• もっと見る
« 2023年02月 | Main | 2023年04月»
ADRA Japan団体概要

ADRA Japanさんの画像
最新10記事
記事カテゴリー
<< 2023年03月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
https://blog.canpan.info/adrajapan/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/adrajapan/index2_0.xml
(3/22) シリアの地震被災者ストーリー 〜ハイアットちゃん〜 [2023年03月22日(Wed)]


シリア国境に近いトルコ南東部で2月6日未明、
マグニチュード7.8の大きな地震が発生しました。

この地震は、シリアとトルコに大きな被害を
もたらしました。

そのうちシリアでは7,000人以上の方が犠牲になり、
今でも多くの方が避難生活を余儀なくされています。


10 歳の女の子、ハイアットちゃんも
地震の被害にあった一人です。


彼女が震災当時のことを話してくれました。


=========
2 月 5 日、私は次の日の学校の準備をしていました。

私は ADRA の教育プログラムを受けてから、
また学校に通い始めることができていたからです。

翌日6日の夜明けごろ、私の家は揺れ始め、
恐ろしい雷鳴が鳴り響きました。

お父さんは私たちを抱え逃げ出しました。

階段を降りると同時に、家の壁が崩れ始めました。

とても寒い中、裸足のまま通りに逃げ出しました。

私たちの目の前には崩れた家がありました。

私の思い出の詰まった家は
私のおもちゃと洋服と一緒に
全て無くなってしまいました。


日が昇る頃には、通りは救急車のサイレンや
子どもの叫び声でいっぱいでした。

お隣さんが私のお父さんに、私の友達タグリードが
瓦礫の下で亡くなったと話しているのが聞こえました。

とても悲しい気持ちになりました。


5時間後、私たちは避難所へ向かいました。

そこは、ジャファル・ナシフ・スクール。
私の学校です。

私が通っていた学校に、今、私は住んでいます。


アドラのみなさん、地震の前も後も、
変わらず私たちを助けてくれて
どうもありがとう。

私たちがまた学校に戻って、
何もなかったかのように
たくさん遊べる日が早く来てほしいです。
=========


ハイアットのお母さんは
アドラ の 支援を受けて
自宅でヘアサロンを運営していました。

やっと生活が落ち着きを見せ始めた頃、
今回の地震が起こりました。

アドラにより提供された機材も
すべて無くなってしまいました。


しかし、地震で命を落とした隣人もいる中、
彼女は自分と自分の子どもたちが
無事であることに感謝し、

また皆さまからの支援にも感謝しています。

彼女は崩壊した世界を体験した今、
みんなの安全を願っています。

とくに子どもたちが
一日も早く家や学校に戻れることを。

Jafar Naseef level5 (R.C) Hayat.jpeg



皆さまの温かいご支援のおかげで、
私たちは、ハイアットちゃんとそのご家族にように
シリアで避難生活を続けている方々へ
必要な支援を届けることができています。

ハイアットちゃんの「ありがとう」は
支援者皆さまへの言葉です。

皆さまのご支援に心より感謝いたします。


( 文責:広報担当 永井温子 )

このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース南スーダンジンバブエアフガニスタンイエメンシリア難民ミャンマーネパール形成外科医療チーム緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集事務局からのお知らせ