ADRA Japan は5月8日〜29日にかけて、ミャンマーにて事業実施に向けての調査を行ないました。今回と次回の2回に分けて、その報告をいたしたいと思います。
現在、ミャンマーは民主化の動きが強まる中で世界から強い注目を集めており、今後は社会・経済の大きな発展が期待されています。この民主化の動きにより、1948年の独立直後から続いてきた少数民族武装組織との対立・紛争が徐々に収束に向かうなど、ミャンマー社会の安定にもつながっています。
日本との関係においても、4月にアウン・サン・スー・チー氏が来日したり、日本からは5月に安倍首相がミャンマーを訪問したりと、経済発展に向けた様々な動きが見られます。
今回ADRA Japan は、(特活)ジャパン・プラットフォームの加盟団体と合同調査を行ないました。その中で、ADRAの調査チームが訪れたのはミャンマー南東部に位置し、タイと国境を接している“カレン州”です。
カレン州では軍事政権とカレン民族同盟という反政府組織との間で60年以上にわたり紛争が続いていましたが、2012年に停戦合意がなされました。しかし、長年の紛争によって畑や森、人々の住居などは焼き払われ、金品の略奪が日常的に行われていたため、今でも多くの村人の生活環境は厳しいままです。
今回、調査チームはこうした状況に置かれているカレン州での支援について検討するため、調査を行いました。
カレン州はミャンマー東部に位置する南北に細長い州
カレン州では、すでにADRA Myanmar(ミャンマー支部)が活動しています。そのため、私たち調査チームはまずミャンマーの旧首都のヤンゴンにあるADRA Myanmarの事務所へ行き、カレン州の情報収集と調査についての打ち合わせをしました。その後、身支度をして調査地に向けて出発しました。
ADRA Myanmarスタッフからの情報収集と調査の打ち合わせ中
カレン州に向けて出発!
ヤンゴンからカレン州の州都パアンまで、車で約5時間かかります。しかし、道路が舗装されているので、車での長旅もあまり苦にはなりません。しかし!これが調査地への道のりとなると・・・
と、今回はここまで。
現地調査の様子は、次回のミャンマー便りで引き続きお伝えいたしますのでご期待ください!
*この事業は、(特活)ジャパン・プラットフォームからの助成も受けて実施しています。
(文責:ミャンマー事業担当 飯田紫乃)
<銀行振込>
銀行: 三菱東京UFJ銀行 表参道支店
口座: 普通1956381
口座名: トクヒ)アドラジャパン
*お振込される際に、お名前の前に「ミャンマー」とご入力ください。
例)ミャンマー ウラシマヤスナリ
*銀行振込によるご寄付の場合、ご住所がわかりません。
領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、
電話番号をADRA事務局までご連絡ください。
<郵便振替>
口座番号:00290-2-34169
加入者名:(特活)ADRA Japan
通信欄に「ミャンマー」とご記入ください。
*振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。
領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい