(5/11) ボランティアセミナーのご報告 [2021年05月11日(Tue)]
こんにちは。国内事業課の三原です。 今日は、3月に開催されたセミナーについてご報告します。 3月28日(日)11時〜12時半、渋谷生涯活躍ネットワーク・シブカツ(以下、シブカツ)としぶやボランティアセンター(以下、ボラセン)の共催で開催された「ボランティアセミナー」で、ADRA Japanのスタッフが講師を務めました。 シブカツとボラセンの共催は今回が初めてとのこと。記念すべき第1回目のセミナーでADRA Japanにお声掛けいただきました。 コロナ禍のためオンライン参加のみでの実施でしたが、15名の方にご参加いただきました。 今回のセミナーの実施にあたり、企画検討段階からシブカツとボラセンの皆さんとの話し合いに参加させていただきました。 同じ渋谷区にある団体として、このような機会をいただき大変嬉しく思います。 (セミナー中の様子) セミナーでは、まずADRAの団体紹介およびADRA Japanの事業の中で一般のボランティアに参加していただく活動の例を紹介しました。 ADRA の事業では一般のボランティアの方にご協力いただき一緒に活動することが多々あります。 ネパール形成外科医療チーム派遣事業では医師や看護師の皆さまがボランティアとして渡航してくださり、国内災害への緊急支援では、誰でも参加できる炊き出しや足湯ボランティアに加え、専門知識を持ったボランティアが対象の福祉避難所での見守り等をお手伝いいただいています。 また、ADRAはボランティアから提案のあったアイデアを積極的に取り入れており、その実現例もお伝えしました。 さらに、ボランティアに参加する際の心構えについて国内の災害ボランティアを例にお話しました。 次いで、ADRAが事業を行っているジンバブエと回線をつなぎ、駐在員の小松がボランティアに対する想いと、現地の生の声をお伝えしました。 身を少し乗り出して聞く参加者の方の様子も見てとれ、興味を持ってくださっていることが分かりました。 私から小松に 「活動していてやっていて良かったと思う瞬間は?」 と問いかけると、 「はじめは距離があっても次第に心の距離も近づくことができる。何よりも現地の人の笑顔を見られた時」 との答えがありました。 現在、ADRAのジンバブエ事業では日本からのボランティアを受け入れていませんが、現地では住民に校舎建設などのボランティアに参加してもらっています。 「ボランティアに参加した住民の方はボランティアに参加するモチベーションがどこにあるのでしょうか。」 との問いかけには、 「“子どもたちが大きくなって、この地域の開発のために活躍してくれること”と答えてくれた住民がいました。」 との報告がありました。 (小松の発表資料から。子供たちとの距離も近づく。) (三原の発表資料から。ボランティアからのアイデアを取り入れた例の紹介。) セミナー後のアンケートから参加者の方の声をご紹介します。 「本日は貴重なお話をありがとうございました。ボランティア活動に限りませんが、スキル以前のマインドが肝心ですね。」 「ボランティア活動について自分なりに解釈していましたが、今回この会に参加してボランティアの原則や心構えなど、具体的に説明や紹介をしていただいたことで、自分の知識が不足していたことがわかりました。」 お伝えしたかったことが伝わり、ご参加者いただいた皆さま自身で考えていただき大変嬉しく思います。 ADRA Japanでは、学校や企業、団体等のご希望に応じて講師派遣も行っています。 ボランティア活動に限らず、国際協力について、防災減災についてなど様々な内容をご提供できます。 お気軽にお問合せください。 (執筆:国内事業課 三原千佳) ADRA Japanのホームページはこちらです ADRA Japanフェイスブックページ ADRA Japan Twitterアカウント |