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(3/16) ジンバブエ便りVol.62 現地のみんなが参加する教育支援、1年目の成果。校舎が完成した喜びの声も届いています。 [2023年03月16日(Thu)]
温かいご支援をいただきありがとうございます。

2022年4月にジンバブエ北西部の
ニャミニャミで開始した、
住民参加による学校開発事業を開始して1年になります。


今年は3年事業の1年目ということで、
今後に向けて様々な基盤づくりに取り組めました。


【学校建設】
まず、マジャゾ小学校、マレンべジャ小学校、
サウィラマカンデ小学校の3つの小学校で、
住民の方々の協力のもと、新しい校舎を1棟ずつ
建設することができました。


これらの学校では校舎が足りず、
ほとんどの生徒が、かやぶき屋根の下で
授業を受けています。


これでは雨や風を防げず、天候の悪い日は
授業ができなかったり、
砂ぼこりや周りの音も防げないため、
児童が授業に集中するのが難しいなどの
問題を抱えています。


ジンバブエ5.jpg

(新しい校舎で勉強するのが待ちきれないマレンべジャの生徒たち)


今回、3つの小学校に建設した各校舎には
教室が2つずつあり、新たに約80人、
3校で合計240人の生徒が、天候に左右されず
集中して授業を受けられるようになりました。


ジンバブエ10.jpg

(マレンべジャ小学校の新校舎:内装のペンキ塗り)



ジンバブエ11.jpg

(マジャゾ小学校の新校舎外観:あとはドアのペンキを塗るのみ)




校舎を建設にするにあたり住民の方々が資材を持ち寄り、
1校舎に必要な3万個以のレンガを作りました。


また、建設作業員も各地域の住民から選出されました。
このように建設作業に地域住民が参加することで、
地域全体が学校の所有者としての意維を高め、
持続的な維持管理につなげることができます。



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(マジャゾ小学校の建設作業員:1歳児のパパも作業員として建設を担っている)



ジンバブエ8.jpg


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(セメントと砂を混ぜて3万個以上のレンガを作る住民たち)



校舎建設が進むなか、学校関係者から
「こんな美しい校舎が建つなんて
想像もしていなかった。
建物の質も良く、生徒の学習意欲も
きっと上がるだろう」


「このような草木が生い茂る田舎で、
立派な校舎が建つなんて、とても感動している。
ソーラ発電による電気設備もあるので、
子どもだけでなく、大人にも教育を
提供できるような方法を考えていきたい」


と嬉しいコメントが届いています。


地域住民も新しい校舎に感銘を受け、
すでに来年度の建設資材の収集も始まっています。




【学校開発委員会トレーニング】
子どもたちの学校教育に大切なのは、
校舎だけではありません。
安全で質の高い教育を提供し続けるための
学校運営が必要です。


ジンバブエの学校は、
校長や教員と地域住民で構成する
学校開発委員会が運営に取り組んでいます。


ジンバブエ政府の教育予算が
十分にない中、学校運営にかかる資金も、
学校開発委員会が自分たちで
確保していかなくてはいけません。


対象校3校の学校開発委員会は、
資金調達や財務管理などの経験が少なく、
地域のすべての子どもたちに
教育を提供できるだけの
学校運営をするのが難しい状況でした。


そこで、学校開発委員会メンバーを対象に、
問題分析と課題解決に基づく
運営計画づくりの手法、
また財務管理のスキルなどについて
トレーニングに取り組みました。


今後も、彼らが自分たちで作った計画を基に
運営を改善していけるよう、
支援を続けていきます。



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(政府担当者による財務トレーニング)




【啓発活動】
学校の設備を整え、
学校開発委員会による
運営強化をしながら
地域住民が子どもたちに教育を与えることの
重要性を理解することが大切です。


そこで、ADRAは各学校の
学校開発委員会と協力して、
様々な啓発活動に取り組みました。


一つは、昨年9月に行った、
地域内の各家庭を回る戸別訪問です。


保護者に教育の重要性を伝えながら
児童の家庭学習や卒業までの
継続した通学を奨励しました。


また、学校に通っていない
就学年齢の子どもがいる家庭には、
子どもが学校に通うことによる
長期的なメリットについて話し、
子どもを学校に行かせるように
説得しました。



ジンバブエ13.jpg

(戸別訪問で保護者にアンケートを行う様子。)



戸別訪問の他には、昨年11月に
生徒たちが地域住民に対し、
教育の重要性を伝える
啓発キャンペーンにも取り組んでいます。


イベント当日は、なぜ子どもが
教育を得ることが大切なのか、
また学校に通わないと
どのような問題が起きるのかなど、
生徒たちが歌や劇、詩の朗読などを通して
わかりやすく伝えてくれました。


イベントでは周辺の学校も巻き込み、
3校合計で450人以上の地域住民が参加しました。


ジンバブエ15.jpg
(歌と踊りのパフォーマンス)



ジンバブエ14.jpg
(劇を通して教育の重要性を伝える生徒たち)



キャンペーンの最後には、
学年毎に成績優秀者の名前を呼び、
全生徒の前で表彰しました。


自分の子どもの名前が呼ばれた際の
保護者の嬉しそうな叫び声と、
子どもの嬉し恥ずかしそうな顔が
とても印象的でした。


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(表彰された児童とその保護者)




また、来年の事業で開始予定だった
特別教室の実施も、
先生方や学校開発委員会の希望により、
今年の1月から開始しました。


特別教室では、これまで様々な理由で
学校に来ることができなかった
子どもたちを受け入れ、
同学年の児童たちと一緒に授業に参加し、
放課後には補習授業を受けています。


この特別教室への参加を希望する
児童が多くいたことは、
これまでの戸別訪問や啓発キャンペーンを通して
地域に教育の重要性が広まったことが、
大きな理由と言えるだろうと嬉しく思います。



【今後に向けて】
ADRAはこれからも学校建設を続け、
各3校にもう1棟(2教室)ずつ、
また、先生方が教員室として使える
職員棟の建設に取り組みます。


上記で紹介した啓発活動も継続しながら、
新たに先生と保護者が児童の学習について
話し合うことができる相談会なども行い、


保護者、そして地域全体として学校教育を
支えていくことができる環境を、
学校開発員会のメンバーと
協力しながら整備していきます。


ADRA Japanがジンバブエで
活動を開始してから、
今年で14年目になります。


これまで水衛生や学校教育を通して
ジンバブエの子どもたちに支援を
届けることができてきたのは、
私たちの活動を支えて下さる
支援者の皆さまのおかげです。


皆さまの温かいご支援に心より感謝します。


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(啓発キャンペーンに参加した上田駐在員)



(ジンバブエ事業 東京本部担当 馬渕 純子)

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Posted by ADRA Japan at 08:29 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(11/8) ジンバブエ便り vol. 61 現地のみんなが参加する「住民参加型学校開発事業」、着々と進んでいます! [2022年11月08日(Tue)]


皆さん、こんにちは!


ADRA Japanは、2022年4月からジンバブエの、
ザンビアとの国境に近い西マショナランド州
ニャミニャミ地区で、
住民参加型の学校開発支援に取り組んでいます。




活動をしているマジャゾ小学校、
マレンベジャ小学校、サウィラマカンデ小学校
があるニャミニャミ地区は、
「マトゥサドナ国立公園」と呼ばれる国立公園が
隣接する地域です。


ゾウやクロコダイルをはじめとする野生動物と、
村の人々の生活圏が混在しており、
初めてこの地域に支援に入る
事業チームスタッフにとっても、
新しい発見が多いです。



<マレンベジャ小学校から水汲み場へ向かう道中。
学校の真裏にゾウの糞や足跡がありました
(2022年5月)>




ADRA Japanは、これまで8年間に渡り、
ジンバブエのミッドランド州
ゴクウェ・ノース地区で
教育支援に取り組んできました。


(今年の6月に完了した事業の報告はこちら)


その中で培った経験を活かし、
ニャミニャミ地区では、住民が主体となって
学校開発を実施していくための
基盤づくりを支援する活動を開始しました。


ADRA Zimbabwe 1.jpg

<「通学中にゾウに遭遇したことがある人?」と
聞くと多くの子どもたちが手を挙げた(2022年6月)>



対象としている3校の小学校は、
ジンバブエ政府に正規登録されていない
サテライトスクールです。


地域に野生動物が多く、通学中の危険があるため、
子どもたちの通学距離を少しでも短くするために、
村の人々によって設置されました。


資源が非常に限られている環境の中で
住民たちが協力して作ったワラぶき屋根や
木の下が教室となっています。




1校あたり、250人〜450人の子どもたちが通っており、
この地域の子どもたちにとって、
なくてはならない学校ですが、
ジンバブエ政府に正規登録されるためには、
整った学校設備が必要です。


また、学校のすぐ裏にまで
象などの野生動物が来る環境で、
子どもたちが少しでも安心して授業を
受けられるようにするためにも、
丈夫な校舎は必要とされています。




これまで、学校は収入向上活動の支援などを
受けたことがある一方で、
財政がひっ迫するジンバブエ政府からの支援は乏しく、
安定した収入源はありません。


そのため、教育環境の整備や学校の開発が
進まない状態にあります。


ADRA Zimbabwe 2.JPG

<丸太とワラの教室で学ぶ子どもたち(2022年7月)>




こうした状況下で子どもたちが
学び続けることのできる学校を整備していくためには、
校長先生や教員、地域のリーダー、保護者からなる
学校開発委員会の高い運営管理能力が必要とされます。


そして、施設管理はもちろん、維持管理に必要な
収入の確保、予算管理、学校開発の計画づくりなどに、
学校開発委員会メンバーたちが
自ら取り組んでいくことが必要です。




こうした背景の中、私たちADRA Japanは
現地のジンバブエ支部とともに、
学校のインフラ整備を進め、
学校が自分たちで持続可能な開発を
行っていけるように、トレーニングを実施しています。




事業を開始して6か月が経つ2022年10月現在、
まだまだスタート地点ではありますが、
現地では少しずつこれまでの経験を活かした取り組みが
行われています。


ADRA Zimbabwe 3.png

<学校開発委員会のチームビルディング研修の様子(2022年9月)>



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< 研修後にフォローアップとして
参加者に聞き込みを行うスタッフ(2022年9月)>



ADRA Zimbabwe 5.jpg

<住民から選ばれた建設作業員を指導する
アドラのベテランスタッフ(2022年8月)>



インフラ整備の一環で実施している校舎建設では、
住民から選ばれた建設作業員を
ADRAスタッフが指導しています。


活動の中心となっているスタッフは、
地域開発にも理解が深く、建設の知識もあり、
技術的な指導もできます。


前のゴクウェ・ノース地区の活動でも、
人々に寄り添った指導を行い、
地域を支えた経験があります。




学校建設の資材となるレンガは、
住民によって集められた
水・砂利・砂などを使って、住民自身が作り、
建設作業員はそれを用いて校舎を建てていきます。


住民主体で校舎建設を進めることで、
建設後の施設管理や教育そのものに対する
住民の意識向上につながり、


さらには建設という専門的なスキルを身に付けた住民が
その先のキャリアを切り開いていくきっかけにもなります。




もともとは何も無かったところに、
住民たちが汗を流して運んだ砂や砂利が集まり、
レンガが作られ、一段一段とレンガが積み上げられていき、
現在では、窓枠の高さまで校舎が完成しています。


その経過を見るだけでも胸が熱くなります。


ADRA Zimbabwe 6.jpg

<まっさらな校庭に住民たちが
バケツに入れて運んできた砂が集まり始めた事業開始当時
(2022年5月)>



ADRA Zimbabwe 7.jpg

< 何もなかった場所に校舎が形作られ始めた
(2022年9月)>




これらの活動を
「学校開発の基盤づくり」と語るのは簡単ですが、
本当の意味で住民参加型の活動に取り組み、
人々に主体的な学びをもたらすためには、
こまやかな配慮や辛抱強さが必要です。


それはときに遠回りにも見える道のりですが、
私たちアドラのジンバブエ事業チームは、
今後も丁寧に学校開発委員会や地域の住民の方々と
向き合って活動を実施してまいります。




これからも、このニャミニャミ地区での住民や
スタッフの奮闘、現場での変化などを発信していきますので、
皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


ADRA Zimbabwe 8.jpg

< 学校教員と話をする駐在員とアドラスタッフ
(2022年6月)>




※ ジンバブエ事業は、皆さまからの温かいご寄付と、
日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています。



ご寄付のお申し込みは、

こちらのサイト

から「【ジンバブエ】教育環境改善支援など」を
お選びいただきお手続きいただけます。


温かいご支援に心より感謝申し上げます。



(ジンバブエ事業 東京本部担当 高橋 睦美)


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Posted by ADRA Japan at 19:49 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(10/6) ジンバブエ便りvol.60  10月6日は「国際協力の日」! [2022年10月06日(Thu)]


皆さん、こんにちは!
ジンバブエ駐在員の上田です。




今日は「国際協力の日」にちなんで、
私の仕事について紹介したいと思います。


2021年9月に私がジンバブエに駐在し、
ちょうど1年が経ちました。


ADRAには2018年12月に入職したので、
もうすぐ国際NGOで仕事をするのは
丸4年になります。




私の職場はジンバブエの首都ハラレにあり、
毎日10分ほど車で運転して事務所へ出勤しています。


現在、事業を行っているニャミニャミ地区には
月1回の頻度で出張するぐらいで、
その他の時間は事務所でデスクワークをしています。



事務所で働いている様子.jpg


(事務所で働いている様子)



意外に事務所で働く時間が多いと
感じるのではないでしょうか。


私の役職は事業を管理する
プロジェクト・マネージャーになり、


主に現地スタッフ7名
(事業地担当5名、資材調達担当1名、
会計担当1名)と一緒に働きながら、
事業全般の管理を行っています。



一緒に働く現地スタッフ.jpeg


(一緒に働く現地スタッフ)




事業の管理は、資材調達、資金管理、進捗管理、
人事採用など、さまざまです。


各項目に沿って
簡単に主要な仕事内容をまとめました。




資材調達:
購入希望品と予算の照らし合わせ、
団体内承認プロセスの手配、振り込み指示など


資金管理:
領収書や物品受領書などの書類の有無、
記載事項の確認、収入と支出のバランス確認、
日本からの送金手配など


進捗管理:
週報、月報、中間報告書、完了報告書の作成/確認、
現地スタッフ/本部スタッフ(日本)との
定例ミーティングなど


人事採用:
募集要項の作成、書類審査、面接、
契約書の作成など




月1回の事業地出張では、
事業の各活動の視察と進捗確認や
裨益者と直接話をし、聞き取りなどを行っています。


詳しい内容は過去のブログに載せてあるので、
興味がある方はこちらをご覧ください。




私はADRA Japanのスタッフですが、
また同時にパートナー団体
ADRA Zimbabweへ派遣されたスタッフとして
働いています。


なので、日々業務に取り組むなかで、
活動や資金関係のことで
日本側とコミュニケーションを取ると同時に、
パートナー団体のADRA Zimbabweの事業部長、
財務部長、人事担当にもよく相談しています。




駐在員の仕事は、
事業を円滑に進めるための調整役という
役割もあるのです。


多くの時間を事務所で過ごす駐在員ですが、
駐在員の仕事には魅力もあります。


私が考える魅力を3点あげてみました。


魅力:
1. 事業活動へ大きく貢献できる。

事業全般の管理に携わっているため、
自分の働きが直接事業活動に反映されます。



2. 支援現場に行くことができる。

月1回、事業地を訪問し、
活動の視察と進捗確認をしたり、
裨益者と直接話をしたり、
事業の成果を肌で感じることができます。



倉庫管理者へ記録の取り方を聞き込み中.JPG


(倉庫管理者へ記録の取り方を聞き込み中)




3. 文化、背景が自分とは全く異なる人々と
働くことができる。

日々、現地スタッフと
たくさんコミュニケーションをとる中で、
自分とは働き方や考え方が異なることもあり、
新しい発見もあり、おもしろいです。


特にジンバブエの人々は前向きで
おおらかな印象があります。


イライラしている姿を
これまで一度も見たことがありません。




今回の記事では、
駐在員の仕事内容や魅力について紹介いたしました。


駐在員の働きについて
どういった印象を持ったでしょうか。


今後もより良い活動ができるように
現地スタッフ、本部スタッフ(日本)と一緒に
取り組んでいきますので、
今後もどうぞ皆さまの温かいご支援を
よろしくお願い致します。



※ジンバブエ事業は、皆さまからのご寄付のほか、
日本NGO連携無償資金協力の助成も
受けて実施しています。



(執筆:ジンバブエ事業担当 上田耕二)


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Posted by ADRA Japan at 17:59 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(9/21) ご報告【ジンバブエ事業報告会】をオンラインにて開催しました! [2022年09月21日(Wed)]


皆さま、こんにちは!


ADRAは皆さまの温かいご支援のおかげで、
ジンバブエでの活動を
実施することができていますことを
心より御礼申し上げます。




今回は、8月10日に開催した
活動報告会の様子をお伝えします。


この報告会は、
4月から開始した
クラウドファンディングプロジェクト



「すべての子どもに教育を!
ジンバブエの学校運営をあと少し支えてほしい」



にて、
報告会参加のリターンを
ご購入する形でご支援をいただいた
皆さまを対象に実施しました。




活動報告会では、
まずは、ファンドレイジングプロジェクトでも
顔なじみとなった担当スタッフの高橋から、


「事実質問(事実を引き出す質問)」を駆使し、
現地のパートナーとの対話と発見を促進する
取り組みについてご紹介しました。




私たちが事実質問にこだわっているのは、
事業活動で学校開発委員会のトレーニングや
学校の収入向上活動を行なった後も
より良い学校運営が続けられることを
目標としているからです。


報告会では
学校開発委員会、学校教師、地域住民、
現地スタッフなどのパートナーとともに
活動を行っていけるよう、


事実を掘り下げる質問を重ね、
気づきにつなげることを意識した対話をし、


ADRAが準備した活動をただ行うのではなく、
パートナーたちの自主性を重んじ、
事実と必要性に基づいた活動を目指したことを
伝えました。



アドラ_ジンバブエ1.png




次に、ジンバブエ駐在員の上田から、
事業地で学校開発委員会や
先生と取り組んできた養鶏、養卵について
ご紹介しました。


特に、養鶏、養卵のために購入した鶏や
ホロホロ鳥を管理する中で、
どのように問題を分析し、対策を発見し、
対応してきたのか、


その結果どのくらい数を増やし、
収入を増加させることができたのかをお伝えし、


その収入によって、
これまで学校に通えていなかった子や
過去に退学してしまっていた子どもたちを
受け入れている特別学級の子どもたちに、
制服や筆記用具代を購入できたことを
ご報告しました。



アドラ_ジンバブエ2.png




質疑応答の時間では、
ご参加いただいた支援者様から
鶏の販売先について、鶏の伝染病対策について、
事実質問について、学校の選定の方法について、


ジンバブエの小学校と日本の小学校の
学んでいることの違いについてなど、


さまざまなご質問を頂き、
ADRAが実施している教育支援事業について
さらに良く知っていただける時間となりました。



アドラ_ジンバブエ3.png




また、参加者の方から



「新しい校舎がどんどん増えるといいですね」



というコメントもいただきました。


私たちもそう願っており、
2022年4月からは、
教育をより多くの子どもたちに届けるために、


この事業を実施したゴクウェノース地区の
隣にあるニャミニャミ地区で
新規事業を始めています。


今後、こちらの事業もブログで報告いたしますので、
楽しみにしていてください!




ジンバブエ事業は、皆さまからの温かいご寄付と、
日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて
実施しています。


皆さまのご理解と温かいご支援に
心より感謝申し上げます。



(執筆:ジンバブエ事業スタッフ 辻本峻平)


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Posted by ADRA Japan at 15:28 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(9/16) ジンバブエ便り vol.59 ゴクウェ・ノース地区での教育支援事業が完了しました! [2022年09月16日(Fri)]


皆さま、こんにちは!


日頃より、ジンバブエ事業を応援いただき、
ありがとうございます。


今回のブログでは、2019年より3年に渡って
ゴクウェ・ノース地区で取り組んできた
3年間の教育支援活動についてご報告を致します。




私たちがゴクウェ・ノース地区で活動を開始する前、
地域のネニュンカ小学校、クシンガ小学校、
チリサ小学校では、多くの子どもたちが
ワラと丸太で作られた教室で学んでいました。


また、教員の住環境及び職場環境が
劣悪だったことも合わさり、
子どもたちが受ける教育の質が
低い状態にありました。



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事業開始前のクシンガ小学校の教室



ADRA_Kushinga primary school_201911.jpg


支援開始前のクシンガ小学校での授業の様子




さらに、対象の地域では
子どもが家計を助けるために仕事をして
学校に来なくなったり、
早期婚で学校を退学したりするケースも
多くみられました。


しかし、こうした子どもたちが
学校に戻るための受け皿や
それを後押しする動きはありませんでした。




こうした背景があったゴクウェ・ノース地区で、
私たちは住民とともに学校を建設し、
教育の重要性を伝えるメッセージを
広げてきました。


さらに、学校が少しでも自分たちの力で
学校開発や運営を進めていけるよう、
学校開発委員会へのトレーニングも行い、
それらを活かして
学校は収入向上活動を実施してきました。



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教育啓発キャンペーンで家庭訪問を
実施したボランティア。


「1人の子どもも取り残さない」
というメッセージを掲げて
メッセージを広めた。



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教育相談会で先生と話をする生徒と保護者の様子



Chirisa primary school_Education campaign_NFE students and teachers_2022.03.jpg


過去に退学してしまった子どもたちの受け皿として
ADRAと学校が実施している特別学級で学ぶ生徒と
その先生



Chirisa primary school_female construction wokers with ADRA staff_2022.06.jpeg


建設完了間近の職員棟の前で
笑顔を見せる女性の建設作業員のADRAスタッフ。
女性の建設作業員の活躍については
こちらのブログをご覧ください 。



女性を含む建設作業員をエンパワーする
ADRAスタッフの記事はこちら



ADRA_Nenyunka primary school_class_2022.02.jpg


完成した教室で学ぶ子どもたち




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収入向上活動に活かすためマーケット調査を
実施する学校開発委員会メンバー




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学校が新たに始めたブロイラー(肉用鶏)の活動



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3年次事業完了時に実施した引き渡し式で
笑顔を見せる子どもたち




新型コロナウィルス感染症拡大の影響を
大きく受けた本事業ですが、
上述の包括的な教育環境改善を継続した結果、
さまざまな側面でポジティブな変化が見られました。


例えば、コロナ禍で跳ね上がってしまった
ネニュンカ小学校の退学率が
29%(2020年)から12%(2022年)まで
大幅に改善されました。


また、コロナ禍で授業に
大きな遅れが出てしまった状況を受けて実施した
学習キット(文具や問題集)の配付活動では、


週末や学校閉鎖中に、
学校開発委員会が中心となって学習キットを活用し、
小規模の学習会を開催するなどの変化も見られました。




学校自らが、
持続性を高めていけるよう開始した
収入向上活動も3年目になり、
各学校で、それまでの収入を再投資する形での
新たな活動も始まりました。


これまでトライ&エラーで学んできたことを活かし、
学校は地域住民とともに収入向上活動を
継続していくことができると私たちも信じています。



食事の準備_ADRA.jpg


学校で行われたイベントに駆け付け、
食事を準備する村人たち



最後に、事業終了時に実施されたインタビューで
村人たちが語ってくれた変化をご紹介します。



「水汲み場で行列ができているときに
先生が水汲みに来たら、
私たちは先生たちを先に通すようになりました。


そうすれば先生は、
私たちの子どもたちを教えるために、
学校にすぐに戻れますから 。」



「ADRAの活動を通して
子どもたちにとって教育がいかに重要であるかを
理解しました。


教育が大切であるということは、
つまり私たちにとって先生たちは
とても大切な人たちなんです。」




私たちはこれからもジンバブエの人々、
一人ひとりに寄り添った教育支援活動を
続けてまいります。


2022年4月から開始している
ゴクウェ・ノース地区の隣り、
西マショナランド州ニャミニャミ地区における
教育支援事業についてもご報告をしていきますので、
楽しみにしていてください!


ジンバブエ事業は、皆さまからのご寄付のほか、
日本NGO連携無償資金協力の助成も
受けて実施しています。


今後もどうぞ皆さまの温かいご支援を
よろしくお願い致します。



(執筆:ジンバブエ事業担当 高橋睦美)


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Posted by ADRA Japan at 12:26 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(5/31) ジンバブエ教育・大切な基盤を築く活動にあと一押しをお願いします [2022年05月31日(Tue)]
こんにちは!現在ジンバブエにいる高橋です。

私たちの取り組みを応援してくださっている皆さまに改めて感謝申し上げます。

1.jpg

新規事業地のカリバ地区にあるカリバダムにて
ここは活動地に多いトンガ族の方々の歴史ともつながりの深い場所



近年SDGsが世の中に浸透していく中で、「オーナーシップ」「持続可能性」といった言葉が本当によく聞かれるようになりました。

では私たちはどのようにしたら「持続可能な取り組み」や「支援を受ける人々が当事者としてオーナーシップを持つ活動」を実現することができるでしょうか?


ADRAがジンバブエで目指していることは、地域の村人たちと学校関係者とともにパートナーとして、学校開発を進める基盤を築いていくことです。

そうすることで、私たち外部の支援者がいなくなった後にも、学校と村人たちが自分たちで開発を進めていく力をつけることができるからです。


私たちは村人や学校関係者との対話に根差した活動を通して、この基盤づくりを実現しようとしています。

こうした対話はすでに現地スタッフとともに学校で実践しており、少しずつ変化が見える中で、私たちもとてもワクワクしています。


例えば、今までは学校で校長先生に「こんな問題があって大変なんだよ〜」と言われると、そのまま鵜呑みにして「どうにかしてこの問題をADRAで解決できないかな?」と事業チームで話し合っていました。


しかし、今は「もう少し学校に詳しく聞いてみた方がいいんじゃないか?」という声が現地スタッフから上がるようになり、

再度学校に戻り「前に同じようなことがあった時はどうしたの?」といった聞き込みができるようになってきています。


こうした深堀りができるようになると、学校の校長先生も「実は前は自分たちでこんな風にしてやりくりしたんだよね〜」と思い出すようになり、

そこからADRAが何か言わなくても「あ〜そうか!前もしたみたいに今回も自分たちでやればいいのか!」と発見して自ら動くようになります。


私たちが言う「学校とパートナーとして基盤を築く」というのは、こうした日々の対話の積み重ねの中で学校との関係性を構築していくところから始まります。


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「教員の離職率が大問題!」と訴える先生に過去の具体的な教員数の聞き込みをしている


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学校の過去の取り組みについて校長先生と副校長先生に聞き込みをする現地スタッフ


4月にこのファンドレイジングを開始してから、本当に多くの皆さまに応援いただき、そして温かいメッセージで背中を押してもらってきました。


3年3か月に渡って活動してきたゴクウェ・ノース地区での今後の活動のモニタリングや、4月に開始したカリバ地区での学校訪問において、

事実質問を使った対話を基にする活動をスタッフが少しでも多く実践し繰り返すことで、

地域の方々がもともと持っている自分たちで課題を見つけて取り組む力が今まで以上に発揮されるようになります。


クラウドファンディングもあと残り10時間となりました。


皆さまからの応援が、ジンバブエの遠い村で子どもたちの未来のために奮闘する村人と学校、そして彼らを支えるADRAスタッフの力となります。


どうぞ最後の一押しをよろしくお願いいたします!


【2022年5月31日 23:00まで】
クラウドファンディングにて
皆さまの応援を募っています。

詳細をこちらのページでご覧いただけます。
最後の応援・お申し込みをお待ちしております。


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ジンバブエ事業は、皆さまからの温かいご寄付と、日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています。皆さまのご理解と温かいご支援に心より感謝申し上げます。
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Posted by ADRA Japan at 09:49 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
6人の子を育てる母親が学校建設の作業員に。 [2022年05月25日(Wed)]
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チリサ小学校の校舎建設のアシスタント作業員として
力になってくれたヴィンバイ・マチドさん。

彼女はなんと6人の子どもを育てる母親です。

「この校舎建設を通して専門的な技術を
学ぶことができました。

この仕事がきっかけとなり、建築に興味を持ち、
勉強を続けて3月末に建築の専門試験も受験しました。

試験には合格できると考えています。


私たちの文化では仕事に対する女性への制限が
まだ存在しているので、私の建設作業への参加は
他の女性へのモチベーションにもなりました。」


6人の子育てをし、家事もこなしながら建設作業に
取り組む姿は、地域住民の意識を変えるきっかけに
なったに違いありません。

ヴィンバイ・マチドさんの行動力に私たちも勇気
づけられました。

ひとりひとりの小さな意識の変化は、他の人の心を動かし
やがて大きな変化になっていきます。

残り数日となった今回の企画。
どうぞ最後まで応援、ご支援をよろしくお願いいたします!
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Posted by ADRA Japan at 15:42 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(5/22)ジンバブエの14歳の女の子の夢は「みんなが学校に行けること」 [2022年05月22日(Sun)]
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私たちが取り組んでいる活動に関心を持ってくださる
皆さまに、心より感謝申し上げます。


今、私たちが教育支援に取り組んでいるジンバブエの学校の一つに、
クザイ・チズバラさんという14歳の少女が通っています。

7年制の小学校の最高学年(小学7年生)で、
学校には1時間かけて歩いて通っています。

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クザイさんが通う学校は、以前はかやぶきの屋根しかなく、
天気次第で学校が休校になることも多くありました。


そのため、1年間で学ぶはずの内容の半分しか授業が進まず
他校との教育格差が大きくなってしまう問題がありました。

また、教える先生にとっても過酷な職場環境であるため、
先生が定着しないという課題もありました。


またこの地域は貧しい家庭が多く、子どもを学校に行かせるよりも
労働力として働かせることを優先する家庭も少なくありません。


学校の見た目がみすぼらしく、実際の授業も行われないことが多くて
授業も進まないとなると、子どもを学校に通わせ続けるのをやめて
退学させてしまう家庭もあります。


学校に通っていない子どもは、1日中畑で働くなど子どもらしい
時間を持てなくなってしまうほか、犯罪組織に取り込まれたり、
犯罪に巻き込まれたりする恐れも高まってしまいます。

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クザイさんの学校は今、立派な校舎が建ち、天候によって
授業が遅れることはなくなりました。


新型コロナウイルスの影響で休校が余儀なくされたときには、
家庭用の学習キットが配付され、授業ができない分の学習を
家で進めることができました。


クザイさんには、尊敬するムラムワ先生という存在もでき、

「ムラムワ先生はとても親切で、適切な指導やカウンセリングで
心あるアドバイスをしてくれるため信頼していています。」

と話してくれるほどです。


学校の休み時間には、「ノホド」や「チュティ」といった
ジンバブエの伝統的な遊びを楽しむ子どもたちの明るい声が響き、
クザイさんもその輪の中で、楽しい時間を過ごしています。

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クザイさんには、学校を卒業した後の大きな夢があります。


「学校を卒業したら、人道的な仕事をして、恵まれない子どもたちが
学校に行けるようにしたいです。

そして、もし学校に行ってない子どもを見かけたら、
学校に行くように絶対に勧めます。

学校の先生にも、立派な学校ができるように助けてくれた
皆さんにもそう約束します。」


と力強いなまなざしで語ってくれました。

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クザイさんのように、学校で学べる喜びを知った子どもたちは
きっと、学ぶことの楽しさや大切さを誰よりも強い言葉で
伝えていくことでしょう。


学ぶ環境が整ったクザイさんの学校が、今後、外部からの
支援がなくとも自分たちの力で適切に運営されていくように、
私たちは今取り組んでいるジンバブエの学校関係者の方々との
対話をあと少し続けたい!と考えています。


今のこの地道な積み重ねが、子どもたちの次の10年、20年を
支えることになります。


皆さまのお支えとともに目標金額を達成し、活動を
やり切ることができるよう、皆さまのお力をお寄せ
いただけましたらとても心強いです!


応援してくださる皆さまに、心より感謝申し上げます。



【お知らせとお願い】
2022年5月31日まで、
クラウドファンディングにて
皆さまの応援を募っています。

詳細をこちらのページでご覧いただけます。
応援・お申し込みをお待ちしております。

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Posted by ADRA Japan at 21:00 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(5/22)上映会付きリターンをご紹介します! [2022年05月22日(Sun)]
こんにちは!


クラウドファンディングをスタートして約1か月、

温かいメッセージとともにご支援をお寄せいただき
感謝しております!


本日は、リターンの一つ、


==============================

C 映画『Poverty Inc〜あなたの寄付の不都合な真実〜』

上映付き座談会コース!|オンライン座談会にご招待いたします 
 

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(画像:https://unitedpeople.jp/povertyinc/ より)

==============================


についてご紹介いたします!



皆さんは今回のリターンの映画

『Poverty Inc〜あなたの寄付の不都合な真実〜』を
ご覧になったことはありますか?


映画の副題にある「〜あなたの寄付の不都合な真実〜」
という言葉を見て、え、私の寄付は大丈夫?と
感じる方もいらっしゃるかもしれませんし、

寄付を募り、現地へ届け、支援を行っている
私たちからしても見過ごせないテーマです。



映画の紹介文章のなかにも、


「貧困援助」がビックビジネスに?

あなたの“善意”が、誰かを傷つけているかもしれない

私たちの「支援」がもたらす問題は?

正しい支援のあり方とは?

途上国とどう向き合うべきなのか?


など、国際協力に関心の高い方には
気になるテーマが並んでおり、


寄付や援助について、深く考える
きっかけになること間違いなしです。



映画鑑賞後の私たちスタッフとの座談会では、
ぜひ率直なご意見やご感想をシェアしていただき、

よりよい支援の形や未来について
皆さまとお話していきたいと考えています!


この映画は2014年制作で、
映画館ではもう上映されていないため、
アマゾンプライムやネットフリックスで検索するなど、

鑑賞する機会を探していたという方も
いらっしゃるのではないでしょうか?


上映会は、
2022年8月のいずれかの木曜日19時からで
調整する予定にしています。


ジンバブエでの活動を力強く応援しながら、
国際協力や支援、寄付のあり方についても考えを深め、
ご自身の寄付の価値を確かめていただけるリターンです。



映画を題材に皆さまと活発な意見交換ができるのを
楽しみにしております!



【お知らせとお願い】
2022年5月31日まで、
クラウドファンディングにて
皆さまの応援を募っています。

詳細をこちらのページでご覧いただけます。
応援・お申し込みをお待ちしております。

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ジンバブエ事業は、皆さまからの温かいご寄付と、日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています。皆さまのご理解と温かいご支援に心より感謝申し上げます。
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Posted by ADRA Japan at 10:00 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
(5/21)学べる喜びがあふれるリムカニくんの願い [2022年05月21日(Sat)]
私たちが取り組んでいる活動に関心を持ってくださる
皆さまに、心より感謝申し上げます。


ジンバブエの子どもたちは、教育に対する思いが
とても強いと感じることがあります。


今回は、アドラが教育支援に取り組んでいる
ジンバブエの僻地、ゴクウェ・ノース地区にある
クシンガ小学校に通うリムカニくんをご紹介します^^


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リムカニ・シマルンガくんは13歳です。

本来であれば小学校は卒業している年齢ですが、
彼は今、小学5年生。


ジンバブエでは様々な事情により、
こういったケースは珍しくありません。


リムカイくんの住んでいる地域はムクウェンヤ村31区という
小さな集落になります。

このあたりでは、水道設備が整っておらず
水を手に入れるのに特に苦労する地域です。


「両親は農業を営んでいますが、天候の変化の影響を受け、
農作物がうまく育たず、両親はとても苦労しています。」と、
リムカニくんは心配そうに話してくれました。


農業だけでは生計を立てるのが難しいため、
日雇い労働でも働いていますが、得られるお金はわずか。
家族を支えるには十分ではありません。


リムカイくんのお兄さんもかつては学校に通っていましたが、
生活の苦しさから中退せざるを得ませんでした。


その厳しい経済状況の中リムカイくんは、アドラの
教育支援事業の後押しもあり、学校に通うことができています。


彼の周りには、様々な理由で今もまだ学校に通えない
子どもも多いため、リムカイくんは学校へ通えていることを
誇りに思っています。


リムカニくんの一日は家の手伝いからはじまります。


早朝5時に起きて、お母さんのために水を汲みに行き、
身支度を整えに、ご飯を食べて、友達とともに
片道5キロの道のりを歩いて通学しています。


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学校では、英語が好きでその理由を
「英語は他の国の人たちと交流できるから好き」と
嬉しそうに話し、


休み時間や昼休みには、
「サッカーをしたり、走ったりするのが好きなんだ」と、
屈託のない笑顔で話してくれました。


好きな先生はチバヤ先生。
教えるのがうまく、明確に説明してくれるので
内容を理解できるのだとか。


「チバヤ先生の教え方は、僕のやる気を引き出してくれるんです」と
語るリムカニくんの目は好奇心で輝いていました。


コロナの影響で学校が休校となっていた間は、
都市部と違ってオンライン環境もないため
勉強が遅れてしまう心配がありましたが、

学校とともにアドラが支援した学習キット
(文房具や特別問題集)を活用して勉強を
続けることができました。


そのときにもチバヤ先生の
「本を読み続け、言葉や表現など様々な練習を
するように」と励ましてくれた言葉を何度も
思い出して、学校が再開する日まで自宅学習に励みました。


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学校が大好きなリムカニくんに
将来の夢や今一番望むことを聞いたところ、
リムカニくんの口からは次から次に言葉が
あふれてきました。


「すべての子どもが学校に通えるようになってほしい。
すべての子どもには教育を受ける権利があります。


今は教育を受けられないことで悪さをする子もいるけれど
教育を受けられるようになれば、子どもが悪さをする
機会も減ると思います。


将来はお医者さんになりたいです。
お医者さんになれたら、家族がよりよい生活を
送れる力になれると思うから。


それに、地域の人々、特に恵まれない子どもたちが
夢を追いかけるのを助けられる人になりたい!


あとは、いい車に乗ることかな!」


リムカニくんの言葉には、学校で学べる喜びを知った
幸せがあふれていました。


そして、教育を受けることで将来の選択肢を広げ、
地域のためにもなりたいという想いを持っている
リムカイくんのことをとても心強く感じました。


ジンバブエには、今も、リムカイくんのように
教育を受ける喜びをこれから知ることになる
子どもたちがまだ大勢います。


アドラが去ったあともこの地域の学校運営が
より良い形で存続し、子どもたちに教育の機会を
提供し続けられる未来につながるよう、

皆さまの応援のもと、しっかりと対話を続け、
寄り添う支援に努めてまいります。


このプロジェクト期間も、残り10日となりました。


活動を応援してくださる皆さまに、心より感謝申し上げます!
皆さまのご支援をお待ちしております。



【お知らせとお願い】
2022年5月31日まで、
クラウドファンディングにて
皆さまの応援を募っています。

詳細をこちらのページでご覧いただけます。
応援・お申し込みをお待ちしております。


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ジンバブエ事業は、皆さまからの温かいご寄付と、日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています。皆さまのご理解と温かいご支援に心より感謝申し上げます。
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Posted by ADRA Japan at 17:00 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
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