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(2/27)障がいのある方にも寄り添って 〜厳しい状況が続く中、特に支援を必要する人々に寄り添う活動を進めています〜 [2023年02月27日(Mon)]


いつも温かいご支援をいただきありがとうございます。

ウクライナで戦争が始まってから、
1年が過ぎました。

ADRAはあらゆる場面で
一人ひとりに寄り添う支援を届けています。


戦況の改善はなく、ウクライナの人々は
いまでも非常に厳しい状況下にあります。

その中でも、ADRAは
最も支援を必要としている人々に
さまざまな支援を続けています。

障がいのある方たちへの支援も
その重要な取り組みの一つです。


危険地域からの避難

まず、障がいのある方たちが、
砲撃にさらされている地域から、
より安全な地域に移動できるよう、
避難活動に取り組んでいます。

最近では、ドネツィク州のリマン(Limana)、
バフムートやトレツク(Toretsk)などの町から逃れ、
ドニプロ市内にある、障がいのある方や、

体の不自由なお年寄りのための
宿泊施設に滞在していた8名が、
より安全なチェルカースィ州の都市ウマニへ
避難することができました。



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【障がい者の避難支援(撮影場所:チェルカースィ州ウマニ2023年2月12日頃)】



また、ルハンスク、ドネツク、カーソンから逃れ、
同じドニプロ市内の宿泊施設に滞在していた5名も、
無事ウマニへ避難することができました。

これらの活動では、
避難をお手伝いするだけでなく
日常生活で必要な交通手段、心のケア、
現金給付・クーポンの配給なども併せて提供しています。


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【高齢者と障がい者の避難支援(撮影場所:ドニプロペトロウシク州2023年2月9日頃)】


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【高齢者と障がい者の避難(撮影場所:チェルカシー地域2023年2月6日頃)】


トレーニングの提供

ADRAは、障がいのある方たちの
トレーニングにも取り組んでいます。

ADRAの心理学者のユリアさんが、
イルピン市議会の児童家庭サービス部の協力のもと、
障がいを持つ子供たちに、
塩粘土を使ったアートセラピーを提供しました。

このセラピーは、手作業を通して
精神機能を高めることができるため、
子どもたちに適しています。

子どもたちの想像力には際限がなく、
みんながこの学びのプロセスを楽しみました。

セラピーに参加した子どもたちには、
支援者からのギフトも贈られました。


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[障がいのある子どもたちへのアートセラピー(撮影場所:キーウ州イルピン市2023年2月10日)]



首都キーウでは、
聴覚障がいを持つ方たちを対象にした
プログラムも行われました。

この「幸せについて話そう」
と呼ばれるグループセラピーは、
参加者の心のケアのサポートを目的としています。

厳しい状況下で、どうしたらハッピーになれるか、
という課題について話し合いました。

ADRAの心理学者は、
参加者の方々に不安への対処方法や、
音楽療法で得られる「幸福ホルモン」の
効果についてお話しました。


参加者らは
セラピーの最初に自分の気分を天気に例え、
みんなと共有しました。

トレーニングの最後には、
セラピーの効果もあり
参加者全員が「晴れ」の気分になりました。



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【聴覚障がいのある方たちに心理ケアトレーニングを提供(撮影場所:キーウ2023年1月26日)】



車いすの提供

2022年12月15日より、
障がいのある方たちに
車椅子を提供する支援も行っています。

これまでに67台の車椅子が配布されました。

このプロジェクトは、
ボランティアの方々によって、
ウクライナのほぼ全土にわたり行われています。 


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【ウクライナ全土で車椅子を配付しています(撮影場所:キーウ州2023年1月16日頃)】



支援への感謝と展望

いまだに厳しい状況が続くウクライナでは
特に障がいを抱えていらっしゃる方々は、
さまざまな困難に直面しています。

ADRAは、今後も
障がいを抱えていらっしゃる方々にも寄り沿い、
支援活動を続けてまいります。


引き続き、皆様の温かいご支援を
よろしくお願いいたします。

(文責:マーケティング・広報 栗栖一郎)


ウクライナ支援特設ページはこちら

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https://www.adrajpn.org/Emergency/Ukrine2022.html
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Posted by ADRA Japan at 13:06 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(2/27) スロバキアで避難生活を続けるウクライナ避難民の方々のお話 〜カトリーナさん〜 [2023年02月27日(Mon)]


昨年2月にウクライナでの戦争が開始して、
1年が経ちました。

国内での戦況が落ち着く様子がない中、
これまで多くのウクライナの方が
ヨーロッパ各国に避難してきました。

その数は、800万人を超えています。

戦争が長期化する中、それらのほとんどの方が
まだ国に帰ることができず、
それぞれの国で、今もなお
避難生活を余儀なくされています。

隣国のスロバキアでも、これまでに
10万人以上のウクライナの方々が難民として
保護を受けてきました。

昨年3月に避難してきたカトリーナさんも
そのうちの1人です。


ADRA_UkraineResponse_photocredit.jpg



カトリーナさんは7才と11才の
娘2人を連れて、避難列車に乗り
国外へ避難しました。

避難列車とは、戦争開始後、
危険地帯から住民を避難させるため、
ウクライナ鉄道が臨時で運行した列車です。

カリーナさんが乗った避難列車には
定員6人の個室寝台に20人ほどが
ぎゅうぎゅう詰めに乗り、

その状態で列車は2日間
走り続けたそうです。

砲撃を避けるため、
目立たないよう列車の全ての窓は
ブラインドが閉められ、夜は明かりを
つけることもできなかったそうです。

このような車内の環境で体調を崩し
倒れてしまう方もいたとか。

カトリーナさんの小さな娘2人は
寝台車の上の荷物置きネットに身を縮めて座わり
2日間過ごしたそうです。

避難する際、限られた荷物の中には
娘たちの食べ物をたくさん詰めて
きたそうですが、彼女たちは
恐怖と疲労で2日間、何も口に
することはなかったそうです。

無事国境を越えた時、やっと安心したのか
もの凄い勢いで食べ始めたと言っていました。


私にもカトリーナさんの娘さんと同じぐらいの年の
子どもが3人います。

彼女が子供たちを連れて戦火を逃れる様子、
また苦しい避難列車で過ごした2日間を
自分に置き換えて想像してみたら
胸が苦しくなり、
言葉が出なくなってしまいました。

そんな私の様子を見たカトリーナさんが

「あなたはこんなこと想像もしちゃダメ。
想像するだけで苦しいから。

あなたがこれから一生、このような
経験をすることがないことを祈ります」

と仰ってくださいました。


ADRA_UkraineResponse_photocredit_カトリーナさん.jpg



家族を支える母親としての
優しさと強さを感じました。


ウクライナでは精神科医として
働いていた彼女ですが、

今はスロバキアの首都ブラチスラバの
レストランで、皿洗いのアルバイトをして
なんとか日々の食費を賄っています。

ウクライナでは医師の免許があっても
避難先のスロバキアでは、
法律の問題や言語の壁により、
医師として働けるわけではありません。

子どもたちを支えるために必要な十分な
収入を得ることができいない焦りに加え、
自分の能力を活かすことができない
ストレスも多いと思います。

しかし、私が
「今一番困っていることは何ですか?」と
質問をすると、彼女はこう答えました。

「困っている事?
そんなものないわ。

私はこうして今生きている。
子どもたちも生きている。
それだけで感謝です。」


スロバキアには、このように
強くたくましく避難生活を送る
母親、女性、また高齢者、子どもたち
たくさんのウクライナ避難民の方が
いらっしゃいます。


中には、今でも戦争体験からのトラウマや、
避難生活への不安など精神的負担を
抱えていらっしゃる方もいます。


これらの避難民の方々が、
今後もスロバキアという新しい国で
安定した生活を続けていくことができるよう、

ADRAはこれから、精神的ケアや
就職相談にも力をいれ、
彼らに寄り添っていきます。


カトリーナさんは、日本から思いを寄せてくださっている
皆さまに大変感謝していらっしゃいました。

皆さまの温かいご支援に心より感謝いたします。


(ウクライナ緊急支援担当 馬渕純子)



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Posted by ADRA Japan at 09:00 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(2/10) ウクライナ国内の病院へ医療資材や機器を支援 [2023年02月10日(Fri)]


戦闘の続くウクライナでは、
怪我を負った方や火傷に見舞われた方が
頻繁に病院を訪れます。

戒厳令が敷かれ、
物資の調達もままならないウクライナでは
治療に必要な資材や機材の確保が困難になっています。

また、砲撃により発電所が破壊されているため
電力不足も深刻で、
治療だけでなく救急時の連携連絡にも影響がでています。


ADRAは、負傷者が多く出ているにもかかわらず、
医療が十分に提供できない現状を重く見ており、
世界各地のネットワークと連携し、
多くの方からの温かいご支援のもと、
病院への支援に積極的に取り組んでいます。


昨年末は、複雑な外傷や火傷の治療に役立つ
「陰圧閉鎖療器(VAC治療器)」をへルソン病院に7台、
チェルニウツィ病院に1台、
計8台を提供することができました。

この器具を使った治療では、
火傷などの傷の治りが早くなります。

ガーゼ等の交換回数も減せるため、
患者さんの苦痛を少なくしながら治療ができます。

現在のウクライナでは、
この器具を入手することはほとんど不可能であるため、
今回の支援は大変重要なものとなっています。





スライド24.JPG

(VAC治療用の器具がケルソン病院に7台、チェルニヴツィー病院に1台送られました)



2023年に入ってからは、
キーウ緊急災害医療センターの4部門に
発電機を届けることができました。

これらの発電機があれば、
停電中にもタイムリーに救急状況を把握し、
急を要する患者さん、被災された方に対して、
より迅速に動くことが可能となります。


キーウ緊急災害医療センターでは、
1月10日よりこの発電機が稼働しています。

ミサイルの砲撃が続き、いつどのように
電気系統が破壊されてしまうかわからない状況ですが、
発電機があれば医療を提供し続けることができます。





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(キーウ緊急災害医療センターに提供した発電機)



さらに12日には、
ウクライナ国内13カ所の病院に腹腔鏡スタンド、
超音波治療器、腹腔鏡手術用モニター、除細動器、
人工呼吸器、心電計、麻酔器などの
医療機器を届けることができました。

現場の医師は、この新しい機器によって、
1年間で5万人以上の人々が、
効果的な医療支援を受けられると
感謝の言葉を伝えてくれました。


医薬品や医療機器が不足していては、
守れる命も守れない状況が出てきてしまいます。

ADRAは、厳しい状況が続く中でも、
ウクライナの病院が人々に医療を提供し続けられるよう、
必要な資材を届け、支援する活動を続けていきます。





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(13の病院に医療機器が贈られました)



このような活動ができるのも、
ウクライナ人道支援に
温かいご支援をお寄せいただいている皆さまのおかげです。

心より感謝いたします。




(文責:広報担当 永井温子)


〜お知らせ〜
ウクライナ支援に関する皆さまからの質問を募集しています。
また、ウクライナ危機から約1年となる2月22日(水)19時より、第2回ウクライナデー報告会「この1年、あなたの寄付がどう人々を支えたのか 〜聞いて、知って、考える。インターネットで募集した1000の質問に答えます〜」を開催します。

皆さまからのご質問・ご参加を心よりお待ちしております。


UkraineDay202302.png


リンク:https://www.adrajpn.org/Event/UkraineDay2302.html
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Posted by ADRA Japan at 08:03 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(1/31) 暖を届ける越冬支援。氷点下が続くウクライナにストーブや燃料、防寒具や寝具を。 [2023年01月31日(Tue)]


本格的な冬の到来を迎えたウクライナでは、

日中の最高気温も氷点下という寒さが続いています。


誰もが厳しい寒さに耐えながら、

戦火が止み、安らぎを感じられる

春の訪れを待っています。



ウクライナでは各地で砲撃が続いており、

水、ガス、電気の供給が危機的状況にあります。


従来であれば、寒さが厳しいこの地域には

町にセントラルヒーティングの仕組みがありますが、

今は機能していません。


ADRAは夏ごろから、越冬に向けて準備をしてきました。


皆さまからの温かいご支援のもと、

各地で今、本当に必要とされている支援を

届けることができていますことを心より感謝いたします。



砲撃が続く東部のドニプロペトロウシク州では、

暖房ステーションを3か所、設置することができました。


地域で暖を共有できる施設に、

高出力の薪ストーブを置くことで、

地域住民の方々が寒さによる体調不良や

命の危険を避けることができます。






コピーライト入れる用.jpg

(暖房ステーションで少しでも体と心を温めていただけるように)

2022年ドネツク州にて

https://www.facebook.com/ADRA.Ukraine/photos/a.5017684328252200/6171160912904530





また、同じく東部のドネツク州の保健・医療センターにも

同様の薪ストーブを提供しました。


また、同州の124世帯に、暖を取るための練炭を、

1世帯あたり1トン、戸別に届けることができました。



北東部のハルキウにも、15台の薪ストーブを届けています。


この地域は長い間ロシア軍の占領下にあり、

ほとんどの建物が破壊され、

地域内のいくつかの集落は

今も砲撃のターゲットとされています。



地域の自治体から、特に障害のある方、

避難したくても避難できない方、高齢の方、子どもたちのために、

暖がとれるように支援してほしいとの要請を受け、

今回の支援に至りました。







スライド13.JPG

(ハルキウに到着したストーブなど)

20231月ハルキウにて

https://www.facebook.com/ADRA.Ukraine/photos/a.5017684328252200/6193864107300877





キーウ州、ヴィーンヌィツャ州、
ジトーミル州、ポルタバ州などでは
避難生活を送る方々に保温ポット、
寝袋、毛布などのウィンターキットや、
温かく眠れる寝具を届けています。





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(温かい寝具をお届けしました)20231

https://www.facebook.com/ADRA.Ukraine/posts/pfbid0hW654M6jag7Pr3qs9YTZFv5FDsh8xAwm9s6J642pRjN19jtDQAbq6jRHXsYggcXnl





また、特に支援を必要としている方々を優先に、

宿泊施設も提供しています。


施設では13食の温かい食事を用意し、

各部屋にシャワーを備え、

キッチンやダイニングルームも設けました。


洗濯や乾燥のサービスもあり、

私たちができる限りの快適な環境を整え、

薬や日用品なども準備しています。



この施設では、子どもたちも元気に安心して過ごすことができており笑顔がみられます。





スライド3.JPG




いまだに戦火の下で生活するウクライナの人々が、

少しでも寒さをしのぎ、安らぎを感じていただけるよう、

今後も一人ひとりに寄り添った支援に取り組んでまいります。


皆さまからの温かいご支援に心より感謝申し上げます。


(文責:広報担当 永井温子)



〜お知らせ〜
ウクライナ支援に関する皆さまからの質問を募集しています。
また、ウクライナ危機から約1年となる2月22日(水)19時より、第2回ウクライナデー報告会「この1年、あなたの寄付がどう人々を支えたのか 〜聞いて、知って、考える。インターネットで募集した1000の質問に答えます〜」を開催します。

皆さまからのご質問・ご参加を心よりお待ちしております。



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リンク:https://www.adrajpn.org/Event/UkraineDay2302.html
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Posted by ADRA Japan at 17:00 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(1/20)2月22日 第2回ウクライナデー報告会オンライン開催(参加者募集) [2023年01月20日(Fri)]

2023年2月22日(水)19時〜20時

第2回ウクライナデー報告会開催


UkraineDay202302.png


ウクライナ危機の発生からまもなく1年。


平穏な生活を奪われてしまった方々へのあなたの支援がこの1年、

人々をどのように支えてきたのか、

現地で活動するADRA(アドラ)からご報告いたします。


アドラは、多くの皆さまからのご支援のもと、

ウクライナ危機の影響を受けている方々に寄り添い、

命をつなぎ笑顔を取り戻すあらゆる支援を届け続けています。


この活動ができているのは、

Yahoo!ネット募金でのご寄付やZOZOチャリティーTシャツの購入、

アドラ・ジャパンへの直接のご寄付など、

さまざまな方法でこの1年の活動を支えてくださった皆さまのおかげです。


その活動の成果や人々からの感謝の言葉を、皆さまにしっかりとお伝えしたいと考え、

この度の報告会を開催することにしました。


この報告会の開催に向けて、ウクライナ人道支援にまつわるご質問を、

Googleフォームとツイッターで広く皆さまから募集しています。




1000の質問JPG.jpg

質問はこちらから https://forms.gle/5vkEC24nC8K9MAE28


「寄付はどんな活動に使われているの?」

「支援はちゃんと届いているの?」など、


気になることがある方はどなたでも、

質問募集のGoogleフォームにご登録いただくか、

SNSでハッシュタグ「#ADRAウクライナデー1000の質問」をつけてご投稿ください。


気になるトピックをお選びいただくだけでも大丈夫です。


皆さまの興味・関心の高いトピックを中心に、当日お答えしてまいります。

皆さまのご質問・ご参加を、心よりお待ち申し上げております。





イベントタイトル

第2回ウクライナデー報告会

「この1年、あなたの支援がどのように人々を支えたのか?」

〜聞いて、知って、考える。インターネットで募集した1000の質問に答えます〜



 開催日時 

2023年2月22日(水)19:00〜20:00(入室18:50)




 会 場 

オンラインにて開催

お申込みメールアドレスにZoomのURLをお送りします




 スケジュール(予定)

18:50〜 受付開始

19:00〜 オープニング


19:05〜 

インターネットで募集した皆さまからの質問1000本ノック

- ウクライナ国内の人々の生活について

- ウクライナ国外に避難している人々の生活について

- どのような活動をしているのか

- 現地で活動しているスタッフの生活について

- 寄付の使われ方について など



19:40〜  ADRAからのお知らせ

19:45〜 質疑応答

19:55〜 クロージング



 参加お申し込み方法

参加お申込みフォームからお申込みください




 参加費 

無料


 定 員

なし


 対 象

どなたでもご参加いただけます


質問方法

方法1 Googleフォームから気になるトピックを選択 or 質問を登録


方法2 Twitterでハッシュタグをつけて気になるトピック or 質問を投稿


質問トピック一覧

1)ウクライナの国内の人々の生活について

2)ウクライナ国外に避難している人々の生活について

3)どんな活動をしているのか

4)現地で活動しているスタッフの生活について

5)寄付の使われ方について

6)日本にいる私たちにできることはなにか

7)その他


登壇スタッフ


小出 一博(こいで かずひろ)

(緊急事業担当)

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ADRA Japan緊急事業担当 小出 一博

国内、海外の緊急対応を担当。これまでに、2007年〜ラオス農業支援、2011年〜東日本大震災被災者・復興支援、2015〜2018年イエメン難民支援、2018年西日本豪雨、2019年台風15号、2020年7月豪雨、2021年8月豪雨の被災者支援を担当。現在は、2021年フィリピン台風やウクライナ危機の支援事業に従事。東京都出身。



杉本 亜季(すぎもと あき)

(事業統括マネージャー)

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ADRA Japan事業統括マネージャー 杉本 亜季

マネージャーとして事業全体を統括。学生時代を欧米で過ごし、大学卒業後は通信社に勤務。英国の大学院で開発学を専攻したのち、NGOに所属し主に現地に駐在して、旧ユーゴスラビア地域やアフガニスタン、ミャンマー、ブルガリア、シリアなどでの支援事業に従事。愛知県出身。



高橋 睦美(たかはし むつみ)

(ウクライナ事業担当)

ADRA Japanプログラム・オフィサー 高橋 睦美

大学卒業後は民間企業に勤務、その後語学留学を経て青年海外海外協力隊に参加。ケニアでコミュニティ開発ボランティアとして2年間活動。帰国後、英国の大学院で国際社会開発学を専攻後、ADRAに入職。ADRAでは海外事業部で、ジンバブエ教育事業などを主に担当し、2022年12月よりウクライナ事業マネージャーとしてスロバキアに赴任。熊本県出身。


主 催

特定非営利活動法人 ADRA Japan(アドラ・ジャパン)



お問い合わせ

特定非営利活動法人 ADRA Japan(イベント担当)

メール:event_adra@adrajpn.org

電話:03-5410-0045



団体概要

ADRA Japanは世界約120ヵ国の支部と協力して、人種・宗教・政治の区別なく、災害被災地や途上国で一人ひとりに寄り添い、人々の自立を助ける活動に取り組んでいます



ADRA支部マップ

ADRA_Map.png


ADRA Japanホームページはこちら

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Posted by ADRA Japan at 13:30 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(12/29) 子どもから子どもへ。ウクライナで起こった幸せの連鎖〜日本からもお年玉袋で幸せを送れます〜 [2022年12月29日(Thu)]

いつも温かいご支援をありがとうございます。


いよいよ2022年もあと数日で終わりですね。

2023年をみなさんはどのように迎えようとしてますか?


こちらのブログでは、ウクライナで10年以上

取り組まれている子どもから子どもへの支援

「チルドレン・チルドレン」をご紹介します。


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(2019年〜2020年に集められた子どもたちから子どもたちへのギフト)


温かい思いやりが連鎖する活動で

きっと皆さまの心も癒されることと思います。



またこの季節、日本には「お年玉」という

渡すほうももらうほうも幸せになる慣習があります。

お年玉の幸せをウクライナの子どもたちにも

分けられるキャンペーンをご案内いたします。





ADRAの活動のひとつに、世界の子どもたちが

ウクライナの子どもたちを思いやる支援活動

「チルドレン・チルドレン」という

チャリティキャンペーンがあります。



ウクライナでは実は8年前から国の一部で

戦争が続いていました。


またそれ以前も、貧しい家庭の子どもや

児童養護施設で暮らす子どもたちが支援を

必要としていました。


この活動は、心が安らげる瞬間を必要としている

子どもたちのため10年以上前に始まりました。



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202012月〜20212

チルドレン・チルドレンでギフトを受け取った少年



「チルドレン・チルドレン」では

子どもが子どもにギフトを選び

そのギフトをADRAが預かります。


そして、児童養護施設で暮らす子どもや

戦禍を逃れて避難所で過ごしている子どもたちに

届けることで子どもたちに笑顔を

プレゼントできる活動です。


これまでに、たくさんの子どもたちの笑顔を

つないできた実績があります。



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202112月〜20222月のチルドレン・チルドレンの様子


202112月〜20222月のチルドレン・チルドレンでは

4,500個のギフトが集まり、紛争が激化する前に

子どもたちに届けることができました。



今年は、ウクライナ戦争が全土に広がり
この活動の開催も危ぶまれましたが
126日からウクライナ国内のショッピングモールで
ギフトの回収が始まり、1225日から


ウクライナでは、グレゴリオ暦の17日に

クリスマスを祝う習慣があるため

この前後の期間にプレゼントを届けています。



現在のウクライナは、電力不足が深刻で

停電、断水、インターネットの切断が起こっています。



食料や発電機の支援にも取り組んでいますが

子どもたちがひとときでも戦禍を忘れ

ホリデーシーズンの喜びを感じられることもとても大切です。



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(クリスマスのイベントに、危険地帯に住む子どもたちを送迎)



ウクライナ|チルドレン・チルドレン担当の
マクシム・ブーガは次のように話してくれました。


「幸せを思い出させてあげることが大事です。

一人で取り残されているんじゃないよ、

君を想っているよという温かい気持ちを届け

一瞬でもいいから幸せでのびのびしていた頃の

時間を取り戻してあげたい。


実はそんなに難しいことではありません。

誰にだってできることなんです」



このギフトボックスは
「ハピネス・ボックス(幸せの箱)」

と名付けられています。


電力やインターネットが安定したら

今回のチルドレン・チルドレンでつながった

幸せの連鎖の写真も交えて、ブログやSNS

ご報告してまいります。




そして日本からでも、
この幸せの連鎖を起こしていけるように

「チルドレン・チルドレン from Japan
キャンペーンを実施します。



ウクライナの隣国スロバキアに
駐在している日本人スタッフも

皆さまのご参加をお待ちしております。




チルドレン・チルドレン from Japanキャンペーン

チルドレンチルドレンキャンペーンバナー(メルマガ)ロゴ入り.png


 開催期間 

2022
1228日〜2023131



  
内  容  
日本のお年玉の幸せをウクライナの
戦争の影響下にある子どもたちに届ける活動。

お年玉からの寄付や、お年玉としての寄付を
ウクライナ人道支援活動のためにお預かりし、

現地の子どもたち(ウクライナ国内の子どもや
国外に避難している子どもたち)には、
ギフトバックに入れたお菓子の
詰め合わせを届けます。

ご参加いただいた皆さまには、
ウクライナ人道支援に従事している
日本人スタッフからのポストカードが
エアメールで届きます
2月下旬〜3月頃を予定)。



 参加方法 
@
郵送参加
お申込サイト
からご登録の上、お年玉袋に入れたご寄付を現金書留でADRA Japanにお送りください。

A
リアル参加
原宿にあるADRA Japan事務所にお年玉袋に入れたご寄付を持ち込んでいただく方法です。お申込サイトからご登録の上、指定の期間内にお越しください。

B
オンライン参加
インターネットのみでご参加いただける方法です。
お申込サイト
からご登録の上、親御様のクレジットカードをご利用ください。

お申込サイトからご登録いただくと、数日以内に詳細のご案内メールが届きます。メールボックスをご確認ください。



参加金額
お子様の場合 1 1,000円〜
大人の場合 1口 3,000円〜


何口でもご参加いただけます。複数口ご参加いただいた場合でも、エアメールで届くポストカードはお一人1枚となります。



お問い合わせ
メール
marketing_adra@adrajpn.org
チルドレン・チルドレン係
1月10日より順次お返事してまいります




企画の内容はウクライナの情勢等により予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

お申し込みはこちらから




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Posted by ADRA Japan at 11:00 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(12/29) 極寒のウクライナ。発電機で一人でも多くの方を笑顔に [2022年12月29日(Thu)]
戦争が長期化するなか、
国内のエネルギー施設が次々と砲撃を受け、
今日、ウクライナでは大規模な電力不足に
悩まされています。

電力容量はおよそ半分となり、
回復の見込みが立ちません。


12月21日の時点で、キーウにおいては
電力供給システムの7割が稼働しておらず、
ADRAの現地スタッフの報告によれば、
電気、暖房、水が無い状況が
すでに48時間以上続いています。

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(ウクライナの子どもたちはサンタクロースに何を願うのか)

ウクライナの冬は、気温が氷点下10度、
ところによっては20度まで下がります。

間もなく本格的な冬の到来を迎え、
こうした電力不足が深刻な問題となっています。


地域によっては停電により、
水道のポンプが停止して断水が起こり、
電力を必要とするガスの供給にも
影響が出ています。

停電の影響は各家庭だけではなく、
病院や学校にも及んでいます。


停電が続く小児病院では医師が真っ暗な部屋で
卓上ランプの小さな明かりを頼りに
生後4か月の赤ちゃんを診察している様子が
ニュースで流れました。

また、発電機で最低限の機械だけを動かし、
懐中電灯で照らしながら
心臓の手術をする様子も
報じられています。


キーウの、ある学校では暖房設備が壊れ
教室の温度が氷点下まで下がるため、
2カ月間の休校を余儀なくされました。



電気が復旧し、学校に新しい暖房設備が届き、
久しぶりに友達と一緒に学校に通うことが
できるようになった男児は

嬉しさをにじませながらも
「またいつ停電が起こるかわからないから、
いつまで学校に通えるかわからない」と
語っていました。


このような中、ADRAは厳しい冬を
越えるための支援を継続しており、

これまでの食料や日用品の支援に加え、
薪などの配付にも取り組んでいます。


また、周辺国からも発電機を調達し、
ウクライナ国内に運んでいます。

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(ポーランドから11台の発電機をウクライナ国内の避難所へ)


スロバキアでも1台9kwの出力がある発電機を12台、
調達することができました。

この発電機は1台5000ユーロ(約71万円)です。
病院などを優先に届ける予定で、発送の準備を
進めています。


これらの支援ができるのもひとえに
皆様のお力添えのおかげです。

心から御礼申し上げます。

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(ウクライナにむけて発電機搬送の準備をするADRAスタッフ)


ただ、電力のひっ迫状況とこれからますます
厳しくなる冬の寒さを考えると、この支援は
まだまだ十分ではありません

何千もの避難所や、凍えたウクライナの
子どもたちが暮らす場所が、電気も暖房もない状態に
置かれています。


ウクライナ国内の状況は大変厳しいものですが、
ADRAは引き続きウクライナの現状と人々のニーズを把握し、
必要とされている支援を届けることができるよう
活動を続けてまいります。


(文責:広報担当 永井温子)

ウクライナ支援特設ページはこちら

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https://www.adrajpn.org/Emergency/Ukrine2022.html
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Posted by ADRA Japan at 09:50 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(12/20) 雪降るウクライナ。命綱となっている支援を続けています。 [2022年12月20日(Tue)]


深刻な危機が続いているウクライナでは、
人々の苦しい暮らしが続いています。





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[支援が人々の命綱となっている地域で新鮮なパンやその他の食材、離乳食等を配付。2022年12月 ウクライナ東南部]




南部のへルソン州、東部のイジューム州、
北東部のバフムート州などでは、
ライフラインが断たれ、
600万人のウクライナ人が
電気を使えない生活を送っています。


地域によっては気温が
マイナス20度にもなる極寒の冬が始まり、
食料や安心して温かく過ごせる環境が
必要とされています。




ADRAは、命をつなぎ笑顔をとりもどすための
あらゆる支援に取り組んでいます。


先週は、砲撃の合間をぬって
ルハンスク地方へ280箱の食料セットと、
215個の焼きたてのパンを届けました。


この地域で配った食料セットは、
累計で10万個を超えました。




ドニプロペトロウシク州、ヘルソン州、
ハリキウ州にはこの1週間で約7,000本の水を届け、
そのほか、給水設備が破壊されたり、
十分な水が手に入らない地域に
12.5万リットルの水を支援しました。




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[救急車での避難支援で、障害のある方、200人以上の避難を助けています。2022年12月 ウクライナ・ヘルソン州]





公共の交通機関がすべて止まってしまった地域での
無料バス運行支援も継続しており、
年金の受け取りや通院、買い物など、
1700人以上に利用されています。


寒い冬を乗り超えるために必要な支援にも
取り組んでおり、
複数の市町村に対して発電機を提供しました。




また、命の危険がある地域からの避難支援も
継続しています。


先日は、治療が必要な状態にも関わらず、
電気も水も燃料もない中、
毎日砲撃がある地域から避難できずにいた家族に
救急車を手配し、
治療と暖がとれる環境を
支援することができました。




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[設備が破壊され飲み水が手に入らない地域に、飲料水や水の浄化剤を配付しています(2022年12月 ウクライナ 東南部の州)]





皆さまからの温かいご支援のもと、
WPFやユニセフのほか、
多くの支援パートナーと共に、
これらの活動に取り組むことが
できておりますことを心より感謝申し上げます。


今も厳しい状況が続いているクライナの方々に
寄り添った支援を届けられるよう
引き続き温かいご支援をお願いいたします。



(文責:広報担当 永井温子)


ウクライナ支援特設ページはこちら

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Posted by ADRA Japan at 10:07 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(12/13) 通院にも利用。ウクライナの交通機関が止まっている地域で無料のバス支援 [2022年12月13日(Tue)]
ウクライナは2022年2月より
深刻な危機におちいっています。

南部のへルソン、東部のイジューム、
北東部のバフムートなどでは、
ライフラインが断たれ、
600万人のウクライナ人が
電気を使えない生活を送っています。

国民の2人に1人が
支援を必要とする状態です。
そして間もなく当地には、
気温がマイナス20度となる
極寒の冬がやってきます。



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(11月11日、ザポリージャ州を走る無料バス。
18カ所の村落を通っている)


ADRAは、食料パックや焼きたてのパン、
幼児食などの食料支援のほか、
避難所の提供や、衛生用品や医薬品、
防寒具、暖房機器、燃料などの物資支援、

現金給付、心のケア、
支援情報の発信のほか、
移動手段の提供など、
あらゆるサポートに取り組んでいます。


その活動のひとつに、
公共の交通機関が
すべて止まってしまった地域での
無料バス運行支援があります。



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(11月8日、ドニプロペトロウシク州でも無料バスが走る。
車椅子を利用中の方にも好評だ)


2022年10月27日より、
ウクライナ南部のザポリージャ地区内にある
34の集落を通る無料バスを
週に2便ずつ運行させています。

また、北東部のハルキウ地区では
2週間に一度、利用者の自宅から病院までを、
南部アポーストロヴェ地域でも
18の村落を通る9種類の特別ルートで
無料バスを走らせています。




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(11月16日、ザポリージャ州を走る無料バス内にて。
女性の利用者が多い)


今日までに、1717人が
このバスを活用しておりますが、
利用者の多くは女性や年金受給者、
あるいは障害を持った方々で、

「出かけられず困っていたので、助かる」
「病院で治療を受けることができた」
「生活に必要な食料が買えた」
「少し元気が出た」と、喜ばれております。


このような移動支援や、
食料支援をはじめとする現在のADRAの支援は、
ウクライナの方々の命綱となっているため、
今後も積極的に続けてまいります。

それに加え、
厳しい冬を乗り越えるための支援を拡充し、
家々が破壊された人々に対するインフラ設備や、
防寒具や暖房器具、燃料等の支援にも
力を入れてまいります。

私たちの活動は、
皆さまのお力添えあってのものです。
今後もご理解とご賛同をいただければ幸いです。
引き続き温かいご支援を
どうぞよろしくお願いいたします。



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Posted by ADRA Japan at 10:06 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
(12/9) 砲撃が続くドネツク州で民間人の避難を支援しています [2022年12月09日(Fri)]


激しい攻防が繰り返されてきたドネツク州で
ADRAは2022年より前から支援活動を
行なっていました。


2月に状況が悪化してからは、命の危険を感じ
避難を希望する方々に寄り添い、この地域に住む
4,000人以上の方の避難を支援してきました。





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ウクライナ_バス02.jpg
ドネツク州で避難を急ぐ住民



バフムト地区トレツク行政代表者である
アンドレイ・ザマジー氏は次のように述べています。



「私たちはずっと、
民間人の避難支援を求めていました。


以前から戦闘が激化していたため、地域や
自治体の行政は地域住民の避難の必要性を強く
訴えてきました。


街は砲撃にさらされ、住宅の窓やドア、
インフラも破壊され
大きな被害を受けています。


ここウクライナでは、厳しい冬が近づいています。


しかし、インフラが破壊され、
燃料も手に入らないため
暖房が使用できないのです。


冬を越すためにも、
安全な場所に避難する必要があります。


我々は、皆さまのご支援を必要としています。
どうか、ご協力をお願いします。」




2022年2月24日、
ADRAはウクライナ人道基金と協力し、
ルハンスクとドネツクの「孤立した」
コミュニティの住民に


無料の輸送サービスを提供し、住民の基本的な
社会生活の支援を予定していました。


しかしながら、2月末には戦闘行為が激しさを増し
区域の住民を避難させることが必要とされたため
輸送サービスの基本方針を移動支援から
孤立したコミュニティで生活する人の
避難手段へと方針転換を余儀なくされました。


人々をいち早く安全な地域に避難させるためにも、
輸送サービスの利用手続きをさらに簡単にしました。




主な避難先は、安全な宿泊施設があり
公共施設や設備などインフラが整う
ドニプロ地区を中心に行っています。


リディア・パンテリーヴナさんは79歳で
ドネツク州トレツクの住民です。
この居住区域は、
激しい戦闘地帯のすぐ近くに位置し、
常に砲撃を受けています。


8月末、ついに彼女はより安全な地域への
避難を決意しました。



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リディア・パンテリーヴナさんは
次のように話をしてくれました。



「この決断をするのは大変でした


私はずっとここに住んでいます。
ここは私の生まれ故郷であり、生まれ育った街です。」


どうやって家を離れればいいのでしょうか?
しかし、これ以上引き延ばすわけにはいきません。


常に砲撃を受けてますし、身の危険を感じながら
生活するのは、とても疲れます。


物を詰めていたら、涙がでてきました。
でも離れることにしました。


私は最善を期待し
すべてがうまくいくことを信じています。


無料で避難させてくれる、ADRAには
とても感謝しています。」




戦争の長引くウクライナでは
まだまだ多くの支援が必要とされています。


アドラはこれからも長期的に
彼ら一人ひとりに寄り添い、活動を続けていきます。


皆さまの温かいご支援に
心より感謝いたします。



(執筆:マーケティング・広報 栗栖一郎)




【〜ご案内〜】
友達を助けるように
被災された方や難民の方に寄り添う
「ADRAフレンド」募集中!

アドラでは、世界各地での支援活動を継続的に
支えてくださるADRAフレンドを
募集しています。


ADRAFriend202208.jpg



詳細とお申し込み方法は以下のリンクから
ご覧いただけます。

https://www.adrajpn.org/ADRAFriend/Friend.html?blog


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Posted by ADRA Japan at 13:58 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
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