(4/3)寄り添う支援がつないだ希望。足の不自由なアハマッドさんから感謝の声【ADRAトルコ・シリア地震被災者支援】 [2023年04月03日(Mon)]
2月6日未明、シリア国境に近いトルコ南東部で マグニチュード7.8の大きな地震が発生しました。 この地震は、シリアとトルコに大きな被害を もたらしました。 シリアでは7,000人以上の方が犠牲になり、 今でも多くの方が避難生活を余儀なくされています。 アドラは、震災直後からシリアの中でも 特に被害の大きかったアレッポとラタキア、 そしてハマで食料の配付や避難所の整備など 人々に寄り添う支援に取り組んでいます。 今回のブログでは アレッポの避難所での食料配付で出会った38歳の男性、 アハマッド・アル・シークさんをご紹介します。 アハマッドさんはアレッポの ブスタン・アルカスル地区で、家族4人で 暮らしていました。 6年前の戦争で大きな怪我を負って以来、 足は不自由になってしまいましたが、 家族で支え合って生活していました。 大地震の朝、揺れを感じたアハマッドさんは 家族とともに家を飛び出しました。 外はかなり冷え込んでいて、寒さに耐えられず、 近くのイエヒア・ハラニ小学校に避難しました。 避難所で、アハマッドさんは 私たちにこう話してくれました。 ============ ここでは様々な支援物資がもらえました。 今日アドラから受け取った食料セットには、 パン、水、缶詰のほかに、ウェットティッシュなどの 衛生用品も入っていました。 アドラの皆さんは被災した自分たちに寄り添ってくれて 心の寄りどころとなってくれています。 おかげで、子どもたちにも笑顔が戻ってきました。 ここにいると安全で、アドラの皆さんの存在が、 自分たちの人生もまだどうにかなると 思えるようになりました。 ============ アハマッドさんは、今回の地震で被災した方のために 支援をしてくれているすべての人へ感謝を述べるとともに、 アドラの活動に感謝し、 皆さんの安全をお祈りしていますと 気遣いのある声もかけてくれました。 私たちが今シリアで、アハマッドさんのように 地震で被災し、希望を失いかけていた方々に 寄り添う支援を届けることができるのは 皆さまの温かいご支援のおかげです。 心より感謝いたします。 (文責:広報担当 永井温子) |