(11/4) 5年の審査をクリアし、認定NPO法人を更新できました。 [2021年11月04日(Thu)]
総務部の渡辺です。 ADRAへのご支援、 心より感謝申し上げます。 ADRAは2004年に 特定非営利活動(NPO)法人格を 取得し、 さらに、2016年に 認定NPO法人となりました。 NPO法人の中でも、 運営組織および事業活動が 適正であって 公益の増進に資するものにつき 一定の基準に適合した団体が 認定NPO法人に認定されます。 2021年8月末現在、 日本に50,820の NPO法人がありますが、 その中で認定NPO法人は、 1,209団体です。 (参照:https://www.npo-homepage.go.jp/about/toukei-info/ninshou-seni) 約2%という狭き門です。 認定NPO法人は、 一度認定を受ければそれで終わり… ではなく、 5年毎に審査があり、 その審査を経て、更新されます。 ADRAは2016年に 認定を取得したので、 本年2021年が再審査の年です。 その審査が8月に行われました。 朝10時から、夕方4時半まで、 東京都の3人の担当者の方によって、 審査対象の5年間の団体運営について、 しっかりとチェックして いただきました。 (5年間分の必要書類を並べると壮観!! 実際はもっとありました…。) 担当者のうち、 お二人からさまざまな角度から 質問を受けました。 お一人の方は、 この大量の会計書類を 片っ端から確認されていました。 (大丈夫とは思っていても、 チェックを受けるのは緊張します…) そして、その後、 無事に審査が終了し、 「認定が更新されました」と 東京都から連絡がありました(祝!) 認定NPO法人へのご寄付は、 寄付金控除を受けることができます。 寄付金控除についても ずいぶん認知が進み、 ご活用いただいている方も 増えてきていると感じます。 認定を取得しているかどうかが、 寄付先を選ぶための 1つの要素にもなっていると思います。 認定NPO法人となった団体は、 高い公益性が求められるだけではなく、 法令等を順守した 適正な組織運営が求められます。 また、情報開示を徹底し、 高い透明性を示すことが求められます。 私の家に、 格言の日めくりカレンダーがあり、 「誠実さと勇気はセット」 という言葉が書いてある日があります。 この言葉を見るたびに、 「誠実である勇気を 持ち続けられますように」 と、 自分に言い聞かせます。 認定を更新できたからといって、 完全無欠な団体だ ということではありません。 何か起きた時、 それを適正に解決していくことが 大事だと思っています。 そのためには、 団体内の風通しのよさや、 問題が起きたら共に考え、 乗り越えるものだという 認識が必要だと思っています。 問題が起きた時に声に出す勇気と、 それを受け止める土台を持った 団体運営を行っていきたいと思います。 残念ながら、この世界は混沌とし、 災害は多発し、助けを必要としている 人が減る気配はありません。 ADRAはこれからも 支援を必要としている人に寄り添い、 自立を目指した支援を 届けていきたいと思っています。 そのためには、 多くの方のご支援が必要です。 皆さまが心に抱いている被災地や 途上国の方々への想いを ADRAを通じて、実現させて いただければと思います。 そして、支援者の方も、 ADRAの活動に目を光らせ、 何かありましたら、 どうぞご指摘いただければと思います。 誠実に対応させていただきたいと 思っております。 今後ともご支援のほど、 よろしくお願いいたします。 (総務部:渡辺千里) |