを感じていました。

そのモチベーションはどこから来るのかと思い、ローダさんに「あなたにとって教育とは何ですか」と尋ねました。

そしてその返答を講演で共有しました。



「私は教育が唯一の成功への道だと知っています。

そのため、一生懸命勉強しています。

私の成功というのは、自分の人生を歩めること、親を助けること、貧しい人達に私がしてもらったように支援できることです。」



写真Jローダさん.jpg


<ローダさん>




講演終了後の座談会には18名の生徒が参加してくれました。

「開発途上国でビジネスをして、現地の人々のために雇用を生み出したい」、「水に関わる支援をしたい」、「新しい言語を学ぶための良い方法が知りたい」など、様々な質問に答えました。

一人一人が熱意を持って動き出している、もしくは動き出したいという気持ちを感じることができ、とても嬉しく思いました。



写真K座談会に参加された生徒の皆さん.JPEG


<座談会に参加された生徒の皆さん>




今回の講演を準備するなかで、私自身にとっても、国際協力の道を目指した動機を改めて振り返る良い機会になりました。

私は協力隊時代からローダさんのように、厳しい暮らしのなかでも希望をもち、教育を唯一の道だと信じて勉強を頑張る子どもたちをたくさん目の当たりにしてきました。

そういった子どもたちに少しでも明るい未来が訪れるようにサポートしたいと思い、協力隊が終わってからもADRAに入り国際協力を続けています。

これからもこの思いを忘れずに事業に携わっていきます。



この度は昭和学院中学・高等学校での講演という貴重な経験をすることができました。

また、このような機会があれば積極的に参加させて頂きたいと思います。



(執筆:海外事業課 上田 耕二)



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Posted by ADRA Japan at 16:43 | 国際協力啓発事業 | この記事のURL
(10/14) 大学生インターンによるオンラインイベントを開催しました。 [2020年10月14日(Wed)]


はじめまして。今年の夏に2か月間、ADRA Japanでインターンをさせていただきました、昭和女子大学3年の畑彩乃と申します。

私は、大学を通してこちらのインターンシップに応募し、今回は私を含め4人が参加させていただきました。



本日は、9月28日(月)に開催したオンラインイベント『開発途上国を知ろう!〜学生インターンが伝える国際協力への第一歩〜』のご報告と、今夏にADRA Japanで私を含めた4人の学生が、「インターンを通して学んだ事」をお伝えしたいと思います。



今回のイベントは、ADRA Japanスタッフの方々からのサポートも受けつつ、インターン生自身によって企画しました。

対象は、私たちと同じように国際協力に興味をもっている学生です。

そのような学生が何か行動を起こせるきっかけになれば良いという想いで準備しました。



イベントには、中学生から大学生まで多くの方が参加してくださいました。

皆さまどうもありがとうございました。



今回のイベントは、参加者とより近い距離でコミュニケーションを取ることができるように、Zoomのブレイクアウトルーム機能を使用しました。

当日は、最初にメインルームで参加者全体に向けて「国際協力とは何か」「ADRA Japanについて」の発表を行いました。

その後、3つのブレイクアウトルームに分かれて、ジンバブエ、ミャンマー、ネパールの3つの国の説明を行いました。

参加者には事前に3つの国の中から、興味のある国を2つ選んでいただきました。

それぞれの国の発表では、まず文化や事業紹介を聞いていただき、次いで駐在員へのインタビュー動画、最後にインターン生がその国を調べていく中で感じた事をお話ししました。



私はミャンマーを担当し、ミャンマーを調べていく中で感じた、“地域格差”についてミャンマー最大の都市ヤンゴンと、事業地であるパアンの交通状況を比較した発表を行いました。



イベント後のアンケートでは、多くの方から「国際協力に対する興味が深まった」というお声をいただくことができました。

また、嬉しいことに、このイベント後に早速「ADRA Japanでボランティアをしたい」というお申し出をいただきました!



国際協力に関して、私が今すぐにできることは、ADRA Japanで知ったこと・感じたことを伝えていく事だと考えています。

私たちのイベントを通して「ADRA Japanでボランティアをしたい」と行動を起こしてもらえたことは、イベントの目的でもあり、小さいことだけれど、私たちにできる国際協力だと思い、とても嬉しく、イベントを開催して良かったと感じております。



最後に、一緒にインターンをした3人がADRA Japanでインターンをして学んだ事を紹介します。



昭和女子大学3年 河村歩美
(イベントでは、国際協力の概要とADRA Japanについて発表を行いました。)

マレーシアでの難民ボランティアへの参加をきっかけに私の価値観が変わり、帰国後、支援を必要とされている方々に目を背けて何不自由ない生活を送ることに疑問を抱きました。

そして1年後、この経験を何か次のステップに繋げたいと思いインターンに参加しました。

私は今まで国際協力機関の設けてくれたプログラムを行い、現場で支援を行っていたため、受益者への公正を意識し、笑顔に繋げるまでに多くの苦労があることを知りませんでした。

イベントの企画を通して、ひとりひとりのニーズに寄り添った「本当の支援」を行う重要性を感じ、また国際協力の必要な理由について改めて考えさせられました。

地球の裏側で起こった災害など様々な問題に関心を持ち、その現状を知り、忘れないようにしていきたいと思います。



昭和女子大学3年 吉崎まみ
 (イベントでは、ネパールについて発表を行いました。)

私が学んだのは国やその時々の状況に応じて支援をすることの大切さについてです。

ADRA Japanでインターンシップをする前は、貧困の子供たちに食料供給・教育支援を行うこと、難民の子どもたちを安全な場所で保護することが国際協力のイメージでした。

しかし、土地や時世によって支援の形を変えながら支援を継続することが大事であると分かりました。

例えば、同じ国際支援の教育活動でも、ミャンマーでは学校校舎の建設など物理的支援に加えて教員の育成支援、ジンバブエでは水・衛生事業に加えて教員の労働環境の改善などに取り組んでいると分かりました。

新型コロナウイルス感染症の影響で、以前のように仕事が行えなくなっても、ネパールに対して、オンラインによる募金活動や医療物資を配給するなど継続して支援をすることができると知りました。

適正な支援を国や状況に応じて行うことは、当たり前といえば当たり前ですが、今回のインターンシップを通してその重要性を強く実感しました。



昭和女子大学3年 片岡涼香
 (イベントでは、ジンバブエについて発表を行いました。)

私が最も強く感じたのは、貧しい国での教育支援をするためには土台づくりが非常に大切だという事です。

子供達のために物資を支援することや、校舎の建設を行う事も大切ですが、それ以前に授業を展開していく教員の存在を支えるという土台が非常に大切だということを学びました。

日本とは違って、教員が自宅から学校に向かい勤務しているわけではありません。

仕事をしながら教員住宅での共同生活をしています。

子ども達が少しでも質の良い教育を受けるためには教員が授業の準備をする生活環境を整えてあげる事が大切だということを、学びました。

このような現状はインターンを行っていなければ知る事はなかったと感じています。

何事においても、まずは土台となる部分をしっかりと支える事が大切だと知りました。





4人とも共通していることは、インターンに参加することで新たな発見があったことだと思います。

当たり前のことかもしれませんが、やはり行動を起こすことは簡単ではないと思います。

支援をすることだけが国際協力なのではなく、新しいことを知ることも国際協力への大きな一歩になることを学びました。



2か月間のインターンが終了し、スタッフの皆様に卒業発表会をしていただきました。

私たちのことを温かく受け入れてくださり、本当に貴重な経験をさせていただきました。

この経験を活かし、自分に合った国際協力への取り組みを考え行動していきたいと思います。



ADRA_インターン報告会02.jpg




※イベント中にいただいたご質問の回答に誤りがございましたので、この場で訂正させていただきます。



Q. インターンにはもともとジンバブエでやることを決めてから行くのですか?それとも現地に行って課題を見つけ、解決に向けて活動するのですか?



A. 私の解釈に間違いがあり全く違う回答をしてしまい、申し訳ございませんでした。

今回私は東京にオフィスがあるADRA Japanでインターンをさせていただきました。

実際に現地(ジンバブエ)でインターンを行ったわけではございません。

プレゼンテーションでは教育事業内容を主にご説明致しましたが、こちらは全てスタッフや駐在員から聞いたお話を基に作成致しました。

発表では、ジンバブエの事業地であるゴクウェ・ノース地区が、最も教育環境が整っていない地域のうちの1つということもあり、教育事業に関して深くご説明させて頂きました。



(執筆:2020年インターン生 畑 彩乃)



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Posted by ADRA Japan at 14:35 | イベント情報・報告 | この記事のURL
(10/9)「令和2年7月豪雨被災者支援活動報告会』を実施しました。 [2020年10月09日(Fri)]


9月18日(金)14:00〜15:00に「令和2年7月豪雨被災者支援活動報告会」を実施しました。

報告会には私たちのような支援団体に所属する方から、企業にお勤めの方、現地の状況に関心のある個人の方など30名の方にご参加いただきました。



今回の報告会では、浸水被害が大きかったにもかかわらずあまり知られていない熊本県人吉市中神町大柿地区の現状と現地在住者の声をお伝えしました。

報告会にご参加いただけなかった方々のために一部内容をご紹介いたします。



ADRA_熊本01.jpg


[熊本県人吉市中神町大柿地区の様子 8月10日撮影]




大柿地区は球磨川に面し、49世帯が住むのどかな集落です。豪雨当日の7月4日深夜、大柿地区会長はウェブサイトで球磨川の水位を継続的に確認したうえで、「ここじゃ危ない」と判断し、班長らに連絡してすぐに全世帯に避難を呼びかけました。

市が避難指示を出す前にほぼ全ての住民の避難が完了し、その結果、1名の犠牲者も出ませんでした。

水害への意識が非常に高く、迅速な判断ができるリーダーの存在と住民のコミュニティがしっかりとできていることを感じました。



水が引いた後に家に戻ってみると「家は散々なもので、大事にしていたものが何一つない」。

「49世帯中、一戸としてそのままで住める家はなく、これからどうやって生きていこうか」。

それでも、住民の方たちは「生きている。命があったことだけが良しとしよう」とお互いを慰め合ったそうです。



ADRA‗熊本02.jpg


[2020年7月4日、午前11時過ぎに毎日新聞社が撮影した大柿地区の様子]





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[2020年7月4日、午後4時頃に毎日新聞社が撮影した同地区の様子]





そのような中で、今回ADRA Japanが大柿地区のお手伝いをさせていただけるきっかけとなった住民の方は、「光が見えないところで光を見つけながらがんばらにゃいかんのかなー、と。」と、話しておられました。

人生経験を積まれた70代の方です。

思わず涙がでました。



ADRA‗熊本04.jpg




ADRA Japanでは大柿地区にお住まいの皆さんが片付けに必要な作業着、ヘルメット、目薬、コンテナ、防塵マスク、ゴーグル、飲料等の配布を行いました。

配布物はすべて現地にある教会とそのお知り合いで大柿地区在住の方を介して住民の方々へ提供しました。

コロナ禍の中でも支援物資を届けることができたのは、日頃の良い人間関係があってのことで、協力していただいた方には本当に感謝しています。



届け先の住民代表と_logo.jpg


[大柿地区で物資の配布を協力してくれた住民の方と現地ボランティア]




このような状況でも、いやこのような状況だからこそ、現地では真に人の手や支援が必要であり、私たちはこれまでの国内災害時の関係やつながりを活かして活動を行っています。



ADRA Japanでは大柿地区での活動の他、人吉市及びその周辺地域での活動も実施中です。

第2回目の報告会も予定しておりますので、関心のある方はぜひご参加ください。


皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


※令和2年7月豪雨被災者支援事業(大柿)は、皆さまからのご寄付のほか、SEMA(緊急災害対応アライアンス)の協力も受けて実施しています。


(執筆:国内事業課)



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Posted by ADRA Japan at 10:20 | イベント情報・報告 | この記事のURL
(10/6) 10月6日は国際協力の日 [2020年10月06日(Tue)]


皆さん、こんにちは!

10月6日は何の日か知っていますか?



正解は、日本が定めた『国際協力の日』です。

1954年、日本が初めて国際協力の援助国として、アジアや太平洋地域の国々を支援する国際組織「コロンボ・プラン」に加盟した日が10月6日でした。

今回は、国際協力に関連したトピックとして、世界の難民数とADRAが実施しているエチオピアでの難民支援についてご紹介します。



現在、住み慣れた場所から避難を余儀なくされている人々が世界に何人いるか知っていますか?



2019年末時点で7,950万人です。

これは日本の人口の60%以上になります。

このうち、母国を離れ、国外に避難している難民は2,600万人います 。

特に多くの避難民が出ている国はシリア(556万人)、アフガニスタン(237万人)、南スーダン(225万人)などです。



ADRA Japanは2014年からエチオピアで南スーダン難民への支援活動をしています。

南スーダンは2011年7月にスーダンから独立しました。

しかし、大統領(ディンカ族)派と副大統領(ヌエル族)派による政府内の派閥抗争から民族間の争いのような状況となり、2013年以降に数万人の死者と190万人の国内避難民、200万人以上の国外避難民を出しました。

その後は停戦合意とそれを覆す戦闘が繰り返され、2018年6月にようやく恒久的な停戦合意がなされ、2020年2月に暫定政権が発足しました。



ADRA Japanは、9月から南スーダンと国境を接するエチオピアのガンベラ州クレ難民キャンプで衛生状況を改善するための活動を行っています。

エチオピアには現在、約35万人の南スーダン難民がおり、2020年になってからも1万人以上の南スーダン難民が流入しています 。



写真1 クレ難民キャンプ_logo.jpg


[エチオピアと南スーダンの国境近くにあるクレ難民キャンプ]




クレ難民キャンプには約45,000人の南スーダン難民が暮らし、女性と子どもが人口の約80%を占めています 。

キャンプは開設から6年が経過し、長く使用できる衛生施設が必要となっています。特にトイレは、排泄物を一か所にまとめるので、野外排泄による感染症を防ぐことができます。

ADRAは、キャンプ開設後に設置されたプラスチック製の公共トイレから、難民の世帯ごとのトイレへの移行をサポートをしています。

女性と子どもにとって、公共トイレや野外排泄には安全上の危険がありますが、家から距離が近く、施錠ができる世帯トイレはこれらのリスクを軽減することもできます。 



写真2 世帯別トイレ_logo.jpg


[過去事業で建設した世帯ごとのトイレ]




難民はこれまでに住んでいた村の生活習慣から、手洗いをしないことや野外で排泄をしてしまうことが課題です。

さらに、新型コロナウイルス感染症が拡大しており、エチオピア国内の感染者数は7万人を超えています。難民キャンプ内での感染拡大を予防する必要があります。

そこでADRA Japanは、世帯トイレの建設と新型コロナウイルス対策手洗いキャンペーンなどの衛生啓発活動により、難民キャンプの衛生状況を改善し、住民がより衛生的な生活を自立的に送れるように支援を行っていく予定です。



写真3 手洗キャンペーン_logo.jpg


[過去の手洗いキャンペーン]
※ソーシャルディスタンスを保った上で、活動を実施する予定




世帯トイレの設置では技術のある難民がトイレの建設作業を行い、穴の掘削作業は難民がボランティアで行います。

また、衛生啓発活動では難民たち自身がキャンプ内で積極的な推進を担っています。

こうした難民の活動参加により、難民が自身の能力を高め、避難生活が長期化する中で、支援に依存してしまうことを防ぐことができると考えています。



これからもADRA Japanは難民キャンプの衛生環境の改善に努めていきます。

皆さまからの温かいご支援・ご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。


*本事業は皆さまからのご支援とジャパン・プラットフォームの助成金で実施しています。


(執筆:エチオピア事業担当 鈴木昌則



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Posted by ADRA Japan at 09:40 | 今日は何の日? | この記事のURL