(11/11) 【新型コロナウイルス】物資支援および新型コロナウイルス検体の採取に関する研修を実施しました [2020年11月11日(Wed)]
ADRA Japanは、Yahoo Japan ネット募金を通して皆さまからいただいた寄付を、新型コロナウイルス対策の支援活動に使わせていただいております。 2020年6月1日に、バンケ郡の検査技師17名を対象に新型コロナウイルス検体の採取に関する研修を実施しました。 検査技師たちは、検体を採取する際に必須となる防護服の適切な着用方法について実習を行いました。 現地での医療資材等は不足しており、再利用できる防護服等を使用しなければならず、特別な配慮が必要です。 実際に検体採取キットを使用し、検体採取の方法や、検体を採取した後のキットの取り扱い方法、検査室への運搬方法についても学びました。 講師らは、特に検査技師自身を感染から守るために注意すべき点について、繰り返し説明しました。 研修の参加者たちからは「これまで郡内に新型コロナウイルス感染症が流行してから、検体採取に不安がありましたが、今後は自信を持って取り組める」との声が聞かれました。 また、ネパールでは新型コロナウイルス感染症対策として地域ごとにDCCMC (District COVID-19 Crisis Management Committee) が設置され、対策の中心的な役割を果たしており、検査所や隔離施設の監督指導を担っています。 ADRAは、Yahooネット募金などを通して皆さまからのご支援をもとに検査キットの在庫が残り数個となってしまったとバンケ郡のDCCMCからの緊急要請に応じるかたちで、検査キット・消毒液・陽性者隔離施設用デジタル体温計を支援しました。 この取り組みは現地メディアにも取り上げられました。 (記事はこちら(ネパール語))。 こちらの記事では、ADRAが医療機関に対して医療用品その他を提供したことが掲載されています。 これまでは、医療従事者、公務員、セキュリティ担当者、および新型コロナウイルス感染症対応の最前線にいる人々を支援してきたこと、今回はより一般に近い人々への支援となることが説明されています。 そして、ADRA Nepal(ネパール支部)のプロジェクト責任者であるヤムラジカドカのコメントと共に、これまでの詳細な支援実績と物資提供先についての記載で締めくくられています。 皆さまのご寄付によるADRAの活動は、現地でも非常に頼りにされています。 現地の物資不足は深刻であり、今回提供された検査キットも引き渡し後すぐに検査待ちの人々に使用されました。 引き続き、ネパールでの新型コロナウイルス感染拡大を抑えるための活動にご協力をよろしくお願いいたします。 <ADRA Japanでは、銀行振込、郵便振替、クレジットカードでのご寄付を受け付けております。> 【クレジットカード、銀行振込によるご寄付】 お手数ですが以下の問合せ先へご連絡ください。 特定非営利活動法人ADRA Japan(アドラ・ジャパン)事務局 TEL: 03-5410-0045 E-mail: support_adra@adrajpn.org. 【郵便振替によるご寄付】 ・加入者名 (特活)ADRA Japan ・口座番号 00290-2-34169 ※ 通信欄に「ネパール コロナ」とご記入ください。 【Yahooネット募金からのご寄付(Tポイントでのご寄付が可能です)】 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5186006/ ※ご寄付のうち最大20%を運営費(事務所の管理運営費、調査活動のための費用など)として活用させていただきます。 (執筆:ネパール事業担当 大西由香) ADRA Japanのホームページはこちらです ADRA Japanフェイスブックページ ADRA Japan Twitterアカウント |