• もっと見る
« 緊急支援 | Main | 東日本大震災»
ADRA Japan団体概要

ADRA Japanさんの画像
最新10記事
記事カテゴリー
<< 2023年04月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
https://blog.canpan.info/adrajapan/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/adrajapan/index2_0.xml
(5/19) 「教育は人生そのもの。」ジンバブエにおける教育の意味 [2022年05月19日(Thu)]
ジンバブエ事業担当の高橋です。

私たちが取り組んでいる活動に
関心を持ってくださる皆さまに
心より感謝申し上げます。


アドラが支援を行うジンバブエの「教育」には、
そこに関わる人々にとって
さまざまな意味があります。

それは時として、将来の自分のためであり、
家族を支えていくためであり、
純粋に学ぶ喜びを感じるためでもあります。


私たちが活動している学校のひとつ、
首都ハラレから車で8時間の
ゴクウェ・ノース地区にある
ネニュンカ小学校で働くドゥベ先生の人生も、
教育によって大きく変化しました。


先日、インタビューする機会があったので
ご紹介します。

​​
Nenyunka primary school_Interview with Mr.Dube_2022 (1).JPG



ドゥベ先生は、ジンバブエの少数派民族である
トンガ族の出身で、一夫多妻の家庭に生まれました。



トンガ族は長年、社会の主流から
取り残されてきており、ドゥベ先生の家庭も、
子ども全員を学校へ通わせる
経済的余裕がありませんでした。



その中で学校に通うことができた
ドゥベ先生は、家族の勧めもあり、
大人になったら教師になる
という夢を持つようになります。



家族もドゥベ先生の成長に
大きな期待を寄せていましたし、
ドゥベ先生も期待に応えたいと
思ってました。



教師になることができれば、
安定的な収入で家族を支えることが
できるからです。



ですが、教師になる挑戦はドゥベ先生に
思いもよらない変化をももたらします。



それは民族の多様性に対する
自身の態度の変化でした。


Nenyunka primary school_Interview with Mr.Dube_2022 (2).JPG



教師トレーニングには、教師を目指す若者が
ジンバブエ各地から集まっていました。


そのトレーニングの中で、ドゥベ先生自身、
少数民族として社会から疎外され、
苦悩してきた経験から、トンガ族以外の
部族に対して不寛容になっていたことに
気がつきます。



特に、ジンバブエで多数派のショナ族の
人々に対して劣等感を感じていることに
気づきました。



ところが、教師トレーニングを通して
ジンバブエ各地から集まった
さまざまな言語を話す仲間と過ごすうちに
違う部族を評価し認められるようになったのです。



民族の違いに対して寛容になることを
教師になる勉強をする過程で、
身に着けることができました。


Nenyunka primary school_Interview with Mr.Dube_2022 (4).JPG



ドゥベ先生は、現在ネニュンカ小学校で
4年間教鞭をとっており、
トンガ語を教えるのがとても得意です。



少数派民族の言葉であるトンガ語が
教科に含まれるジンバブエの小学校は
多くありませんが、


誇りと喜びをもってトンガ語を教える
ドゥベ先生の授業に、子どもたちも
熱心に取り組んでいます。




中にはトンガ語を話さない部族の
子どもたちもいますが、ドゥベ先生が
すべての部族の子どもたちに対し、
愛をもって接することができる教師に
なれたのです。



また、ドゥベ先生に起きた変化は
子どもたちにとって
立派な教師になれただけではありません。


教師として仕事を始めて得た収入で
兄弟たちを学校に通わせることも
できるようになり、

家畜を飼い、生活を安定させるという
家族の期待にも応えられて
トゥベ先生も家族もとても誇らしく
思っています。


Nenyunka primary school_Interview with Mr.Dube_2022 (3).JPG



最後に、ドゥベ先生が「教育」について
語ってくれた言葉をご紹介します。


「教育は人生そのものです。
教育は人に行動変容を起こすことができます。
そして人を前向きにしてくれます。」

「教育を通じて、子どもたちは、
道徳心と価値観を形成することができます。

そして、私自身が、父親として、
子どもたちを導く保護者として、
彼らのポジティブな変化を引き出せるよう、
しっかりとコミュニケーションを
とっていきたいと思っています。」


教育によって自分自身が成長し、
家族を支えられるようになり、
子どもたちを導けるように変化成長したという
ドゥベ先生の話によって、

私たちが支援をする人々にとって、
教育がどんな意味を持つのか、
対話を通じてしっかりと向き合い、

ジンバブエの人々の生き方を支える
教育の基盤作りに寄与していきたいという気持ちが
一層強くなりました。


私たちの活動に共感し、
応援してくださる皆さまに、
心より感謝申し上げます。


Nenyunka primary school_school block_2021.10.jpg



(雨風関係なく、授業を行えるようになった
新しい校舎。教える先生の姿勢にも
変化がみられています。)

【お知らせとお願い】
2022年5月31日まで、
クラウドファンディングにて
皆さまの応援を募っています。

クラウドファンディングのリターンの中では
私たちの活動を力強く応援していただきながら
映画と座談会を通して寄付や支援活動について
理解や考えを深めていただく機会を
ご用意しています。

詳細をこちらのページでご覧いただけます。
応援・お申し込みをお待ちしております。

上映会新着情報画像.jpg


ジンバブエ事業は、皆さまからの温かいご寄付と、日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています。皆さまのご理解と温かいご支援に心より感謝申し上げます。


(執筆:ジンバブエ事業担当 高橋睦美)
このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース南スーダンジンバブエアフガニスタンイエメンシリア難民ミャンマーネパール形成外科医療チーム緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集事務局からのお知らせ

Posted by ADRA Japan at 12:04 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(12/15) ジンバブエ便りvol.58 ジンバブエの人々の足 [2021年12月15日(Wed)]


こんにちは!
ジンバブエ事業を東京から
サポートしている高橋です。


私は2021年10月、
新型コロナウィルス感染症拡大の
第3波が落ち着いたジンバブエに
初めて出張に行ってまいりました。


今日は、私が見た事業国ジンバブエを
ご紹介します。




アフリカ南部に位置するジンバブエは、
出張をした10月が年間で最も暑い時期。


炎天下に外に出ると
熱中症になってしまうほど、
日差しも強いです。




世界3大花木のひとつでもある
ジャカランタの紫色の花が満開に
咲き誇っていました。



ジンバブエ1.jpg


<10月に見頃を迎えた
ジャカランダの木>




アフリカ各国では、
モーターバイクのタクシーや
トゥクトゥク(3輪バイクの乗り物)
を見かけることが多いのですが、
ジンバブエでは見当たりません。


ここ、ジンバブエで
人々が移動に使う交通手段は、
コンビ(Kombi)と呼ばれる
乗り合いバンや長距離移動バス、


いわゆる白タクと呼ばれる
個人のタクシーやヒッチハイクが
ほとんどです。


ちなみに、このジンバブエで
コンビと呼ばれる乗り合いバンは、
他のアフリカ諸国でも
よく利用されている人々の
足になりますが、


ジンバブエではコンビに対する規制が
強まっており、


現在は、ZUPCO
(Zimbabwe United Passengers
Company)と呼ばれる
国営企業のコンビのみが
合法とされていますが、


ZUPCO以外のコンビも走っています。


非合法のコンビは、
いつ警察に止められるか
分からないリスクがあります。



ジンバブエ2.jpg


<首都ハラレ市内の道路。
ジンバブエでは、信号機は
「ロボット」と呼ばれる>




首都を離れ、事業地
ゴクウェ・ノース地区のほうへ向かうと、


多くの住民が住む村へと繋がる
未舗装の脇道でヒッチハイクが
できるような車やタクシーは
ほとんど見かけません。


みんなひたすら歩くか、
ゆっくりゆっくりと自転車を漕いで、
目的地へと向かいます。





<ゴクウェノース地区にある町
チテケテの様子。チテケテは
ゴクウェ・ノース地区において
ADRAが支援する小学校から
最も近い町>



ジンバブエ3.jpg


<チテケテの舗装された道路から
脇道へそれ、村へと続く道>



この地域では、
村での生活に欠かせない水を汲むときも、
頭に水タンクを載せて歩くか、
ロバに台車を引かせて水を運びます。



ジンバブエ4.jpg


<台車を引くロバを連れて歩く村人>





<ゴクウェで移動中の車から
撮った動画>




ジンバブエ5.jpg


<ゴクウェ・ノース地区の
川へ続く道。川は乾季で
干上がってしまっている>



人やモノの移動に
時間とお金がとてもかかる
ゴクウェ・ノース地区では、
外から入るモノの値段は
どうしても高くなります。


さらに現地通貨と米ドルの
為替レートの影響もあり、
チテケテの町で売られるバナナは
3本で2米ドルもします。


同じチテケテで、1米ドルで
おなか一杯のランチを
食べられることを考えると、
驚異的な値段です。




現在ADRAでは、
小学校3校を対象に、
子どもたちが教育を受けられる
環境改善を目指して活動を
していますが、


こうした事業地の交通事情や
物価、物流に関する情報を
知ることもとても大切です。


なぜなら、そこで生活する人々が
どのような毎日を送っているのかを
知らないままでは、
良い活動はできないからです。


彼らの生活を理解すればするほど、
学校を運営していくために
実施している収入向上活動の
ヒントを見つけることができますし、


どのようにすれば
地域の方が学校運営により
協力しやすくなるのかが分かります。




ジンバブエ事業は、
皆さまからのご寄付のほか、
日本NGO連携無償資金協力の助成も
受けて実施しています。


引き続き、皆さまの温かいご支援を
活用させていただきながら、
必要な支援を必要な場所に、
我々の手で、責任を持って
届けていきます。


どうか、今後も活動に
ご支援・ご協力をお願いいたします。


‘ADRA Japan(アドラ・ジャパン)
スタッフのツイッター’で
ジンバブエ情報も発信しているので、


ぜひ、いいね、リツイート、
登録をお願いいたします。


ADRA Japan(アドラ・ジャパン)スタッフ (@ADRAJapan_Staff) / Twitter



(ジンバブエ事業担当 高橋 睦美)


このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース南スーダンジンバブエアフガニスタンイエメンシリア難民ミャンマーネパール形成外科医療チーム緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集事務局からのお知らせ

Posted by ADRA Japan at 13:42 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(11/25) ジンバブエ便り vol.57  順調に進んでいます【ジンバブエ教育支援事業】 [2021年11月25日(Thu)]


アドラ・ジャパンが2017年より
教育支援を行っている
ジンバブエのゴクウェ・ノース地区は、


教育を受けることができていない
子どもの割合が15.3%と、
国の平均である6.6%と比べて
2倍以上多い地域です。


毎年子どもが学校を中退してしまう
現実を改善するため、
学校に対する支援と、
コミュニティーに対する支援の
両側面からアプローチしています。




現在取り組んでいる活動のひとつは、
学校の職員棟の建設です。


一時期は、
新型コロナウイルス感染拡大の
影響を受け、
工事の遅れが心配されましたが、


今は概ね計画通りに
建設工事をすすめることができています。



01.png


基礎工事の確認




04.jpg


住民が作ったレンガの質を確認




建設作業に必要な水が
確保できるかどうかも、
事業管理には大切なので
定期的に水源の確認もしています。


事業地近くの浅井戸は
水が枯れてしまっていましたが、
干上がっている川の土を掘ると、
水が出てくることを確認することが
できました。



02.png


人口的な浅井戸が枯れたところを確認




03.png


川だった場所から水が出てくるのか確認中




大切な資材のひとつであるセメントも
予定通り納品され、
きちんと管理されています。



06.jpg


搬入されたセメントの保管状況を確認




05.png


建設工事の作業内容を確認




建築作業はこのまま順調に進んでいく
見込みです。




また、同時に取り組んでいる
学校運営を行っている学校開発委員会への
キャパシティビルディング研修では、


学校の維持管理に必要な収入を
委員会が独自に生み出していけるよう、
専門家を招き、
マーケット調査を通じて実際の市場の
仕組みを学んだほか、


養鶏・養卵、家畜(ヤギ)の飼育を
どのように収入につなげていくか、
参加者と共に考え、実践しています。



07.png


実際に行われている研修の内容を確認




08.png


学校開発委員会のメンバーと収入向上活動の進捗を確認




09.png


生まれたての子ヤギの健康状況をチェック




10.jpg


ADRAスタッフ自身もマーケットを調査し市場を把握する




このほかにも、
各家庭に教育の重要性を伝える啓発活動や、
学校に来なくなってしまった子どもたちの
追跡調査、


学校に戻ることを希望した子どもたちへの
特別支援学級の開催にも取り組んでいます。



11.png


学習キットの活用状況を確認




12.png


学習キットを使って子どもの理解度チェック




ゴクウェ・ノース地区の子どもたちが
学校に通えるようになるためには、
あらゆる角度からのアプローチが
必要です。


私たちは包括的に教育支援に
取り組むことで状況を改善できると
仮説を立て取り組んでいますが、


当初設定した目標や
指標の達成状況などを確認し、
問題があった場合は、
早期に改善策を見つけ、対応します。




現場では、移動が制限されて
資材の搬送が遅れたり、
水が出なくなったり、


学校に通い始めた子どもが
コロナの休校中に
結婚してしまったりと、
予想外のことも多々起こります。




それでも、学校で学ぶ子どもたちの
笑顔に触れるときや、
学校を守ろうと真剣に取り組む
大人たちの姿をみるとき、
確実に前進できていることを感じます。



13.png


最後にネニュンカ小学校の子ども達と集合写真




ジンバブエ事業は、
皆さまからのご寄付のほか、
日本NGO連携無償資金協力の助成も
受けて実施しています。


引き続き、皆さまの温かいご支援を
活用させてもらいながら、
必要な支援を必要な場所に、
我々の手で、責任を持って
届けていきます。


どうか、今後も活動にご支援・ご協力を
お願いいたします。


‘ADRA Japan(アドラ・ジャパン)
スタッフのツイッター’で
ジンバブエ情報も発信しているので


ぜひ、いいね、リツイート、
登録をお願いいたします。

ADRA Japan(アドラ・ジャパン)
スタッフ (@ADRAJapan_Staff)
/ Twitter



(執筆:ジンバブエ事業担当 小松 洋)


このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース南スーダンジンバブエアフガニスタンイエメンシリア難民ミャンマーネパール形成外科医療チーム緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集事務局からのお知らせ

Posted by ADRA Japan at 11:15 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(8/27) ジンバブエ便り vol.56 【成果報告】より良い教育の実現へ! [2021年08月27日(Fri)]


ジンバブエ事業を日本から
サポートしている中野佐知です。




子どもたちのより良い教育を
達成することを目的としている
ゴクウェ・ノース地区での
教育事業の第2期が、
今年6月半ば、
無事に終了しました。


駐在をしている小松に、
2期事業を一言でいうと? 
と聞くと


「コロナ禍での挑戦」


という言葉でした。



Zimbabwe_児童.jpg

<マスクを着用して
授業を受ける子ども達>



そう、
2020年3月に開始した2期事業は、
世界的な新型コロナウイルス感染症
の拡がりと共に始まったようなもの
でした。




事業期間中、
2回のロックダウンがありました。


初めてのロックダウンの時には、
ADRAスタッフ、教師、子どもたち、
保護者など、皆、戸惑うばかりで、
何の準備もできないまま
ステイホームとなりました。


学校は2回のロックダウンの間に
合計約9か月、休校になりました。


駐在の小松も、
新型コロナウイルス感染拡大に伴う
ADRA Japanの方針のもと、
昨年の3月に一時帰国し、


小松は日本から遠隔で
事業マネジメントを行うことに
なりました。




心配と現地で一緒に活動ができない
もどかしさがありながらも、


現地のスタッフと
毎日Zoomを使ったビデオ会議や
WhatsAppを使ったオンライン通話、
メールなどで連絡を取りながら
事業を運営しました。




ロックダウンが解除され、
活動許可が下りたあとには、
感染拡大防止を考慮しながら
事業運営をする必要がありました。


また、活動の遅れを取り戻し、
事業の目的である、
「子どもたちによりよい教育を」
を達成するためには、


残された事業期間で
活動の質をさらに高め、
加速しなければなりませんでした。




ロックダウンの後、
学校に戻らなくなってしまう
子どももいましたし、


その期間中、生計向上のために
学校で育てていた鶏やヤギが
順調に増えず、
病気にかかってしまうことも
ありました。


そのため、コロナ禍で
どのように事業運営をしていけば
いいかチームで話し合い、
試行錯誤を重ねました。




教育の重要性を伝えるイベントは、
大人数で集まることになるので、
一軒一軒を回る戸別訪問の形式に
変更し、


事業チームと学校ボランティアが
家々を回りながら、メッセージを
伝えていきました。



集まっているところ.jpg




学校での生計向上活動では、
ロックダウン時にどのように
家畜の世話を継続するのがいいのか、
学校開発委員会と共に計画を見直し
ました。


また、追加の活動として、
休校の間も子どもたちが
学習を継続できるように、
学習キットを
配付することにしました。



Zimbabwe_コロナ対策のため参加者同士の距離を保って行っている研修風景.jpeg

<感染予防のため、
距離を取って座っている>



スクールコミッティー.JPG

<学校の会合も野外で距離を取って>




新型コロナウイルス感染症の
感染拡大により、
ジンバブエの子どもたちの
教育環境はさらに
難しいものになりました。


ラジオ等を使ったオンライン授業を
開始した学校もありますが、


ADRAが活動しているゴクウェに
住む子どもたちの多くは
インターネットの電波が届かず、
電気も限られています。


オンライン授業を受けられる
環境にはほど遠いため、
教育格差がますます広がる現実に
直面しています。




だからこそ、私たち事業チームの
「子ども達の未来のために
教育環境をよりよくする」
という想いは
さらに強固になっています。


いつでも、より苦しい思いをする、
弱い立場にある人々の
尊厳の回復と維持のために動くのが
ADRAだからです。



教員住宅.JPG

<完成した教員住宅>




鳥と保護者.JPG

<収入向上活動で育てている
鶏の世話をする保護者>



学校は、
6月末より始まる予定でしたが
新型コロナウイルス感染症の
第3波が到来し、
休校が続いています。


ですが、ADRA Japanは
活動を止めず、
先月7月から、教育事業の第3期を
スタートしています。


3年間事業の最終期となります。


この1年をかけて、
住民を巻き込んだ教員棟の建設、
地域の人たちへ教育の重要性を
伝え続ける活動、


そしてそれを
学校開発委員会が今後も自立して
行っていけるように、
支援活動を実施していきます。



チリサ小学校の児童と石投げゲームを一緒に楽しむ駐在員小松.jpeg

<駐在員の小松(2020年1月撮影)>




まだまだ
「コロナ禍での挑戦」は続きます。


どうか、事業の完了まで見守って
頂ければと思います。



事業の様子を動画で見る

*2019年に撮影したものです




※この事業は、皆様からのご寄付の
ほか、日本NGO連携無償資金協力の
助成も受けて実施しています。




執筆:中野佐知(ジンバブエ事業 東京担当)


このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース南スーダンジンバブエアフガニスタンイエメンシリア難民ミャンマーネパール形成外科医療チーム緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集事務局からのお知らせ

Posted by ADRA Japan at 10:51 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(6/28) ジンバブエ便りvol.55 教育の力 [2021年06月28日(Mon)]


今回のジンバブエ便りでは、
現在ジンバブエ西部
ゴクウェ・ノース地区において
実施している教育事業で、

支援している学校の生徒たちの
サクセスストーリーをお届けします。


現在実施している教育事業では、
過去に学校を中退した生徒など
様々な事情から通常学級に通うことが
難しい子どもたちを対象に、
特別開設クラスを開校しています。

※特別開設クラスの詳細に関しては
ブログのバックナンバー
(11/20)ジンバブエ便りVol.43 今日は「世界子どもの日」 」を参照にしてください。
https://blog.canpan.info/adrajapan/archive/1607



NFEクラスの様子.JPG

特別開設クラスの授業の様子




NFEの生徒たち.JPG

特別開設クラスの生徒たち

(ADRAの事業で建設した新校舎をバックに)




本教育事業で支援を行う3校、
計90名の特別開設クラスの生徒の中から、
今回はネニュンカ小学校の生徒について
ご紹介します。



<シリンダイル・ムザンバ(Silindile Muzamba)さん 15歳>


ムザンバ一家はブタ村(Bhuta village)に
暮らしています。

ムザンバ一家には8人の子どもたちがいますが、
誰も学校に通っていませんでした。


ADRAの教育啓発活動の一環として
ボランティアがムザンバ一家を訪問し、
両親と話し合いました。

ボランティアは、子ども達を学校に通わせ、
教育を受けさせることで、
彼らが自分や家族、村のことをもっと
考える力を持つことができるし、

例えば早期結婚を防いだり、
より良い将来設計ができるようになる、
と根気強く説得しました。


この話し合いで両親は教育の重要性を理解し、
学齢期にある5人の子どもたちを
学校に送ると決めてくれました。

シリンダイルさんはそのうちの1人でした。


読み書きの経験もなく、
人生で初めて学校に通うこととなった
シリンダイルさんにとって、

当初学校の授業は、楽しいものでは
ありませんでした。


他の生徒たちが勉強をしている間、
彼女は皆とは離れて木陰で休み、
先生に水汲みを頼まれれば
「お金をくれるのか?」と
聞き返したほどでした。


それでもシリンダイルさんは
毎日学校に通ってきました。


字を書くことも、本をきちんと持つことさえ
できなかった彼女に、先生たちは
一つ一つ教えていきました。


そうしているうちに、字を左から右に
書くことができるようになり、
授業にも参加するようになりました。


先生に対する態度も
明らかに変わっていきました。


そのうち、「もっと宿題を出して!」と
言うまでに、「学ぶこと」を
楽しむようになったのです。


クラス活動にも活発に参加し、
自分の意見を言うようにもなりました。


学期の終わり、
クラスで一番の成績を取って模範生に
選ばれたのはシリンダイルさんでした。


現在は学力が上の
レベル2のクラスに進級し、
勉強に励んでいます。



シリンダイル・ムザンバさん.jpg

シリンダイル・ムザンバ(Silindile Muzamba)さん



全世界で広がる
新型コロナウイルス感染症の影響で、
ジンバブエでは2021年3月までに
2度に渡るロックダウンが施行され、

子どもたちはおよそ9か月間
学校に通うことができませんでした。


先進国の中には、このコロナ禍で
オンライン授業を実施する国も多いですが、

開発途上国であるジンバブエの
ゴクウェ・ノース地区は
オンライン授業を学校が実施し、
それを生徒たちが自宅で受講できるような
環境は整っていません。

ほとんどの場所は
ラジオの電波すら届かない地域です。


ロックダウンは3月に解除され、
政府の方針で子どもたちは
新たな学年に進級しました。

子どもたちは前学年で終わらなかった
単元の後れを取り戻すべく、
みんな勉強に励んでいます。


※コロナ禍のジンバブエの様子に関しては、
ブログのバックナンバー
(5/15) ジンバブエ便りVol. 48 〜世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るう今、ジンバブエはどうなっているのか〜」を参照してください。
https://blog.canpan.info/adrajapan/daily/202005/15



教育啓発キャンペーン3回目.jpg

教育啓発活動を実施したボランティアたち




子どもたちの通学路.JPG

子どもたちの通学路



ジンバブエから遠く離れた
東京の事務所にて、本教育事業の
後方支援を行う中で、

シリンダイルさんや同じように学ぶ
子ども達に思いを馳せながら、
私も日々の業務に励んでいます。


※この事業は外務省の
日本NGO連携無償資金協力と皆さまからの寄付金で実施しています。

(執筆:ジンバブエ事業担当 高橋睦美)


このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース南スーダンジンバブエアフガニスタンイエメンシリア難民ミャンマーネパール形成外科医療チーム緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集事務局からのお知らせ

Posted by ADRA Japan at 18:10 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(4/22) ジンバブエ便りvol.54 ジンバブエ経済の、今 〜再び起きているインフレーションとコロナ禍の中、人々はどう暮らしているのだろうか〜 [2021年04月22日(Thu)]


こんにちは。ジンバブエに現地事業責任者として駐在している小松です。

今回は現在のジンバブエ経済の話をしたいと思います。



この記事を読む前に、ジンバブエ経済の歴史を知りたい方は以下のブログを参考にしてください。↓

(4/7) ジンバブエ便りVol.46.〜ジンバブエの経済政策に翻弄される人々〜-ひとつの命から世界を変える



米ドルとジンバブエドルの為替レートのインフレーション

私は新型コロナの世界的流行でADRA Japan本部の指示により、2020年3月に一度日本に帰国しました。

私が帰国したすぐ3月末から、ジンバブエ政府はアメリカ・ドル(US$)と現地通貨であるジンバブエ・ドル(ZW$)の銀行為替レートを固定し、US$1に対してZW$25にしました(ただし、為替レートは取引先によって変動します)。

同時に、2019年6月から禁止されていたUS$の使用が認められ、法的に問題なくUS$とZW$の両方が使えるようになりました。

US$の使用が認められたことで、業者がUS$で海外からガソリンや資材などを購入できるようになったので、ガソリンの購入を待つ長い行列なども見られなくなりました。

また、首都では電気も安定して供給されるようになりました。



しかし、3月末からロックダウン規制が始まり、多くの人が店を閉め、人々の行き来が街から無くなりました。

銀行為替レートは上述の通りUS$1に対してZW$25の固定でしたが、マーケットの為替レートはZW$25を超えるインフレーションが起きていました。

政府は、インフレーションに歯止めをかけるために、為替レートのオークション制を2020年6月から導入しました(参考ページ(rbz.co.zw))。

初めて耳にする政策です。



オークションは毎週火曜日に行われます。

US$1に対してZW$25で固定されていた銀行為替レートはオークション制度が始まった6月末は約ZW$57、7月末には約ZW$68、8月には約ZW$80のアメリカ・ドル高、ジンバブエ・ドル安に跳ね上がりました。

インフレーションの歯止めのために導入した為替レートのオークション制度で、かえってインフレーションが進んだかのように見えましたが、2020年8月以降は落ち着き、2021年3月現在でもUS$1に対して約ZW$80で安定するようになりました。

理由は定かではありませんが、ロックダウンにより経済がほとんど動かなかったので、市場(US$の現金の流れ)が安定したのではないかと推測されています。



食料品・生活用品のインフレーション

以下の図は、2019年1月〜2021年2月までの、食糧、生活用品、それぞれの平均物価上昇率を表したものです。(参考、ジンバブエ中央銀行のHP)。

グラフを見て分かるように、この2年の間でも大きく物価が変動しています。

これは単に物の価格が変動しただけではなく、使用通貨やUS$とZW$の交換レートに係る政策が大きく影響しています。

例えば、2019年6月の大幅な物価の上昇はUS$の使用が禁止されたためであり、2020年3月の物価上昇は銀行為替レートがUS$1に対してZW$25に固定されたためです。




1.png

[図1.食糧、生活用品、それぞれの平均物価上昇率]




インフレーションに対応できるように数字を増やす

インフレーションはZW$の紙幣にも影響しました。

2020年1月には約ZW$37で購入できた食パン1斤が、8月には約ZW$80になりました。

今まで利用されていた2ボンドや5ボンドの紙幣では枚数が多くなりすぎるので、5月に10ボンドや6月に20ボンドの紙幣が新たに発行されました。




2.jpg

[使い込まれ、すでに汚くなっている新紙幣]




また、インフレーションは携帯リチャージカード(日本でいう携帯電話用のプリペイドカード)にも影響しました。

為替レートがUS$1対ZW$1のときは、US$5のリチャージカードの購入でしばらくの間、データ通信料や通話料をカバーすることができました。

しかし、インフレーションにより携帯会社もデータ通信料や通話料を値上げしたので、US$5のカードではそこまで通信料と通話料をカバーできなくなりました。

そのため、リチャージカードの販売額は10倍のZW$50とUS$50なみの価値になりました(一方で、なぜかカード自体は約5分の1のサイズに縮小されました)。




3.jpg




更に、政府は、US$とZW$が1対1でなくなり、その差が大きくなったことを受け、US$を表す$の表記を使わないZWLという通貨表記も新たに導入しました。

ZWLとZW$の実態は全く同じですが、本来「ZW$(ジンバブエ:ドル)」は2009年のインフレーションで経済破綻が起きるまで使っていた表記で、そのあと再度自国の通貨を作ったときに表記を「ZWL$(ジンバブエ・ドル)」とし過去と差別化を図ったのですが、実際のところあまり使い分けはされていないので、それぞれの記載が入り混じって存在しています。



インフレーションが故に支払い方も多種多様

ZWLとZW$、ZWL$はどれも同じ意味で、ジンバブエの通貨であるジンバブエ・ドルになります。

しかし、ジンバブエ・ドルという言葉はほぼ耳にすることが無い一方で、次の写真はUS$現金で支払った時の領収書ですが、US$での支払い、ボンドノートでの支払い(ZW$)、Ecocash(エコキャッシュ)など携帯電話のシムカードを使っての支払い(Mobile)、銀行からの振り込み(T/FER)、プリペイドカードやデビットカードによる支払い(SWIPE) など様々な支払い方法があり、支払い方法に応じて、みんな金額とレートを確認し合っています。




4.jpg




少額のUS$1またはZW$1以下の通貨がない・少ないことによる障壁(キャッシュクライシス)

US$の使用は認められたものの、そもそもUS$の紙幣自体がこの国にはほとんどありません。

特に、ZW$1以下の通貨がほぼないことやUS$1などの少額紙幣が余り流通していないことなどで、おつりが特定のマーケットで使用可能な商品券やコインになることもあります。

たまに、US$とZW$が混ざったおつりになることもあります。




5.jpg

[あるファーマーズマーケットで利用可能な1つUS$1分のコイン]





6.jpg

[あるフードコートで使える商品券]




食材やガソリンはある

インフレーションが落ち着いた現在は、買い付け騒ぎは起きず、為替レートがUS$1に対してZW$80のアメリカ・ドル高、ジンバブエ・ドル安であってもお店に品物はそろっています。




7.jpg




US$価格で日本の物価と比較した場合、品物にもよりますが、日本の相場と大して変わりません。




9.jpg




ディーゼルガソリンが1リットル US$1.31で、レギュラーガソリンがUS$1.30です。




10.jpg




フィッシュアンドチップスがUS$8で、ハーフチキンがUS$7です。




11.jpg




地元の飲食店なら主食のサザとチキンシチューで、US$1.50です。

ちなみに、このときUS$2を支払ったら50セントのおつりが無いので、ZW$50のおつりが返ってきました。(為替レートはUS$1対ZW$100で計算されていました)



ここまでジンバブエ経済の流れをできる限り分かりやすく伝えてきましたが、ご理解していただけたでしょうか。

最後に、インフレーションはまたいつ起きるか分かりません。

また、銀行にある自分のお金がどうなってしまうのかも信用ができないので、多くの国民が銀行に預けず、家にお金を置いています。

銀行にお金を預けても利息はなく、もし現金を引き出せたとして、銀行によっては引き出し額の合計に対して、2.5%の手数料がかかります。

物価が高くなっても、給料が物価のように上がるわけでもなく、2020年3月にロックダウン規制が始まっても、政府は何一つ保証もしてくれない中で多くの国民が生き延びてきました。



私は、いつも「どうやって生きているんだろうか」と、ジンバブエ人のことを心配しています。

それでも、こうやって私がジンバブエに戻ってきて多くの人の笑顔を見る限り、国民一人一人が見えないところで手をつないで苦境を乗り越えているんだろうなと思うと、ジンバブエ人の強さに心を打たれます。

そのような苦境の中で頑張っているジンバブエの人達に、感染対策をきちんとしつつ、これからも必要な支援を届けられるように活動していきます。

引き続き、ご支援、ご協力をお願いします。



※ADRAJapanスタッフのTwitter
ADRA Japan(アドラ・ジャパン)スタッフさん (@ADRAJapan_Staff) / Twitter

私も1週間に1回程度ツイートしていますので、フォロー・いいね・コメントをぜひ、宜しくお願い致します。楽しみにしております。


(ジンバブエ事業 現地事業責任者 小松 洋)



ADRA Japanのホームページはこちらです

ADRA Japanフェイスブックページ

ADRA Japan Twitterアカウント

このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース南スーダンジンバブエアフガニスタンイエメンシリア難民ミャンマーネパール形成外科医療チーム緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集事務局からのお知らせ

Posted by ADRA Japan at 18:00 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(2/10) ジンバブエ便りvol.53 現地スタッフが教えるおすすめZimbabweスポット! [2021年02月10日(Wed)]


今回のジンバブエ便りでは、ADRAジンバブエで働くアンセラム・グワァラティ(Anslem Ngwarati)とジョセフ ジョーン(Joseph John)がジンバブエのおすすめスポットを紹介してくれます。

まず初めは紹介してくれるのはロジスティクス担当のアンセラム・グワァラティ(Anslem Ngwarati)です。

(過去のブログでもアンセラムがADRAで働く想いについて述べています。興味がある方はこちらをクリック!)




Anslem_Ngwarati_.jpg

[アンセラム・グワァラティ(Anslem Ngwarati)]




滝.jpg





私のおすすめのスポットは、ニャンガ国立公園にあるニャンゴンベ滝です。

ニャンガ国立公園の西側に位置するニャンゴンベ滝は、世界三大瀑布のような激しい滝ではなく、穏やかな滝ですので、滝の近くまで行き、流れる水の音に耳を傾けて心を癒したり、写真を撮ったりすることができます。

ニャンガ国立公園を流れる水は、国内で最もきれいな水と言われており、浄化の必要なしに直接飲むことができます。

滝へは毎日9時30分から11時30分の間に訪問することができます。



次に紹介してくれるのはアシスタント・フィールド・オフィサーのジョセフ ジョーン(Joseph John)です。

(ジョセフもADRAで働く想いについて過去のブログで話してくれています。興味がある方はこちらをクリック!)




Joseph_John.jpg

[ジョセフ ジョーン(Joseph John)]




スタジアム.jpg

[ルファロスタジアム(Rufaro Stadium)]
 




ルファロスタジアムは、ジンバブエの首都ハラレのムバレ郊外にあります。ジンバブエで2番目に大きいスタジアムで、収容人数は6万人です。

ジンバブエの文化にサッカーは深く根付いています。人々はサッカーを愛し、地元チームを情熱と愛を持って応援しています。

ダイナモス(Dynamos)はハラレで最も人気があるチームであり、ルファロスタジアムをホームグラウンドとして使用しています。

キャップス・ユナイテッド(Caps united)もまたハラレに拠点を置くチームで人気があります。

ハイランダーズ(Highlanders)はブラワヨ(Bulawayo:南西部の第二の都市)に本拠地を置き、その地域では莫大な数のサポーターがついてます。

ダイナモス(Dynamos)とハイランダーズ(Highlanders)の試合はいつも熱戦が繰り広げられ、「The battle of Zimbabwe」と呼ばれています。




試合前のお祈りのようす.jpg

[ 試合前のお祈りの様子 ]




ジンバブエの1部リーグには18のチームがあり、過去のシーズンでは、小さな鉱山の町ジシャワネ(Zvishavane)に拠点を置き、資金力があるFCプラチナ(FC Platinum)が優勝しました。

ルファロスタジアムはジンバブエ独立以来、多くのサッカーの試合が繰り広げられており、ジンバブエサッカーにとっての聖地となっています。



以上、ADRAスタッフがおすすめするジンバブエスポットでした。

現地人だからこそ知っている情報を紹介しましたが、如何でしたでしょうか。

また、機会があれば他の現地スタッフにもおすすめスポット聞いて紹介したいと思います。


(日本語訳、編集者:ジンバブエ事業担当 上田 耕二)



ADRA Japanのホームページはこちらです

ADRA Japanフェイスブックページ

ADRA Japan Twitterアカウント


このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース南スーダンジンバブエアフガニスタンイエメンシリア難民ミャンマーネパール形成外科医療チーム緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集事務局からのお知らせ

Posted by ADRA Japan at 11:00 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(12/22)ジンバブエ便りVol.52 ADRA Zimbabwe(ジンバブエ支部)で働くスタッフたちの想い(後編) [2020年12月22日(Tue)]


7月の前編に続き、ジンバブエで教育環境の包括改善事業に携わる残り3名の職員をご紹介します。



ジョイス・ムビリリ(Joyce W. Mbiriri)

アシスタント・フィールド・オフィサー:フィールド・オフィサーを補佐し、関係者との連絡、調整を行う。また、各活動のモニタリングも行う。



ジョイス@_.jpg


※後列右端の女性




ジョイスA_.jpg




「私がADRAで働く理由は幾つかあります。

先ず、ADRAは教育者としての私が興味を持っている教育分野の支援をしていること、また私が大学で専攻した建築の知識を活用する面でも挑戦しがいのある魅力的な仕事があることです。

更に、ADRAの仕事は、様々な職業、地位、立場の人達と関わる機会を与えてくれます。

特に、貧困に苦しむコミュニティの人達と働くことは、彼らに変化をもたらし、彼らの生活が一歩一歩改善されていくのを見ることが出来るので、やりがいがあります。

事業地のゴクウェ・ノース地区のコミュニティで、男女の区別なく、建設に携わる人達に必要な技術を身に着けてもらうためのオン・ザ・ジョブ・トレーニングを実施することにも誇りに感じています。

同地区カブユニコミュニティでは、ADRAの事業で建設作業に携わった11人の男性が高等教育省の技能検定試験(建設)を受験し、その内、10人がクラス3の職人資格を、1人がクラス4の職人資格を取得しました。

この実績により、私は国が認定する職業試験の試験官になるチャンスも得ました。

そして、最後に、ADRAには、様々なことをシェア出来るスタッフ間の素晴らしいチームワークがあるからです。」



アンスレム・グワァラティ(Anslem Ngwarati)

ロジスティック担当:事業のロジスティックスを担当し、主に物資購入、運搬手配、スタッフの移動手配などを行う。



Anslem_Ngwarati_.jpg




「私は2011年にゴクウェ・ノース地区のWASH-OFDA事業のドライバーとしてADRAに入りました。

ADRAに入職した理由は、生きていくために、どうしても仕事に就く必要があり、ADRAだけが残された道だったからです。

しかし、ADRAに入るとすぐに、ADRAは私にとって生活の糧以上の存在になりました。

というのは、ゴクウェ・ノース地区全体の担当チームの一員となり、多くの社会的不平等があることを知って、私の人生観が大きく変わったからです。

日々十分な食事が出来ない多くの人々、劣悪な環境で勉強したり、そもそも学校に通えなかったりする多くの子どもたち、身体を洗う場所すらない多くの家など。

この時、自分がいかに恵まれているか、そしてADRAがいかに素晴らしい仕事をしているかを知りました。

私は、ADRAで、他の人への思いやりと愛を学びました。

そして、このことが今もADRAで働いている理由です。それ以外にも、スタッフ間の強い結びつきと、キャンプミーティングや教会などいつでも礼拝に行くことができることもADRAで働いている理由です。」



ファリライ・メリッサ・カパソ(Farirayi Melissa Kapaso)

経理担当:現地事務所にて事業の経理を担当する。

事業に関わる口座の管理、会計報告の作成なども行う。



Farirayi_Kapaso_経理担当.jpg




「私は、2015年に大卒研修生としてADRA Zimbabweに入職しました。

ADRAに入った主な理由は、経理分野で多くの経験を積みたいと考えたからです。

その考え通り、私は、NGOの簿記について、知識を増やし、スキルを磨くと共に、経理部で多くの仕事に取り組んできました。

一方で、ADRA Zimbabweで働くことで、資金管理だけではなく、無力でひどい惨状の世界に救いの手を差し伸べる喜びが得られます。

ADRAで、会計の知識やスキルを向上させたことに加えて、我々の援助を必要とする人々の生活を理解することの大切さを学びました。」





2回にわたって現地スタッフの紹介をしてきましたが、如何でしたでしょうか。

次回は、現地スタッフおすすめスポットを紹介しますので、楽しみにしていて下さい。



(執筆:ジンバブエ事業担当 堀 真希子、松田 俊夫)



ADRA Japanのホームページはこちらです

ADRA Japanフェイスブックページ

ADRA Japan Twitterアカウント


このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース南スーダンジンバブエアフガニスタンイエメンシリア難民ミャンマーネパール形成外科医療チーム緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集事務局からのお知らせ

Posted by ADRA Japan at 11:57 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(11/13) ジンバブエ便りVol.51 〜ジンバブエの食文化〜 [2020年11月13日(Fri)]


アフリカ南部の中央に位置するジンバブエは海に面していない内陸国です。

人口は約1,460万人、多用な文化を持っており、その中でも食文化は、紛れもなく多様な人種や文化を特徴付けるものの一つです。

今回はジンバブエの食事についてご紹介したいと思います。



ジンバブエの主食である、メイズ(とうもろこしの一種)の粉をお湯と一緒に練り合わせた料理はサザ(ショナ語表記でSadza)と呼ばれ、国民食であり、野菜の煮物や、余裕のある家庭では牛肉や鶏肉などの付け合わせと一緒に食べます。

サザは通常夕食に食べますが、経済的理由、もしくはその家の好みにより、家庭によっては昼食にも食べます。

熱々のサザを何食わぬ顔で平然と手で掴み食べている様子を見ると驚きますが、サザの淡泊な味がどの付け合わせとも良く合います。



1.png


[サザと野菜、乾燥小魚(マテンバ)、ソーセージ、豆の付け合わせ]




ピーナッツ、豆、バターナッツ、ムボラと呼ばれるカボチャの葉をピーナッツバターと和えたもの等もジンバブエの伝統的な食べ物です。

また、サンプと呼ばれるひき割りトウモロコシを茹でてピーナッツバターと和えたマヌチュという料理も、そのまま食べたり、肉や野菜の付け合わせと食べたりと好まれています。



2.jpg


[ひき割りトウモロコシサンプをピーナッツバターと和えたマヌチュ]




カボチャをよく茹でて潰し、ピーナッツバターと和えたノピもカボチャが出回る季節には多くの人が昼食や夕食時に好んで食します。



3.jpg


[カボチャをピーナッツバターと和えたノピ]




お粥もまた、若者からお年寄りまでみなが好む食べ物で、朝食の食卓に良く上ります。

ミリミール(メイズという種類のとうもろこしを挽いた粉)をお湯で練り、砂糖、塩、マーガリンやピーナッツバターを加えて作ります。

また、特に幼児にはここにアボカドやヨーグルトなど栄養のあるものを入れて食べさせたりもします。



4.jpg


[ミリミールのお粥]




焼きトウモロコシもまた多くの人が好む食べ物で、集会があったりすると、直火でメイズをローストし、この焼きトウモロコシを食べながら議論やおしゃべりを楽しみます。

車に乗って道で信号待ちをしていると、焼きトウモロコシを抱えた子どもが売りに来るということも良くあります。



5.jpg


[焼きトウモロコシ(チバゲ)]




調理したお米にピーナッツバターを加えて和えたご飯も美味しく、チキンやその他付け合わせと一緒に食べます。



6.jpg


[ピーナッツバターと和えたご飯]



夏は、青空市場で乾燥したモパネワームや羽アリ(イシュワ)を売っています。

これらはフライにして食べます。

食べたことがあるスタッフによると、イシュワの味はエビに似ていて美味しく、おつまみとして止まらなくなるとのこと。



7.jpg


[モパネワーム(クリックするとご覧いただけます)]




8.JPG


[朝、街灯の下に集まった羽アリ。雨季の始めに飛んできたもので、食べるにはまだ小さい。(クリックするとご覧いただけます)]



9.png


[集めた羽アリが調理され、イシュワとしてビールのお供になるまで。(クリックするとご覧いただけます)]




またオレンジ、リンゴ、ブドウ、バナナ、モモ、グアバ、マンゴーなどのフルーツは多くの家庭で日常的に食べられています。

マジャンジェ、バオバブの木に生る実(マウユ)などの伝統的なフルーツも10月〜4月の雨季になると手に入ります。



10.jpg


[マジャンジェ]




11.jpg


[マウユ]




ジンバブエ人は炭酸飲料も好物で、ストーニーと呼ばれるジンジャエールの一種はどこでも手に入ります。

一方で、発酵させたミリミールに砂糖を少し加えて作るマヘウはジンバブエの伝統的な飲み物です。

訪問した家庭で飲ませてもらいましたが、白濁したマヘウは酸っぱく、どこか自家製酒のようなアルコール臭さもあり独特の味でした。

ジンバブエ人のアルコールの摂取量も多く、地域で醸造されたものから、輸入されたビールまで、幅広く飲みます。



炭酸飲料やお菓子など、輸入品も多く口にする一方で、地域や国で取れる野菜や果物を工夫して調理し、独特の食文化を持つジンバブエ。

特にメイズは主食のサザをはじめ、ジンバブエの食を支えている中心的な食材で、甘味から飲み物まで、様々な料理に使われていることが印象的でした。


(執筆:Joseph John(ジョセフ ジョーン)、日本語訳・編集:ジンバブエ事業担当 堀 真希子)



ADRA Japanのホームページはこちらです

ADRA Japanフェイスブックページ

ADRA Japan Twitterアカウント


このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース南スーダンジンバブエアフガニスタンイエメンシリア難民ミャンマーネパール形成外科医療チーム緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集事務局からのお知らせ

Posted by ADRA Japan at 15:53 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(8/28) ジンバブエ便りVol.50 〜ゴクウェの村の暮らし〜 [2020年08月28日(Fri)]


今回はADRA Japanが教育支援事業を行っているゴクウェノース(Gokwe North)地区の暮らしについて、現地スタッフのJoseph John(ジョセフ ジョーン)が紹介してくれます。



0._Joseph_John.jpg


「Joseph John」:アシスタント フィールドオフィサー
*彼がADRAで働く思いを知りたい方は、バックナンバーのブログ『ADRA Zimbabweで働くスタッフたちの想い』をご覧ください。



<ゴクウェの村の暮らし>



1._一般的な住居.JPG


[一般的な住居]




ゴクウェノース地区は、ジンバブエのミッドランド州ゴクウェ地域の北部にある2つの行政区です。



地元の人々は主食のサザ(メイズというトウモロコシの粉とお湯を混ぜてこねたもの)を自ら育てた限られた野菜と一緒に食べますが、たまに飼育している鶏やヤギなどの家畜を食料とすることもあります。



2._台所で食事の準備をする女性.jpg


[台所で食事の準備をする女性]




3._サザと野菜と肉.jpg


[サザと野菜と鶏肉]
※ゴクウェの家庭で肉が食卓に出てくることはめったにない。



また、日本でもよく知られているバオバブの木は、雨季になると葉を茂らせます。

その葉、樹皮、実の中にある種はマラリアや風邪などの症状に対して伝統的な薬として用いられています。

また、子どもたちはバオバブの実の硬い殻を割り、種の周りに付いた白い果肉部分を水に溶かしてジュースを作ったりもします。



4._バオバブの木.JPG


[バオバブの木]




5._バオバブの実の内部.jpg


[バオバブの実の果肉]




6._バオバブの実からジュースを作る子どもたち.jpg


[バオバブの実の中の白い粉状の果肉部分を水に溶かして
ジュースとして飲む子どもたち]




この地域では住民のほとんどが農家で、主に綿花を栽培して生計を立てています。また、雨季には大きくて甘いスイカを育てます。

村の生活は厳しい時もありますが、住民は頑張って元気に生きています。



7._綿花畑で綿を収穫している住民.jpg


[綿花畑で綿を収穫している住民]




あいにく近年は、この地区になかなか雨が降らず干ばつが長期に渡って継続しています。

その結果、綿花が十分に育たず、村の住民は十分な収穫を上げることができていません。

そのため、主産業の綿花による収入が著しく減少し、村の住民はこれまで経験した事がない苦労を強いられています。

食料を確保するため、雨が降った際に家族総出でトウモロコシやキビを植え、育てています。



8._干上がった綿花畑.jpg


[干上がった綿花畑]




親は一日の大半を農場や家庭菜園で過ごし、家庭を支えるために一生懸命働いています。

子どもたちは普段学校に行っていますが、雨季になると両親の農作業を手伝うために学校を休みがちになってしまいます。



この村では児童婚の文化もまだ残っていますが、現在、この違法的な慣習を止めるために、村のリーダーが中心となって啓発活動を行っています。


(筆者:Joseph John(ジョセフ ジョーン))



以上、Josephからの紹介でした。

ゴクウェの村の暮らし、いかがでしたでしょうか?

新型コロナウイルスの影響で活動に限りはあるものの、ADRA JapanとADRA Zimbabwe(ジンバブエ支部)はいま、子どもたちが継続的に学校へ通うことができるように住民に対して教育の重要性を伝える活動も行っています。



引き続き、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。


※この事業は、皆様からのご寄付のほか、日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています。


(日本語訳、編集者:ジンバブエ事業担当 上田 耕二)



ADRA Japanのホームページはこちらです

ADRA Japanフェイスブックページ

ADRA Japan Twitterアカウント


このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース南スーダンジンバブエアフガニスタンイエメンシリア難民ミャンマーネパール形成外科医療チーム緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集事務局からのお知らせ

Posted by ADRA Japan at 10:57 | ジンバブエ便り | この記事のURL