CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
« 2021年12月 | Main | 2022年02月»
ADRA Japan団体概要

ADRA Japanさんの画像
最新10記事
記事カテゴリー
<< 2022年01月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
https://blog.canpan.info/adrajapan/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/adrajapan/index2_0.xml
(1/26)【ネパール】コロナに感染した患者さんが自宅隔離中に自身の症状を確認できるよう、市町村保健所にホームケアキットを配付しました! [2022年01月26日(Wed)]


ADRA Japanは2021年7月以降、
ネパールの中でも特に感染拡大防止の
要所となるインド国境沿いの
バンケ郡・バルディヤ郡において


新型コロナウイルス対応能力強化のための
医療機材・物資配付支援を実施してきました。




ネパールでは、新型コロナウイルスに
感染した患者さんの重症度によって
以下の対応が取られています。


・重症
中等症患者は新型コロナウイルス病棟の
ある病院に入院


・中等症
軽症患者は市町村保健所の運営する隔離施設
に入所


・無症状患者は自宅隔離




自宅隔離の患者さんの対応には、
各地域に担当の保健医療従事者が配置され、
患者から要請があった場合、


保健医療施設のパルスオキシメーター
(血液中の酸素飽和度をはかる機器)や
体温計、聴診器を持って自宅訪問を行います。


ところが、バンケ郡・バルディア郡を含む
地方の農村部では家庭に体温計を備えている
家も少ないため、


自宅隔離患者が症状の悪化に気づくのが遅れ、
迅速に対応できない恐れがありました。


また、地域担当の保健医療従事者も
対応できる患者さんの数には限りがあり、


さらに、本来ならば隔離施設に入るべき
症状であっても、感染拡大ピーク時など
満床の場合には入所できず、
自宅隔離を余儀なくされる有症状者も
多く出てしまう状況にありました。


そのため、自宅隔離の患者さんが
自分自身の症状を的確に確認できるように
するサポートが必要とされていました。




そこでADRAは、保健医療従事者などの
専門家でなくても自宅で容易に使用できる
パルスオキシメーターや体温計、


さらなる家庭内での感染を防ぐための
手指消毒剤とマスクを入れた
ホームケアキットをバンケ郡とバルディヤ郡
の市町村保健所に配付し、


自宅隔離の患者さんに貸し出せるよう
支援しました。



1_ネパール_コロナ_ADRA.png


市町村保健所に配付したホームケアキット




実際に自宅隔離の患者さんがこのキットを
活用できているかどうかを確認するため、


ADRAスタッフは、新型コロナウイルスに
感染して自宅隔離11日目の、
バルディヤ郡マドゥワン町に住む
バグワティ・パウデルさんを訪問しました。



2_ネパール_コロナ_ADRA.jpeg


屋外で距離を取りながら
インタビューを行うADRAスタッフ





ADRAスタッフ
「いつ、どのようにして新型コロナウイルス
に感染したことが分かりましたか。」



バグワティさん
「私は2回のワクチン接種を済ませて
いましたが、熱が出て、味覚や嗅覚が
段々となくなってきて
新型コロナウイルスに感染したかな
と思いました。


ティハール(ネパールの連休期間)
前だったので陽性判定が出ることが
怖かったですが、検査を受けに行き、
感染が判明しました。」


ADRAスタッフ
「ご家族とはどう過ごされていましたか。」


バグワティさん
「私たちは7人家族ですが、
陽性の結果が判明するまで家庭内で
隔離して過ごしていませんでした。


70歳の義母や2人の孫にうつらなくて
本当に良かったです。」



ADRAスタッフ
「ホームケアキットを使ってみて
どうでしたか。」



バグワティさん
「陽性となってからは家族と離れて
過ごすようにしていましたが、


パルスオキシメーターと体温計を使って
自分で状態を確認することができています。


家の周りを散歩したりトイレに行ったり
した後など、少し息苦しく感じたら
パルスオキシメーターで酸素飽和度を
確認するようにしていました。


今は日に日に良くなってきていることを
感じます。」




3_ネパール_コロナ_ADRA.jpeg


自宅隔離中のバグワティ・パウデルさん




自宅隔離を始めて10日目の、
バンケ郡コハルプール町に住む
アニル・チャウダリさんにも話を聞きました。



4_ネパール_コロナ_ADRA.jpg


ホームケアキットを持つ
アニル・チャウダリさん





ADRAスタッフ
「新型コロナウイルスに感染したことが
分かった時はどうでしたか。」


アニルさん
「最初の症状は咳から始まり、
味覚・嗅覚障害も出始めて、
5日目で検査を受けに行きました。


呼吸が苦しく感じたことはなく、
レントゲン撮影上も異常がなかったので
自宅隔離するように言われましたが、


どのように過ごしたらいいか
最初は分かりませんでした。


新型コロナウイルスの診断から2-3日後に、
コハルプール町の新型コロナウイルス担当者が
ホームケアキットを届けて
色々と説明してくれました。」



ADRAスタッフ
「ホームケアキットは
どのように使いましたか。」



アニルさん
「家族と離れて過ごすようにしてから、
ホームケアキットをいつもそばに置いています。


パルスオキシメーターで酸素飽和度を
一日に2-3回チェックして、
熱も頻繁に測っています。


酸素飽和度はいつも97-98%を
キープできています。


私自身にはホームケアキットが
とても役に立ったので、
地域の感染した人がまた同じように使えるように、
隔離期間が終わったらきちんと返却します。」



5_ネパール_コロナ_ADRA.jpg


パルスオキシメーターを使う
アニル・チャウダリさん




コハルプール町保健所の
新型コロナウイルス担当者
ゲハ・プラサド・カナルさんは、


ADRAが郡保健事務所とセット内容を
決めたホームケアキットが


「画期的に自宅隔離患者の管理を
しやすくしてくれた」



と話してくれました。


また、彼は


「ホームケアキットのおかげで患者たちが
必要以上にパニックにならず、
安心して自宅隔離できるようになっている」


とも語ってくれました。



※本事業は皆さまからのご支援とジャパン・プラットフォームの助成を受けて実施しております。


(執筆:ネパール事業担当 大西由香)


このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース南スーダンジンバブエアフガニスタンイエメンシリア難民ミャンマーネパール形成外科医療チーム緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集事務局からのお知らせ

Posted by ADRA Japan at 17:00 | ネパール便り | この記事のURL | コメント(0)